2024.4 1

スパルタ結婚相談所　Ⅲ

ブラスは連結子会社である
結婚相談所「be-family」を設立した。

「ビジネスは川上を制したものが勝つ」

ならば結婚式を生業にするウチが
結婚相談所ビジネスに参入することは
ごく当たり前の経営判断と言えるだろう。

しかし。

「これでいいのか。
これで結婚したくともできない
迷える結婚難民を救うことができるのか・・・」

頭の中で、もう一人の俺の声が響く。

そうだ、まだまだヒヨッコとはいえ
俺も長年経営をしてきて会社を上場にまで導いた男。

なのにだ。

いつの間にか自らが信じることを実行する前に
躊躇する社長になり果てていたとは情けない限りだ。

「それって、コンプラ的にアウトじゃない？」

そんな世間の風潮に流されすぎてた。

「コンプラ、コンプラと、いつまで怯えてんだよ、俺」

コンプライアンスの波にのまれて
あれほど流行っていた

「スパルタ結婚相談所Ⅱ」を

ひっそりと閉めていた自分が恥ずかしい。

「再開じゃ～～」

大なり小なり、日本には1000以上の結婚相談所がある。

それでも「成婚率100%」を誇り
他社との違いを鮮明に打ち出す相談所は
ウチだけだと断言できる。

再開初日の朝にやって来た、この冴えない男でさえ
確実に成婚へと導くシステムがあるのだ。

「えっ、社員にこんな制服を着せるなんて
どう見てもコンプラ違反では・・・」

「それこそ、カツだ～」

スパルタがスパルタの衣装を身にまとって、何が悪い！

まずは最強の滋養強壮ウェルカムドリンクサービスで
男の本来持っている動物的本能を呼び覚ます。

むろん、強制的に一気飲みだ。

「ちょっと待ってください、これはなんのまねですか・・・」

と、お客が言いかけたその瞬間こそが

マッチングプランナーの出番だ！

「ごちゃごちゃ言うな。
手段じゃねぇよ、成婚こそが目的だろ！」

「まずは正直に書くんだぞ」

「特技だ、特技があるだろ。
それこそ、お前が成婚するためのカギだ」

「ないんです、僕、平凡なんです・・・」

「バカモン、絞り出せ」

「自分の中の魂の叫びを、絞り出してみろ」

「どうだ、そろそろ出るはず。もう一息だ」

「まぁ、そうはいっても焦りは禁物」

「一服、吸え」

「あっ、ありました！
女で一つで育ててくれた、母の笑顔が見たくて
小さい頃は母親の前でよくやってました。」

「泣かせるな～、お前。
よし、それでいくぞ」

「モノマネとは、やるじゃねえか～」

「懐かしいな～、横山やすしだろ」

「怒るで、しかし～は、やっさんの鉄板ギャグだな」

「おっ、志村のアイ～ンか、泣けるね～」

「ガッチョーンは古すぎるけど、ま、いいか」

「だっちゅ～うの」

「ゲッツ！」

「たけしのコマネチでとどめを刺すか」

「誰なんだよ、もしかしてサンペイですか・・・」

「わかった、もういい。
だいたいお前が子供の頃に
ひょっこりはんはおらんだろ」

こうして最強のスパルタ戦士は誕生した。

俺が会員の中から選び抜いた女と
早ければ秋にはゴールインだ！

今までは自社のみで展開してきたこの事業を
僕の経営者仲間を中心にした社長たちの熱望に応えて
フランチャイズ展開することを決意した。

磨きぬいてきたノウハウだが
俺も日本を愛する男である以上
少子化という国家の危機を救う為に
一肌も二肌も脱ぐのは当然のこと。

「一気加勢に全国展開だ！」

ブラスメンバーは今日４月１日の入社式で
ひとり一人にスパルタの制服を授与するので
どうか楽しみに待っていてくれ。

2023.4 1

どうする達明

「社長は社長の仕事をしろ！」

よく言われる言葉だ。

社長でなくとも
リーダーと呼ばれる人に求められることは
言うまでもなく、決めること。

そう、決断することに違いない。

「どうする、達明」

と、自分自身に問う場面が過去に何度もあったし
今回もその一つに過ぎない。

ならば
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

その格言通りに行動するのみだ。

我がふるさと愛知は
歴史を学ぶには最適の場所だ！

「お前の時代は決断を間違えても
命までは取られんからええの～」（ホッホッホ）

「どうするポーズをとってまで
迷っている場合じゃないりん」（三河弁）

今回迷っていることは
ある日の突然の電話から始まった。

影武者徳川家康（上）（新潮文庫）

徳川家康は関ケ原の合戦で討ち死にしたが
それを家臣が隠し「影武者」が後を継いだという
まことしやかな説があり小説にもなっている。

「家康の影武者役に挑戦してみませんか？」

NHK大河ドラマ「どうする家康」の制作チームが
愛知県在住の５０歳から６０歳の経営者に的を絞り
適役を探しているとのこと。

「河合さんは岡崎だけじゃなく、家康ゆかりの地
静岡でも結婚式場を経営されてますから
まさに適役ですよ」

制作チームに推薦はされたが
これだけの大役となるとオーディションがあるのは
当然のこと。

「まずは馬に乗ろまい」

人馬一体になってこそ、戦国の世を生き抜けるのなら
とりあえず馬と仲良くならんとな。

「突撃じゃ～」

牧場に遊びに来ている方たちの目をもろともせず
大声を出す。

「腹が減っては戦はできぬ。あれは嘘じゃ。
だがワシがつくった江戸前寿司の順番は間違うなよ」

オーディションで寿司問題が出ても不思議じゃない。

「まずは、エビじゃろ～～」

ドラマで何度も出てくる「えびすくい」にちなんで
家康なら間違いなくエビから入るはずだ。

ここは岡崎城。

家康は数々の苦難を乗り越えて乱世を終わらせた。

「どうする、どうするの前に、ワシのマネをせんか。
この大ばか者～」

再び家康公の声が聞こえる！

「ワシの役に松潤を抜擢するとは
NHKもわかっとるの～」（ホッホッホ）

「おみゃーさん、遊んどる場合か～」

「ここはひとつ、えびすくいでお許しください」

「ええ加減にするだに～」

幼き頃、人質として各地を転々とした家康の言葉だけに
訳が分からん方言にも重みがある。

「あらけにゃあ、甲冑を着こなすのじゃ～」

ならばやはり、ここに行くしかない。

「えっ、ここがあの有名な桶狭間・・・」

あまりの小ささと住宅に囲まれた
ごく普通の公園であることに驚く。

子供連れの奥様方の目を気にすることなく
当然ながらビシッと甲冑を着こなす。

「よ～し、いよいよオーディションだがや」

ほぼ完ぺきな家康ポーズ！

元剣道部だけに、刀さばきはお手の物だ！

お茶目な一面も家康にはあったはず！

準備は完璧だ。

オーディションを突破して６月から撮影に入る。

「ブラス社員のみんな、しばらく休むけど
これも世のため人のため。留守を頼みます」

ＰＳ．

「どうする達明」

ブログ全盛期に流行ったこの日の投稿を
ほぼ誰もやっていないのにまだ続けるのか・・・。

意地でやってるのか、好きでやってるのかは
微妙なとこだが、答えは来年を待ってね。

2022.4 1

行くぞ！東証プライム

株式会社ブラスは東証一部市場から
東証プライム市場に移行することを発表した。

「東証プライムって、なんですか・・・」

株式にあまり関心がないみなさんは
今一つピンとは来ないとは思うが
東京証券取引所が新たに決めたルールに基づき
我がブラスは「プライム市場」に移行することを
熟考の末に決めたのだ。

ところが先日、ビジネス雑誌に衝撃の記事を発見した。

「なんじゃ、こりゃ・・・」（松田優作風で）

「ブ、ブラスが最下位だと・・・」

その上「ブラスのウェディング事業のV字回復想定は
バラ色過ぎる」と書いてあるぞ・・・。

「うぇ～～ん」

嘆き悲しんでる場合じゃない。
どうする、俺。

そんな時、投資の神様といわれている
ウォーレン・バフェット先生から直々に電話が入った！

「僕は自分に理解できないビジネスに投資しない。
君はシンプルでありながらも他がマネできないことを
コツコツ積み上げているから投資に値するよ」

「しかし、プライムに堂々と行くには
社長の君を鍛えなおすしかないね」

「まずは、考えて、行動せい」

と、バフェット先生からプライムペンが届く。

「シェー！」

先生の期待に応えるべくペンを持ち
気合を入れて飛ぶ。

「バカモン、右足の靴下を半分脱がんか～」

さすが投資の神様だ。

「ビジネスは細部までこだわらねば」

という教訓を得る。

「次はライムか・・・」

「プライム市場にかじりつけ！」

そんな教えのはずだ。

すもも＝プラム

「バフェット先生も案外、ちゃめっ気があるな」

「こりゃ、酸っぱいわ～」

ひと筋縄ではいかない株式市場の
酸いも甘いもかみ分けろという教えだ。

「なんじゃこりゃ」（再び）

「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム～」

プライムからは外れたような気もしないではないが
「求め続けよ」という深い教えだと理解するしかない。

「これは、もしかして、スライム・・・」

僕が子供の頃に大ヒットした商品ということは

「初心忘るべからず」だな。

「ド、ドラゴンクエストスライムか・・・」

「最弱のモンスターにも、全力で立ち向かえ」

先生の教えが、すぐに理解できる領域まで達してきたぞ！

「さぁ、もう怖いものなしだ」

と、自信を持ったところに贈られてきたのはコレ。

「アカン、細かい作業は苦手なのよね」

「自分ひとりですべてをしようと思うな」

ラストメッセージと共に
バフェット先生の一番弟子がやってきた。

「なぜに、そこまで・・・」

「僕の母の故郷、飛騨の赤カブですね」

「父母への感謝を忘れず、必ずや期待に応えてみせます！」

準備は整った。

「待ってろ、東証プライム」

ムチを入れた馬のいななきと共に
ブラスIR担当の悲鳴も聞こえてきそうだ。

が、しかし、４月１日の朝
新たな挑戦のファンファーレが鳴り響いたのだった。

2021.4 1

河合達明探検隊

大ヒットテレビ番組
「川口浩（ひろし）探検隊シリーズ」が好きだった。

「えっ、なんですか、それ」

ほとんどの読者が知らないのも無理はない。

昭和の古い特番だから。

簡単に説明すると
川口浩隊長が南半球のジャングルを中心とした
世界各地の秘境に猛獣や未確認動物などを求めて
探検をする番組だ。

midlle03

幼い頃の河合達明少年は
手に汗を握りながらテレビの前で正座し
川口隊長が体を張ってサバイバル姿に
強いあこがれを抱いた。

そして今。

「今は亡き川口隊長に成り代わって
俺が立ち上がるしかない」

「何を探しに行くんですか・・・？」

と、アホなことをつぶやいた読者には
まずは一つ目の「カツだ～」

「コロナという疫病を退散させるには
伝説の妖怪アマビエを発見するしかないぜよ！」

我々探検隊は、愛知県の山奥の「しあわせ村」に
アマビエが生息しているとの貴重な情報を得た。

「おい、森の中に何か浮かんでるぞ！」

ほふく前進だ！

「ジャーン！ジャジャジャジャーン」

番組ならここで派手な効果音が流れる違いない。

なんと守り神の向こうに、巨大な大仏が現れる。

「妖怪アマビエの生息地を教えてください」

大仏様より天啓を得た僕たち探検隊は
さらに奥地へすすむ。

「おっ、何かいるぞ！」

アマビエは水辺にいるのか。

番組ではダイナミックなナレーションが入る場面だ。

「カッパ君か～」

貴重な発見だが、今回の目的ではない。

カッパを逃がし
探検隊はさらに奥へ奥へとすすむ。

「もしかして、鬼太郎とねずみ男ですか・・・」

「同じ妖怪仲間ですよね。
アマビエがどこにいるか教えてください」

「あっちにいるよ」

素直に指示に従う。

「アマサンだろ！！」

ねずみ男を信じた俺がバカだった。

「もしかしてそのエビは、エビザベスですか」

そんなブラスネタを呟いている場合じゃない。

一刻も早く、アマビエを探さねば。

三日三晩歩き続けると森の中に草原が広がっている。

「もしかして、あれは・・・」

隊長が先頭を切って突き進む！

「みんな来い！いたぞ～」

「これは、アマ・・・・・・エビかな・・・」

あまりのくだらなさに失笑した読者には
ここで二つ目の「カツ！」を入れなければならない。

「探検はホップ、ステップ、ジャンピング～だろ」

アマサン、アマエビとくれば、次こそ本物に違いない。

「おい、あの大きな木の下に何かいるぞ！」

「とうとう見つけた！
あれこそ疫病を退治する伝説の妖怪アマビエだ～」

河合達明探検隊は命がけの探検の末
とうとうアマビエに出会った。

「美しいお姿ですね、アマビエ様。
コロナという疫病をどうか退治してください」

願いが通じればコロナは終息へ向かうはず。

「俺の手柄と世間の人々は知らなくていい」

人々がマスクを外して
心置きなく飲んで食べて大いに語らい
以前のような日常が戻ればそれでいいのだ。

「探検隊と言いつつ
隊員がひとりもいないじゃないですか」

そんな細かなツッコミに付き合っているヒマはない。

「俺達には次の探検が待っている」

なお、河合達明探検隊に入りたい読者がいれば
かなり厳しい訓練が待ち受けていることを承知の上で
ぜひとも応募して欲しい。

次の冒険は何だ。

「俺たちの旅に終わりはないぜよ」

思いを新たにした４月１日の朝であった。

2020.4 1

エイプリルフールの想い出

長年ブログを書き続けていると
それにまつわる様々な出来事を思い出す。

中でも、2006年4月1日から書き始めた
「エイプリルフールブログ」は思い出深い。

この頃からいろんな企業が
「エイプリルフール企画」を始めて
それに負けじと書き始めたのだと思う。

ま、この手の遊びが大好きなので。

そして今年。

すでにネタを考え撮影までしたのだけど
お蔵入りすることにした。

なので過去の名作選？を
自分で選び掲載しようと思う。

初期の頃はとにかく信じてくれる人が多くて
まじめに反応してくれることが楽しくて仕方なかった。

2008年「ユニバーサルスタジオの軌跡」

４月は新卒の面接と重なるから

「社長さん、さすがです。スゴイですね～」

「でしょ、USJのスターだったよ」（笑）

そんな会話をたくさんした。

2009年のこのブログも思い出深い。

「オランジュは遺跡の中に」

「びっくりして、新聞をチェックしまくりました」

とか

「ネットで検索しても、出てきません・・・」

大まじめに聞いてくるから
もう、してやったりの気分だった。

当日まで４月１日だと
忘れていたこともあった。

2011年「BKB４８」

研修中の新卒社員を
急遽登場させたことが以外にウケた。

ホントにオファーも来たしね（笑）

中期の作品で気に入っているのがこれ。

2014年の「ラブ・ブリッジ」

この頃になると誰も信じてくれないから
ひたすらバカバカしさを追求した。

「好きだな、ラブブリッジ」

そろそろ実現してもイイかなと思う（マジで）

近年のブログだと上場後だったので
久々に信じてしまった人が続出したのがこれ。

2016年「G7伊勢志摩サミット」

時事ネタを使い
脇役の名演技が光るシブイ作品だと思う。

さて新年度に入り
不安な空気がなお一層広がっている今日この頃。

家にいる時間が多いの思うので

「アホなことやっとるな～」

と、呟きながら
流し読みしてくれたらうれしいです。

PS.
先月の中旬に
休業中の東京ディズニーランドに呼ばれた。

「河合さん、よければウォルトに代わって
世を勇気づけてください！」

ミッキーと共に誰もいないランドに向かって
コロナの一日も早い収束を祈る。

「４月のカレンダーは僕とミッキーです」（自慢）

2019.4 1

新規事業始まる！

「他社のマネはしない。
結婚式業界でブラス独自のスタイルを
積み上げていくのだ」

そんな姿勢を貫いてきた。

が、しかし、新規事業への挑戦となると
まずは成功している企業のマネから入ることも
また良しだと判断した！

「もろにパクリじゃないですか！」

そう呟いた読者に
まずは「アホか」と言いたい。

「中身までマネるとは、言ってないぞよ！」

今日はプレオープン日。

まずはサラリーマン風の男が
ふらりとやって来た。

「いらっしゃいませ」

にこやかに迎えるのは基本だ。

しかし。

「いきなり、ビンタ」

説明せねばなるまい。

お客様にアントニオ猪木張りの闘魂を注入するのには
当然訳がある。

太古の昔
「肉を食らう」とは
人にとってどれだけ大変だったか。

それに想いを馳せれば
おのずと答えは出る。

「野生の本能を呼び覚まさない限り
真の肉は味わえない」

「いきなりタツアキ」の理念と言っていい。

「いきなり、着替え」

ネクタイを締めてちゃ話しにならないし
野生の本能を呼び覚ますことなどできるはずもない。

「えっ、普通のお客はイヤだというでしょ」

そう呟いた読者には張本勲バリの
「カツ！」を
今年も入れなければならない。

「結婚式業界のウォルト・ディズニー」
と呼ばれているこの俺を舐めてもらっちゃ困る。

「やれば、できる」

続いて「いきなり、座禅」

聡明な読者なら既に気付いたと思う。

「生命を食らう感謝の気持ちを持て」

創業者として事業にメッセージを込めることは
現代社会では当然のこと。

座禅を愛したスティーブジョブスも
草葉の陰で感動していることだろう。

「いきなり、縄跳び」

もはや説明の必要はあるまい。

「腹を減らさなきゃ、肉も美味くないぞよ」

「いきなり、ニンニク」

当然、生で食らう。

この時点で感動の涙が流れることは
間違いなしだ。

こうなるとお客様に
キロ単位の肉を提供するのはもうカンタン。

「いきなり、食わせる」

「高単価な肉×スピーディーな回転」

自分でいうものなんだが
完璧なビジネスモデルなのだ。

「よ～し、全国展開だ！」

お客様の晴れやかな笑顔を見て
事業の成功を確信した。

当然ミシュランの三つ星は堅いだろう。

「みなさん、予約を急いでください！！」

2018.4 1

スパルタ結婚相談所　Ⅱ

結婚平均年齢は男女ともに30歳を超え
生涯未婚率は上昇するばかりだ。

そこで少子高齢化という
日本の国の大問題を解決するために
2015年4月1日にブラス直営の結婚相談所をオープンした。

第一段階として結婚するカップルを増やさねば
人口減少を食い止められないからだ。

しかしその結婚相談所は現在も
一店舗だけでひっそりと営業している。

「どうして多店舗展開ができないのだ・・・」

自問自答してみる。

「スマートフォンの普及に伴う
現代の流れに逆らっていたのではないか」

そう、対面のマッチングだけでは
結婚式の数を飛躍的に増やすことはできない。

こんな当たり前のことに気付かないとは
どうした、俺。

「よし、勝負に出るぞ！」

東証一部上場企業として
結婚式業界全体のことを考え
行動することは当然のこと。

「確実に結婚式の数を増やすにはどうすればいいのか？」

僕なりの答えが、今日オープンしたこの店舗だ。

「スパルタ結婚相談所Ⅱ」

今回はＳＥＯ対策もネット広告も完璧に対応したので
朝からすでに順番待ちだ。

「マッチング率１００％」

このうたい文句に嘘はない。

しかし、千里の道も一歩から。

朝一のお客様に全力を尽くすのみだ。

「ふふふ、ちょうどいい具合にブサイクな男が来たな」

まずは写真撮影だ。

言うまでもなく、この写真では誰もクリックしない。

これがウチのテクニックだ！

「これは、インチキでしょ・・・」

そう呟いた読者には
今回も「カツ」を入れなければならない。

出会うことさえできれば
この後のトレーニングでなんとでもなるのだ。

まずはウェルカムのスッポンドリンクで
やる気を高める。

なんのかんの言っても
男のひと押しが勝負の分かれ目になるからだ。

そこに満を持して
マッチングプランナーの登場だ！

「お前の結婚は、俺に任せろ」

古代スパルタの兵士は
３０歳になるまで結婚が許されなかった。

しかし３０になると強制的に妻をめとるのだった（映画３００より）

スパルタ式に結婚させる
この経営理念は間違ってないはず。

「では、コンサルを始めるぞ」

名前は。

「武藤ショウタです」

「ダメだ、名前を変えろ。その名は弱すぎる」

「では・・・、武藤ケイジはどうですか？」

「舐めてんのか、結婚を！強すぎだろ、バカ」

「す、すみません。
では、武藤ムトゥはどうですか・・・？」

「いいね～、韻を踏むとはなかなかやるじゃないか」

その調子だ。

「おいムトゥ、太古の昔から女子は
なんのかんの言っても面白い男が好きだ。
お前のギャグを見せてみろ」

　「シェ～か」

古いにも程があるぞ、次。

　「ゲッツ」

確かにダンディ坂野はこれだけで10年食ってる。

しかし、まだ弱い。

　「コマネチ！！」

世界の北野の18番だな。

これなら、ウケる。

「よ～し、笑いの後は一気に口説け」

ウチのアシスタントプランナーを
攻略したなら、怖いもんなしだ。

「自分なりに、やってみろ！」

「おおっ、壁ドンか～」

なかなかやるじゃないか。

「馬鹿っ、そこまでいくと」

「ハハハッ、それでいいのだ！」

こうして最強の戦士は誕生した。

スパルタ結婚相談所Ⅱが
自信を持って紹介する最初の女と
ほぼ１００％の確率で結婚することになるだろう。

「よ～し、このやり方で全国展開だ～」

ブラス第二の柱が誕生したのだ。

2017.4 1

あの鐘を鳴らすのはあなた

1831年、文豪ヴィクトル・ユゴーは
「ノートルダムのせむし男」を書いた。

そう、ディズニー映画にもなった
あの「ノートルダムの鐘」の原作だ。

そして劇団四季の最新作もこれ。

「そうか、鐘を鳴らすことは
人にとって昔から神聖な行為だったんだナ」

そう思わずにはいられない。

４月７日に東証一部上場を控え
再び「東証の鐘」を鳴らすことになったからこそ
思い浮かんだのだろう。

「マザーズ上場の時は隠し持っていた
ピコピコハンマーを出す勇気はとてもなかったな・・・」

寝る前にそんなことを考えていたら
僕に天啓ともいえるひらめきが生まれた！

良いアイデアが生まれるのは
「馬上・枕上・厠上」と
中国では古くから言われているとおりだ。

僕はガバッと布団から起き上がり
「今度こそ、東京証券取引所史上
空前絶後の～、鐘を鳴らすんだ」

固く心に誓った僕の枕元に
「ノートルダムのせむし男」が現れた！

「お前なら、やれる。
ただし、鐘を鳴らすための修業をするのじゃ」

翌日から血の滲むような特訓が始まった。

「大リーグボール養成ギプス」

まずはパワーが必要なのは
言うまでもない。

「次は鐘を突くための技術だな」

これだ！

「餅つき１０００回」

きっと読者諸君はここで

「そんなことやっても、実戦ではとても使えないね」

そう呟いたことだろう。

「俺を誰だと思っているんだ」

そんなことはガッテン承知の助（古っ）

「本物の寺の鐘10000回」

そしてお寺の鐘をよ～く見て欲しい。

「なに、この変な角が生えている鐘？」　

そう呟いた読者諸君には
また今年も張本勲バリの「喝っ」をいれなければならない。

「名古屋の由緒正しきお寺にある
岡本太郎作の歓喜の鐘だぞ！！」

ここまで来ると
僕の心の中に大きな自信が芽生えてくる。

「あと、少しだ」

「エアー・達明」

「あの鐘を鳴らすのはあなた、熱唱」

「サァ～」

鐘を打つ時の声は
愛ちゃんを真似るしかない。

さて、東証一部上場の鐘を鳴らした社長は
約２０００人。

「ここまで努力した男は、お前ただ一人じゃ」

僕は来週の金曜日
あの東京証券取引所で
空前絶後の鐘を鳴らすことになる。

きっと東証の観覧席は
この鐘を一目見ようと一杯になることだろう。

４月７日午前１２時。

みなさんもぜひ、東証にお越しください。

2016.4 1

G７伊勢志摩サミット

さてご存知のように
G7伊勢志摩サミットの開催が迫っている。

「三重県が今、熱い」

この年に
四日市と津に出店するとは
我ながら「持ってる会社ブラス」と言わざる得ない（自慢）

そして勢いがあるときは
いい話しが舞い込むもの。

一昨年のスキーイベントで仲良くなった
安倍総理大臣の奥様
昭恵夫人から直々に電話が掛かってきた。

「河合さ～ん、お元気。
昭恵ですけど、お願いがあるの」

「昭恵さんと日本の為なら
河合達明、命に代えてでもやり切る覚悟はあります」

「あらっ、心強いわ。
じゃあね、G７各国首脳のランチ会を
お宅にお願いしたいけど、どうかしら」

「光栄です。
どんなランチ会をすればいいのですか」

「そこなのよ～、普通じゃダメよ。
そうね～、三重らしく
サプライズ満載でお願いしようかしら。

もちろん『お・も・て・な・し』も忘れちゃイヤよ」

その日から
プロジェクトチームを発足し
血のにじむような訓練が始まった！

そして今日
ブラスの誇る精鋭たちが集まり
実戦さながらの予行演習を行ったのだ。

まずは一番初めの
お出迎えが重要であることは言うまでもない。

「なんですか、これ・・・？」

そうつぶやいた読者には

「想像力の翼を広げろ」

と、岡本太郎なら激昂するに違いない。

「サミット＝サン・ミット」

まだわからいのか！

「サンミットだよ、サンミット。
三つのキャッチャーミットだ」

「さすがに日本のおもてなしは奥が深い」

ここでドイツのメルケル首相あたりは
驚きの声を上げるはずだ。

そしてなんだかんだ言っても
この人のハートをガッチリつかまないと
成功は有り得ない。

「おもてナシ、でございます」

退任間近のオバマ大統領へ
心を込めたオマージュなのだ。

さて、いよいよ
スペシャル料理を提供する時間だ。

海女さんと伊勢海老の
最強コンビをここで披露し
安倍総理自ら各国首脳へ
サービスをしてもらうサプライズなのだ。

「イッツ、スモ～ル」

そのツッコミをもらえれば占めたもの。

安倍総理のお笑いセンスに
英国のキャメロン首相も一目置くに違いない。

さらに三重県の歴史を語る時
欠かすことのできない彼らを呼ばねば
とても「おもてなし」とは言えない。

分身の術だ。

手裏剣を切るスピードで
ニンジャエールを作れば
このG7サミットランチはもう完璧。

「よ～し、当日は自信を持ってやろうぜ！！」

G７伊勢志摩サミットの成功は
僕たちの肩にかかっている。

「みなさん、応援よろしくお願いします」

2015.4 1

スパルタ結婚相談所

結婚式業界にとって
最大の問題点を一つ上げろと言われたら

「結婚しない人の増加」

に尽きる。

あえての独身なのか
結婚したくてもできないのか
それはどっちでもいい。

とにかく僕たち結婚式屋は

「結婚してもらわなきゃ、困る～」のだ。

先日結婚式業界の集まりで
頭にダーバンを巻いた有名な会長から

「河合くん、あんたなんとかしなさいよ」

そんな脅しにも似た、指令を受けた（汗）

「これはやるしかない」と腹をくくった。

さて、どうしたらいいのか・・・。

「そうだ、単純に結婚相談所だ！」

ウェブサイトで調べに調べる。

すると驚いた。

全国に信じられないほど
沢山の会社があるのだ。

「おおっ、それぞれに工夫してがんばってるな」

ところがだ。

２１歳で司会者デビュー以来
沢山のカップルの出会いから結婚までのプロセスを
こと細かに聞いてきた僕の目をゴマかすことはできない。

「はは～ん、そうか。原因はこれだったのか！」

すぐさま受話器を取る。

「会長、わ・か・り・ま・し・た・よ。
僕にお任せください」

「スパルタ・結婚相談所」

そうなのだ。
僕の出した結論はただ一つ。

「スパルタ式に結婚させる」

これを経営理念として
全国にフランチャイズ展開するのだ！

まずはマッハのスピードで
ブラス本社ビルに１号店をオープンする。

するとすぐさま
最初のお客様がやってきた！

「気の弱そうな男子だな。
よし、こいつはスパルタ式で結婚すること間違いなしだ」

まずは２８階のサロンまで
階段を使うことを指示する。

「その時点で、客は帰るでしょ」

そんなツッコミを入れた読者諸君に
僕はあえて言いたい。

「アホかと」

必ず階段を登る仕掛けがあるのだ（企業秘密）

そして喉が渇いた客は
「ウェルカム青汁」を一気飲みすることになる。

「ここは、今までの結婚相談所と違う」

客の期待が高まったところで
結婚マッチングプランナーの登場だ。

「お前を必ず結婚させる」

古代スパルタの兵士は
３０歳になるまで結婚が許されなかった。

しかし３０になると強制的に妻をめとるのだった（映画３００より）

それにあやかってのスタイルだ（自画自賛）

一気にスパルタの信者になった客は
ここから結婚への道を突っ走ることになる。

「それって、霊感商法では・・・」

そうつぶやいた読者諸君にも
張本勲バリの「喝っ」を入れなければならない。

「これぐらいの荒療治をしないと
日本の少子化は食い止められないぞ」と。

こうして最強の戦士は誕生した。

スパルタ結婚相談所が
自信を持って紹介する最初の女と
ほぼ１００％の確率で結婚することになるだろう。

「どうやって女性会員を集めるのですか、社長」

それこそがスパルタの真骨頂なのだが
どうやら紙面が尽きたようだ。

また明日のブログで。

2014.4 1

ラブ・ブリッジ

若者の間ではサプライズ文化が定着している。

研修で新入社員から
「人生の想い出の一日」について
それぞれから２分間スピーチをしてもらった時
そう痛感した。

誕生日やアルバイトの最終日などなど
場面に合わせて感動を演出している。

「やるな～、若者たち」

僕たちの頃とは隔世の感がある。

ひるがえってサプライズの宝庫
結婚披露宴ではどうか？

「僕らはまだまだ甘いのかもしれない・・・」

友達からの映像作品などには
目を見張るものもある。

が、主役同士のサプライズが
もう一つと言わざる得ない・・・。

それでも新郎から新婦へのサプライズは
定番で十分涙を誘う。

ネックレスや指輪
花束を贈るだけでサプライズ感はある。

日頃そんなそぶりも見せない彼なら
なおのことだ。

問題は新婦から新郎へだ。

ウェディングプランナーが相談を受けるのも
この場合が多い。

そこで僕は立ち上がった！

ブラスオリジナル
新婦から新郎へのサプライズ演出をつくろうと。

そしてブラス幹部陣ともミーティングを重ね
実現一歩手前までこぎつけたのだ。

それが名付けて

「ラブ・ブリッジ」

説明しよう。

「ラブ・ブリッジ」とは
「ブーケ・ブートニアの儀式」で
新郎が新婦にブーケを渡すために渡る橋の名前。

大勢のゲストがお二人を囲む中
新郎が野に咲く花を摘んでブーケを作り
新婦に改めて愛を告白するのだ。

ただ一つ
ラブ・ブリッジにはゲストも新婦も知っているが
主役の新郎だけが知らない秘密がある。

今日は幹部陣を集め
本番さながらに
実験をしてみた。

「西川、まずは
何も言わずに
ラブ・ブリッジを
新婦めがけて
渡ってみろ。
いいか
思いを込めて
橋を渡るんだぞ！」

そう言い聞かせて・・・。

「見事な落ちっぷりだ！西川」

これぐらい派手に引っかからないと
ゲストの爆笑は誘えない。

「次、鷲野支配人も試してみて」

「いいね～、やっぱり落とし穴はサプライズの原点だよ」（笑）

記録フィルムを回す
下川総支配人も満足げだ。

「社長もやらないと、プランナーは提案しませんよ」

「確かにそうだ。わかった、俺もやる」

「こりゃいけますよ、社長！」

見守るスタッフからも絶賛の声が飛ぶ！

「パンツまでビショビショだけど、大丈夫かな・・・」

「いや、そこまでやらないと
今の若者には通用しませんから」

確かにそうだ。

「よしっ、ラブ・ブリッジを全店に建設だ～」

ブラスウェディングプランナーと
これからウチで結婚するお客様へ。

「これが、正真正銘のサプライズです！
結婚式にラブ・ブリッジ。
他社がマネして定番になる前に
ぜひ実施してください。
僕も全力でサポートしますから！！」

2013.4 1

名古屋の為に

一ヶ月ほど前のこと
突然僕の携帯に電話がかかってきた。

「日本維新の会の橋下です。
4月7日(日)に告知され、4月21日(日)を選挙投票日とする
名古屋市市長選に出馬してください！」

「ええっ、どうして僕に白羽の矢が立ったのですか？」

「河合さん、言うまでもないでしょ。
結婚式の街、名古屋のリーダーはあなたしかいない」

「しかし、わたしに何ができるのですか」

「ふふふ、少子化は国の責任です。
そして人口が減って栄えた国は一つもありません。

ならばあなたのチカラで、結婚するカップルをもっと増やし
子どもを産みたい人が自由に子どもを産み
安心して子育てができる社会を名古屋からつくるのです！」

「だとしても、名古屋には名古屋弁の神様
河村たかし市長がいますけど・・・」

「何を言ってるんですか（怒）
気さくな６４歳には引退願って
これからは、ナウい４７歳河合たつあきの時代です！」

忙しい日々が始まった。

選挙プロジェクトチームを結成し
選挙事務所も開いた。

橋下徹先生と石原慎太郎先生にも面会し
叱咤激励された。

いてもたってもいられず
河村たかし現市長に負けじと
自転車に乗り
名古屋市を走り回り
存在を猛アピールした！

そして今日
とうとう初の選挙演説に挑んだのだった。

場所はもちろん、名古屋駅前。

街ゆく人々の前で
マイク片手に
堂々たる「落選確実」いや
「当選確実選挙演説」だ！

「えー、私がこの度
日本維新の会の推薦を受け
立候補いたしました
河合たつあきです（大拍手）

みなさまの前で
声高らかに宣言させていただきます。

私が名古屋を、この愛する名古屋を・・・・」

あらんかぎりの力を振り絞り
聴衆に訴えた！

我ながら、すべてを出し切ったと言っていい。

この演説がのちに伝説になるのか
はたまたすっかり忘れられるのか
それは４月２１日に決まる。

「名古屋市民のみなさん
河合たつあきに清き一票をよろしくお願いします」

もちろんブログにも
応援コメント大歓迎です！

2012.4 1

悲しけりゃ、ここでお泣きよ

ここのところ説明会や大きな会議の中で
ついつい

「bーカフェにお客様が来ないのよね」

と、呟いてしまう。

丸の内のど真ん中にあり
おしゃれで飲み物が美味しく
笑顔サービスも素晴らしいのに。

「どうしてなんだ・・・」

結果が出ない時
何かしらの手を打つのが
社長の仕事。

ならばどうする、俺。

「よし、ここは思い切って、ウチらしいお店にしよう！」

考えに、考え抜いて、決めた。

明日からｂ－カフェ改め

「失恋レストラン」として再出発する。

失恋レストランとは
失恋をしたお客様がやって来るレストラン。

そう、あの昭和の名曲
「失恋レストラン」からヒントを得たのだ！

悲しけりゃここでお泣きよ　涙ふくハンカチもあるし
愛がこわした君の心を　やさしく包む椅子もある

どうですか！みなさん。

人々が癒しの場を求める
こんな時代だからこそ
失恋レストランなのだ！

マスターはもちろんこの人しかいない。

ブラス2期生にして
数々のフラれ伝説を持つ男、吉田典弘。

お客様はマスターに失恋の話をする。

そしてマスターはゆっくりと話を聞き
ポッカリあいた胸の奥に、つめこむめしを食べさせるのだ。

好きな女に裏切られて
笑いを忘れた男性もやってくるだろう。

そんな時こそ、失恋レストランだ。

これは絶対に流行る！

そしてお客様の傷が癒えたのなら

ネェ　マスター　唄ってやってよ　痛みをいやすラプソディー

僕が登場し、この「失恋レストラン」を共に歌うんだ。

いいね、失恋レストラン。

新装オープンは明日の11時。

僕とマスターは
失恋の傷を癒しに来るみなさんを毎日待っている！

そして吉田マスターは
みんなが帰ったそのあとで

「ひとり失恋レストラン、まだ恋したこともない」

と、歌うのだった（笑）

ＰＳ．
今日のミエクロ結婚式司会の話は
明日のブログに書かせてください！

諸事情により（笑）

2011.4 1

BKB４８

男なら、誰しも一度は
ボディビルに興味を持つ。

そんな時期があるはずだ。

「マッチョになりたい」

が、しかし
ここまでやろうと思う男は少ない。

しかし中には
鍛え始めると訳が分からなくなり
気づくと全身にサラダ油を塗っている。

そんな男もいる。

女性は胸板が厚い男が好きだけど
サラダ油を塗った男は嫌いとわかっていてもだ。

「やるならトコトンやろうぜ！」

そんな訳で僕らは決心した！

祝い餅つき「めでたや」に続く
ブラスメンバーによる
結婚式オリジナル新演出の発表だ。

見て欲しい、このナイスポーズ&スマイルを！

BKB(ブラス・かわいいい・ボーイズ）４８の結成だ。

BKB48とは
河合達明氏による新たな結婚式プロジェクト。

いま、最もエネルギーあふれる会社
ブラスから新たなマッチョアイドルを誕生させる。

コンセプトは
『結婚式で会えるアイドル』

ブラス社内オーディションによって選ばれた
１０人（河合を含む2011年4月現在）のメンバーが
ブラス各会場の結婚式で毎週ステージを行いながら
結婚式を盛り上げ全国デビューを目指す。

今年秋の結婚式シーズンに向けて
過酷なトレーニングが始まった！

そしてメンバーには
小さくて真っ赤なパンティーと
ボディビルダー用オイルを僕から手渡した。

その時、それぞれのメンバーの胸に
熱いものがこみあげてきて
涙があふれ出たのは言うまでもない。

「俺たちは、やる」

日本の結婚式をもっと盛り上げるために。

ブラスウェディングプランナーのみなさんは
堂々とお客様にすすめて欲しい。

「お色直し入場後は、BKB４８で決まりです！」と。

デビュー日は８月の三河地区展示会。
場所はトヨタのアージェントパルム。

ご予約と詳細は
それぞれの担当ウェディングプランナーまで
お問い合わせください！

2010.4 1

スタジオアルタ再び

昨年末の「笑っていいとも出演」を覚えているだろうか？

有名人と同じ名前の社員が
沢山いる会社ということで
いいともに出演したのだ！

僕はジャーマネとして
松本いよと伊藤みさきを連れていった。

それで思わぬ出来事言うか
計算通り？というか
僕も全国ネットでド～ンとテレビに映った！

オリラジのあっちゃんから

「な～んだ、社長は普通だけど、面白い会社だな」

などと突っ込まれながら
オードリーの春日からもいじられた・・・。

それはともかく
人生はなにが起こるか分からない。

テレビ業界は広いようで狭く
その番組製作会社から再び電話がかかってきたのだ。

「河合社長、フジテレビ春の新番組
ドンブリア宮殿に出演して下さい」

「ええっ、何ですかドンブリア宮殿って？」

「ウチはバラエティが看板です。
テレ東のカンブリアがまじめな経営者番組だとしたら
ドンブリアは、あくまでお笑い経営者を紹介するんです」

「お笑いですか・・・・
自分ではカンブリア系だと思ってるんですけど・・・」

「何を言ってるんですか、河合社長！
ドンブリアファイルNo.1は、あたなですよ」

ということで
今度はウチの松本いよを
ジャーマネにし
再びスタジオアルタに参上した！

パーソナリティは
ダイワマンでおなじみの
役所幸司さん。

まずはディレクターから
細かい指示がある。

「役所さんもスポンサーのダイワハウスさんに合わせて
ダイワマンを着るので
河合社長も、かぶり物でお願いしま～す」

「ええっ、マジですか・・・？」

「ドンブリアですからね～、それぐらいは当然です」

ディレクターから
サムライのヅラかクマのプーさんか
どちらがお好みですかと聞かれ
迷わずヅラを選択する。

その後は入念なリハーサルを繰り返し
いよいよ役所幸司さんと対面だ！

そして笑っていいともと同様
スタジオアルタには抽選で当たった
観戦希望者が押し寄せてくる。

しかもドンブリア第一回の収録ということもあり
全員が丼ぶりを持っているではないか（意味不明）

異様な雰囲気の中
とうとう収録が始まる。

史上初のお笑い系社長登場番組「ドンブリア宮殿」

一体どんな番組になるのか！

オンエアーは４月２６日（月）

この日を境に
僕の人生は大きく変わる！！

ご期待下さい。

2009.4 1

オランジュは遺跡の中に

愛知県日進市にあるオランジュ：ベールは
岩崎山の麓にある。

その昔、織田信長が建てた
岩崎城がある由緒正しき土地だ。

その小高い山が
小学校を建設する為
削られることになった。

今日は午後四時から
その説明会に呼ばれ
山に登った。

市の担当者や現場監督から
建設概要の説明がある。

幸いオランジュに影響はなくひと安心だ。

帰ろうとしたその時
僕の足がぬかるみにはまった・・・。

「うわっ、大事にしている靴が大変だ～」

と、思ったのもつかの間
足に何かが当たる。

なにか感じるものがあった。

野生の勘が働き
無我夢中で手を入れる。

慎重に、慎重に掘る。

「これは、もしかしたら・・・」

手にした瞬間
歴史の重みが
壷から痛いほど伝わってくる。

オランジュに持ち帰り
ネットで調べてみた。

「おおっ、これはもしかしたら
スゴイ発見かもしれない」

背中に電流が走る。

しかし、どうしたらいいのかわからない。
この未確認ながら大発見を・・・。

ネットでもう一度検索する。

すると、すぐ隣の愛知淑徳大学に
弥生式土器の研究家
下山教授がいることが分かった！

すぐに連絡を取ると

「それなら、すぐに来なさい」

と、おっしゃる。

「河合さん、ワシも長いこと
遺跡の発掘をしとるがの～。

これほどまでに完璧な形の土器は
みたことないだに～」

下山教授がチカラを込めて呟く！

「たぶん、河合土器
と、名付けるじゃろう」

「ええっ、僕の名が歴史に～～～」

噂を聞きつけた
下山ゼミの学生が集まってくる。

「スゴイよ～、これは」

興奮する学生さんを見て、実感がこみ上げてくる。

今日４月１日は
僕にとっても、下山教授にとっても
歴史的な一日になった。

そして明日の朝刊に、この記事が掲載される。

みなさん、チェックしてくださいね！

2008.4 1

ユニバーサルスタジオの軌跡

朝６時。

娘に叩き起こされ
寝ぼけ眼で岐阜羽島駅から新幹線に乗った。

新大阪からJRに乗ったら
そこはなんと

「女性専用車両」

周りの冷たい視線に
眠気が一気に吹っ飛ぶ・・・。

そんなのあるなんて
大阪はやっぱり外国だ。

９時過ぎに
ユニバーサルスタジオに着く！

張り切っている娘に悪いから
ちゃんと遊ぼうと決め
いきなりジュラシックパークに向かう。

大量に水を浴びる。

隣のおじさんは
甘く見たのかびしょ濡れだ。

やっぱりポンチョは必需品だね！

そして今日の目玉。

４月１日からユニバーサルスタジオが
総力を結集して始めた新企画

「あなたもジョーズの船長！」

１日限定で５名の来場者が
１時間だけ
ジョーズの船に乗り込み
案内船長になれるのだ！

午前１０時。

希望者３００名がオーディションに集まる。

まずは一次審査のくじ引き。
５０名に絞られる。

もちろん強運の僕は軽く突破だ！

二次審査は原稿読み。

当たり前だが、司会者の僕が落ちるはずがない！

ここも軽く突破！
２０名に絞られる。

ここからは精鋭ぞろいだ。

三次審査は演技力が試される。

迫真の演技で
審査員にアピールする。

ここまで来ると
そうとう緊張感が高まる。

得意分野なので、ここも突破だ！

最終審査はいよいよ本番と同じ事をするのだ。

審査発表。

「ええっ、１位で合格したのは
愛知県からお越しいただいた
河合達明さんです」

やった！
これでジョーズの船長だ。

素晴らしい経験だった！

誰よりも熱いアナウンスで
ジョーズを１０匹ほど
やっつけた。

そしてマンダリンポルトの前の海に
ジョーズを再現しようと決めたのだった！

毎年４月１日は、本当に楽しい。

2007.4 1

さよならの向こう側

1980年、山口百恵は
「さよならの向こう側」
を歌い引退した。

白いマイクをステージに置いのだ。

「さよならのかわりに～～～」

熱唱が今も心に響く。

（若い読者はまったくわからないでしょうが・・・）

2007年４月１日。

同じくマイクを置いた
歌手ではなく
司会者がいる。

引退の理由は
ただ一つ。

「突発性声裏返り症候群」

大事な場面になると
突如として
声が裏返る病気だ・・・。

原因はまったくわからない。

日常生活に支障はない。

が、司会してると
「それでは新婦からお手紙で、すぅぅぅうう」

ってなるのだ。

今日のラスト結婚式司会は
かろうじて持ちこたえた。