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アマンダと僕

一番好きな映画館であり
上映前にブラスのCMが流れる
ミリオン座」という映画館がある。

名古屋駅から地下鉄で一駅目にあり
伏見駅から徒歩一分の場所にある。

そこがちょっと前に移転した。

前は御園座の裏にあって
なかなかイイ感じの佇まいだっただったので
移転は少し残念だった。

だけど新しい場所も悪くないし
スクリーンも一つ増えて四つになったので
良いことの方が多いけどね。

177512_02

しっかりとブラスのCMを確認し
(たったの15秒ですけど)
観た映画が「アマンダと僕

フランス映画で舞台はパリ。

悲劇的な話しなのに
映画は淡々とすすむ。

アマンダと僕(ダビッド)の日常を追いながら。

そこがイイ。

少女であるアマンダの揺れ動く心や
ダビッドの感情が変化していく様を
大げさに表現するのではなく
丁寧に丁寧に描いていく。

「僕が若い頃、ダビッドと同じ境遇になったら
どんな判断をするだろうか」

今の自分なら同じ選択をする自信がある。

しかし

「25歳の時の僕ときたら、未熟すぎた」

きっと自分を優先してしまっただろう。

予期せぬことが起こるのが人生であり
自分で決められないことが人生の大半だと思う。

「ならば、川の流れに身を任せよう」

流れに逆らうより
ゆっくりと流れていけば海にたどり着くのだから。

いい映画だったナ。

ブラッククラウンズマンな運び屋

いい映画を観たなら
忘れずに書いておかないとあとあと困る。

映画の話しになった時に思い出したいし
アウトプットは話すか書くしかないから
自分のためにですけど。

まずは「運び屋

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なんと88歳のクリント・イーストウッドが
監督をして主演をしているのだ!

演じるのは90歳で麻薬の運び屋をしていた
実在の人物だ。

昔はもの凄くカッコよかったイーストウッドが
見事に年老いている。

そりゃ爺さんだからしょうがない。

でも、それがイイ!

映画はハラハラドキドキしながらすすみ
徐々に刑事が「運び屋」を追い詰めていく。

でもじいさんは、ひょうひょうとして楽しそうだ。

「俺もあんな爺さんになりたいな〜」

もちろん麻薬の運び屋じゃない(当たり前)

なぜ90歳に手が届く今も映画をつくり続けているのか。

「楽しいからに決まってるだろ」

車を運転しながら歌を歌う姿は実に楽しそうで
そう言っている気がしたナ。

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もう一つはこれ「ブラック・クランズマン」

スパイク・リー監督の最新作で
いろんな賞を取っている話題作だ。

そしてこれも「白人至上主義団体KKK」に入会した
黒人の実話をベースに作られているとのこと。

「これがホントにあった話なんだ・・・」

僕たち日本人には信じがたい。

実に荒っぽい映画だけど
これを真から楽しむには
やはりアメリカの歴史を知る必要がある。

「もっと、勉強しないといかんな〜」

エンターテイメントを楽しむには
教養が必要だという当たり前のことを
思い知らされたのだった。

グリーンブック

アカデミーの作品賞を受賞した
「グリーンブック」をすぐに観た。

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タイトルであるグリーンブックとは
1936年から1966年までニューヨーク出身の
アフリカ系アメリカ人が毎年作成し出版していた
黒人旅行者を対象としたガイドブックだ。

それは当時の黒人が利用できる宿や
お店などがまとめてあり
彼らが差別や暴力や逮捕を避け
車で移動するための欠かせないツールだったとのこと。

この映画が「差別」を主題としていることが
タイトルからわかる。

「重い映画かな・・・」

と、思われては困る。

僕はこの映画がものすごく好きだし
ひとりでも多くの人に観て欲しいから。

何度も笑ったし、最後は
「あれっ、なんで泣いてるんだろう」
そんな気持ちになる
笑いと涙にあふれたコメディー映画なのだ。

この映画の良さをどう伝えればいいのか。

「もうとにかく観て〜」

でいいのだけど
少しだけ解説をして読者諸君を映画館へ誘いたい。

黒人の天才ピアニストが
白人でチンピラっぽい男を用心棒として雇い
当時のアメリカ南部へ演奏旅行へ出かける話しだ。

時代は1962年。

ケネディ大統領とも交流がある
いわば貴族階級ともいえる黒人ピアニストは
なぜにわざわざ黒人差別が合法な南部へ
コンサートツアーをするのか。

ヤクザな相棒は白人の労働者階級らしく
黒人への偏見に満ちているし。

このおかしな二人が旅の途中
理不尽な人種差別に次々に直面する。

いわば珍道中なのだ。

さて二人はどのように旅を続け
旅を終えるのか。

いい場面の連続だ。

映画が終盤に近付くと

「もっと、二人の旅を見ていたい」

そんな気持ちになる。

それにしても、当時のアメリカの人種差別は酷い。

「おいおいいくらなんでも、そりゃないだろ・・・」

スクリーンに向かって言いたくなる。

そして今でも差別が色濃く
残っていると想像できる。

それでもその酷さを隠すことなく
こうして笑える映画にする
懐の深さもまたアメリカなのだろう。

もう一つ書くとすると
これはコメディーでありロードムービーであり
さらに音楽映画でもあるから音楽も十分に楽しめる。

ピアニストの演奏が素晴らしいから
共に歌って踊りたくなるのだ。

そしてラストシーンが
もうホントに好きだ。

「そうか、この人がいたからこそなんだ」

読者のみなさんに
グリーンブックを観て
しみじみ笑って泣いて欲しい。

女王陛下のお気に入り

アカデミー賞を発表する直前になると
ノミネートされている作品が次々に上映になるから
この時期は興味深い映画が多い。

そんな中まずはこれを観た。

176501_01
原題は「THE FAVOURITE」で
邦題が「女王陛下のお気に入り」だ。

映画の最初にドーンと作品名が
印象的な文字で現れたので
邦題との違いに違和感があった。

それはともかく

「17人の子供に先立たれた孤独な女王と
その寵愛を取り合う二人の息もつかせぬ
宮廷絵巻」

そんな作品だ。

日本でいうなら
「大奥」に近いと想像できる。

しかし日本の歴史なら
多くの日本人が多少なりとも知っていて
歴史的背景を知りつつ楽しめるが
いかんせん18世紀の英国のとなると
わからないことだらけだ。

「ちょっと勉強してから行くべきだったナ」

若干悔やまれる。

「なんでこの時代の男性貴族たちは
ナルシストの如く
名古屋嬢以上のグリグリ巻いたカツラをかぶって
着飾っているのか」

それすらわからないし
英仏戦争の歴史を知らないと
なぜに女王が重い決断をしなければならないかが
わからないのだ。

それでもこの映画を十二分に楽しんだ上で
「女性特有の怖さ」を
男性諸君は感じずにはいられないだろう。

「ここまで醜く内面を描くんだ・・・」

アン女王と侍女二人のやり取りに鳥肌が立つ。

この映画で忘れちゃいけないのが
この時代に女王が着たドレスと
側近たちが着飾った洋服たちだ。

実に美しい!

ウチのドレスコーディネーターたちには
ぜひ観て欲しい。

美しくも怖ろしい映画です。

大人の恋は、まわり道

原題は「Destination wedding」
なのに邦題はなぜか
大人の恋は、まわり道
そんな映画を観た。

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Destination weddingとは
日本でいう海外挙式またはリゾートウェディングのこと。

「海外などの少し離れた地域に行き
旅行をともなった非日常の中で行う結婚式です」

と、書いてある。

なのでこの映画でアメリカは西海岸の
ディスティネーションウェディングの様子を
知ることができると思った。

ところがこの映画

「主役の二人しか、セリフがない〜」

のだ。

以外にも面白かったので
なんの不満もないのだが
勉強にはならなかった。

ただこの映画の脚本を書いて監督もした人が

「ディスティネーションウェディングに付き合って
全く面白くないどころか迷惑した経験を元に
この映画をつくった」

と、インタビューに答えている。

その視点で映画を思い出すと
随所にそれが表現されていた。

日本人がハワイで挙式をする数は
年間2万組前後だとリクルート社が発表している。

とすると、中国をはじめとしたアジアの人々が
日本に「ディスティネーションウェディング」をしに
数万組訪れる時代が来ても何ら不思議ではない。

ひとりで観に行ったので
そんなことを考えながら
上映後にミリオン座でビールを飲んだ。

ミリオン座では前にも書いたように
上映前にブラスのCMが流れる。

隣のカップルが

「ここ知ってる〜」

って、呟いたのが嬉しかったナ。

ボヘミアンラプソディーも爆音上映しているとのこと。

「年末年始の休暇はミリオン座へ行きましょう!」

ミリオン座にて

昨日から名古屋の伏見にある
ミリオン座」という映画館で
ブラスのCMが始まった!

ちょっと前のブログで書いた
「総力を結集して撮影を」はこの為だったのだ。

編集も終わり、会社で試写をして
とうとう今日からオンエアー。

「初日に行くぞ!」

気合を入れてミリオン座へ向かう。

そして場内が暗くなって数分後。

スクリーンキャプチャ1
「おおっ、出た!」

スクリーンキャプチャ2
「短いっ」

そりゃ15秒という枠があるからね。

それでも大スクリーンで見る
ウチのCMは自画自賛だけどなかなかイイ!

ちなみにこのCMは
ミリオン座だけのために作った。

「どうしてミリオン座なのですか」

そんな疑問がわくと思う。

「それはですね〜、理由はいろいろあれど
ミリオン座が好きだからです!」

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あと「ブラス!」という名画を
少し意識して社名を付けたし
この映画が好きということもある。

そしてやはりミリオン座は
映画好きが集まる場所であり
ブラスウェディングの良さが
映画ファンに伝わると思ったからだ。

「ブログ読者のみなさん
ぜひミリオン座へ足を運んでくださ〜い」

当たり前だけど、目的は映画。

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この日は「アンクルドリュー」を観る。

たまたま観たこの映画の感想は

「笑いました、理屈抜きでおもしろ〜い」だ。

ありえないストーリーを堂々と映画にする潔さと
コメディーの奥深さを知ったのだった。

きっとアメリカ人でバスケットが好きななら
僕の10倍は笑えるのだろう。

たまには観る映画を
適当に選ぶのもいいと思ったのだった。

みなさんも、ぜひ。

鈴木家の嘘

鈴木家の嘘を観た。

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タイトルの「鈴木家の嘘」とは
なんなのか。

「私たちは、母の笑顔を守るため
嘘をつきました」

この嘘を中心に物語は回る。

「嘘も方便」という言葉があるが
果たしてこの嘘が方便なのか罪なのか。

これがデビュー作である
野尻監督は自らの経験を元に脚本を書いた。

「表現者は自分の一番知られたくないことを
表現しなければならない」

とすると脚本を書く作業は
かなり苦しかったと想像する。

だからこそ
悲しみの中に笑いを散りばめたのだと思う。

シリアスな時ほど笑ってしまうのは
人の優しさの表れであり
生きていく上で必要なことかもしれない。

「笑っちゃいけないと思えば思うほど
笑いを止められないからね〜」

きっと誰もが経験があると思うし
僕はその傾向が強い(笑)

ちょっと前にある会で
思わぬことで叱られて
思わず笑ってしまったし。

そして登場人物のひとり一人を
丁寧に描いているのもこの映画の魅力だと思う。

悲しみの中で生きる人々は優しい。

「ラストシーンはどうなるのかな」と
想像しながら迎えたラストシーンに
想像を超えた清々しさを味わいました。

ボヘミアンラプソディー

いつの間にか「ブラス映画部」の部長に就任した
西川司の呼びかけで昨晩
「ボヘミアンラプソディー」を観に行った。

映画部
場所は名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマ。

集まった映画部員は10名。

話題の映画であり
公開直後だから館内は満席に近い。

この熱気あふれる空間がイイ。

「これからいい映画を見るぞ」

そんな空気を肌で感じるし
仲間と同じ時間と喜びを共有するのも
映画の楽しみ方の一つだと思う。

そんなこんなで始まったこの映画に
解説は必要ない(ま、解説はできませんけど・・・)

伝説のバンド「クイーン」のサクセスストーリーであり
ボーカルのフレディマーキュリーの苦悩の物語でもある。

もちろん全編を通して
クイーンの曲が流れまくる。

これがとにかくカッコいい!

洋楽がさほど好きじゃない人にとっても
どこかで聞いたことのある曲が
映像の迫力と共に心に響きまくる。

それにしても、人の出会いは不思議だ。

日本も世界も唯一無比のバンドは
学生時代に出会った仲間から発展する。

サザンもミスチルもビートルズも
このクイーンも。

「才能を開花させるものは
偶然の出会いなんだな」

だからこそ自らの才能を誇ったり
天狗になってはいけないのだ。

で、とにかくラストの20分は圧巻だ。

立ち上がって「We Are the Champions」を
歌いたくて歌いたくて。

フレディの

「いろいろあるけど、すべてを乗り越えてきた。
僕もあなたもチャンピオンなんだ」

そんな歌声が響けば
自然に涙があふれてくる。

フレディのスタイルを見ればわかる通り
彼はハードゲイであり
当時はまだ公表できる時代じゃなかった。

しかもその時すでに病魔に侵され
フレディは死を覚悟していたとのこと。

「みなさん迷わず、映画館にGOですよ!」

映画部
「さすが、西川部長!」

こっそり白のタンクトップを着て
ラストシーンでは上着を脱いで
チャッカリこのスタイルだ!

映画部
「大勢で見る映画は格別だね〜」

この後は飲んで食べて
大いに語り合ったのだった。

カメラを止めるな

やっと「カメラを止めるな!」を観た。

なんとなく噂を耳にしている人も多いと思う。

「低予算でつくった
無名の人たちが出ている映画で
なんか面白いらしいよ。
でもさ、ゾンビ映画だって・・・」

僕はそんな感じだった。

でも、でも、でも。

「何も知らずに観に行って
ホントにホントに良かった〜」

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何を書いてもネタバレになってしまうから
内容については触れられない。

「教えたいぞ〜。
でも、言っちゃダメ」

とにもかくにも
この映画に完璧にノックアウトされたことは確かだ。

「だってさ、まさかあれがこれで、ああなるなんて・・・」

イカン、ついつい書きそうになる。

そうだ、アドバイスを一つ。

「これは一人で観るにはもったいない映画ですよ」

僕も一人じゃなくて
ブラス映画部で観るべきだった。

そしてこれほど人にすすめたくなる映画も珍しい。

とにかく映画館へ行こう!

そして観たら、語り合おう!

「カメラを止めるな」の素晴らしさを。

ああ、話したい、話したくてしょうがない。

本社に帰って、観た社員を探そ。

検察側の罪人

ブラス本社にはジャニーズファンが多いので
いち早く見なければと思い
映画館へ足を運んだ。

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検察側の罪人

封切り直後でたぶん
キムタクとニノのファンが多いということもあり
館内はいつもより熱気がある。

最初のシーンで
「この映画は面白いに違いない」
と、僕を含めた多くの観客が感じたと思う。

木村拓哉の存在感が
際立っているのだ!

そして世界的にその演技が認められている
二宮和也も徐々にスクリーンを支配していく。

張りつめた緊張感が緩まない。

日本語の応酬が
字幕では味わえない緊張感をもたらす。

運命の糸は複雑に絡み合い
刻一刻と二人の対決の場面へつながっていく。

「一線を、超える」のはどっちだ!

想像だが女性の多くはニノに感情移入し
男性はキムタクのような気がする。

「どうして、そこまで・・・」

僕は木村拓哉に
思いっきり感情移入した。

「正義は、どっちにあるのか」

お昼に観るより夕方から鑑賞して
その後はお酒でも飲みながら
映画の感想を語り合うことをすすめたい。

みなさんも、ぜひ。

空飛ぶ、万引き家族

サザンの新曲であり
映画「空飛ぶタイヤ」の主題歌でもある
闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」が好きで
映画を観に行った。

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「最後にサザンの曲が流れるだけでいい」

大きな期待はしていなかった。

原作は大好きな池井戸潤さんで
この作品も読んでいて
あの小説の感動を映画にするのは無理だろう
と勝手に思っていたこともある。

ところが、ところが。

長瀬智也が演じる小さな運送会社の赤松社長と
その従業員のやり取りに何度も泣いてしまった。

滅多に泣かないのに
危うく嗚咽を漏らしそうだった・・・。

それは僕も社長なので
これほどまでのピンチに陥った時どうなるのか。

そして自分を曲げそうになった時
社員に励まされた経験を思い出したからに違いない。

主人公の社長は
想像するだけでゾッとする事件に巻き込まれ
どうにもならない状況へ追い込まれていく。

挫けながらも、間違いを犯しながらも
赤松社長は前にすすんでゆく。

僕は次第に感情移入していき
長瀬智也になり切っていった(笑)

「この野郎、いい加減にしろ〜」

長瀬に成り代わって怒鳴りたくなる。

それだけにラストは胸のすく思いを味わいながらも
一抹の寂しさが残るのは事件が事実に近いからだろう。

エンドロールを見ながら
しみじみサザンの曲を聞いたのだった。


で、長いブログを書いている間に
日本人なら見逃してはならない
万引き家族」も観た。

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「パルムドールですよ、カンヌ映画祭の!」

僕が絶賛するまでもない。

「大ヒットして、また是枝監督に素晴らしい作品を作ってもらおう!」

迷わず、迷わず映画館にGOなのです。

レディ・バード

結婚披露宴を見守っていると
いろんな光景を目にする。

大きな拍手を最初から最後まで
ずっと送り続けている親戚の方がいる。

「きっと新婦を、幼い頃から可愛がって来たんだろうナ」

司会者の言葉にずっと合いの手を入れて
笑いを取ってくれる上司がいる。

「大事な部下のパーティーを
盛り上げようとがんばってるんだナ」

そして人知れず、涙を拭っている方は多い。

「この場面で泣くかな〜」

と思うのは浅はかな想像だ。

披露宴には感情を揺さぶられる場面があり
それは人それぞれだと思う。

幼なじみのスピーチを聞きながら
自分の子供時代の思い出がよみがえったりする。

息子や娘が結婚する時のことを少しでも考えれば
自然とこみあげてくるものがある。

思わず涙をこぼしているゲストは
見ていて微笑ましい。

で、先週観たレディ・バードの感想を書くとするとそれに似ている。

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これはアメリカのカリフォルニア州の
田舎に住む女子高校生の物語。

きっと世界中のあちこちで
こんな高校生と親がいるんだと思うとホッとする。

そして感情を揺さぶられる場面が沢山あり
18歳頃の自分を思い出さずにいられない。

「アホすぎて、思い出したくないのにね〜」

監督は女性で脚本も手掛けていて
撮影は自らの故郷で行ったとのこと。

やはり脚本を書き
監督もする人の作品はイイ。

苦い青春時代を経験した人は
特に共感できるはず。

ピカピカの青春を送った人は
観なくていいかな(笑)

ファントム・スレッド

アカデミー賞で衣装デザイン賞を受賞し
主役がドレスデザイナーという設定なら
これは見なきゃならんと思ったのがこれ。

173459_02
ファントム・スレッド

音楽が心地よく
ものすごく美しい映画だと思う。

監督は映画の為に
ドレスをすべて作るなど
トコトンこだわったらしい。

そして主役のダニエル・デイ・ルイスは
役になり切ることで有名なので
ドレスデザイナーに弟子入りして
じっさいに縫えるようになったというほどだ。

確かに半端じゃない執着心が
映像からゾッとするほど伝わってくる。

ドレスショップを運営する身としては
最高級のオートクチュールドレスが
デザイナーの手によって出来上がっていく様子が
見られるのも魅力だ。

それでもこの映画を

「ぜひ、観てください!」

と、推薦するには気が引ける・・・。

「ファントム・スレッド」は訳すと
「幽霊の縫い糸」という意味。

そうなのだ、ちょっと恐ろしい映画なのだ。

主役のドレスデザイナーは
とにかくドレスのことが好きで好きで
それ以外は全く興味がない。

自分のライフスタイルのすべてが
ドレスをデザインするためにある。

そこに美しい女性が現れて・・・。

「そりゃ、もめるでしょ」

ドレスが好きな人と
仕事以外にまったく興味のない男性との恋愛について
語り合いたい人にだけ推薦します(笑)

ウィストン・チャーチル・ベイビー

リーダーを描いた映画を二本観た。

まずは「ウィストン・チャーチル

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「チャーチルの伝説のスピーチに痺れた!」

そしてアカデミー賞を受賞し話題のなっている
日本人メイクアーティスト
辻さんの特殊メイクに驚くばかりだ。

そしてもう一本は「ボス・ベイビー」

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「おおっ、意外にも
赤ちゃんボスから学んじゃったぞ!」

というのは嘘で
ツッコミどころ満載どころか
アホらしすぎて爆笑してしまった・・・。

「ボスベイビーたちの表情と
吹き替えが上手かったナ」

それにしても第二次大戦のターニングポイントが
チャーチル(当時の英国の首相です)の
リーダーシップだったとは、驚きだ。

歴史が好きだと言いながら
恥ずかしながら知らなかった。

物語は英国が最も追い詰められた困難な時期に
チャーチルが首相に就任して4週間の出来事を追う。

ヒトラーと和平するか徹底抗戦するか。

リーダーの決断が、英国の運命を決めるのだ。

「そりゃ、苦悩しまくるでしょ」

歴史に「もしも」はない。

しかし、もしもチャーチルが登場しなかったら
もしも逆の判断をしていたら。

日本の運命すら
大きく変わっていたことは間違いない。

ラストシーンはあらゆるリーダーにとって模範となるはず。

鳥肌が立ちまくるスピーチを聞きに
映画館に行こう!

今夜、ロマンス劇場で

どう考えても
オッサン二人で観る映画じゃない。

「そりゃ、ポスター見ると分かるでしょ!」

173131_02
それでも人も映画も出会いは偶然であり
出会うべくして出会ったかもしれない。

たまたま時間に合う映画を探したら
今夜、ロマンス劇場で」にぶち当たった。

「綾瀬はるか」のファンではない。

ところが観終わったら
僕も映画フレンズの下野君も
完璧に「綾瀬はるか」のトリコになっていた。

「ジャパニーズ奇跡の美だな、下野君」

意見がビシッと一致した!

中学一年から映画ファンになったのに
今更ながらに気付いた。

「女優だけを見る映画もまた、王道なんだ」

ありえないストーリーなのに
最後は図らずも泣いてしまったし・・・。

この映画を作った監督とクルーは
映画と映画館を愛する人々だと思う。

「やっぱり、映画はいいな〜」

そう思える映画です!!

シェイプ・オブ・ウォーター

毎年アカデミー賞受賞式を
WOWOWで見るのを楽しみにしている。

朝は生中継だけど同時通訳なので
超一流の司会者と俳優たちのやり取りが伝わらない。

なので夜の字幕付きの
録画放送で見ることにしている。

今年の司会者は昨年と同じ
アメリカでは人気のコメディアンだ。

去年の授賞式での前代未聞の事件は
日本でも大きく報道されたので思い出して欲しい。

最後の作品賞の発表で
プレゼンターに間違った封筒が渡り
「ラ・ラ・ランド」って発表してしまったのだ・・・。

「それ、違うでしょ・・・」

百戦錬磨の司会者もさすがに焦った。

その切り抜け方は素晴らしかったのだが
まさか今年も司会者に指名されるとは
本人も驚いたらしい。

そんな経緯があるからどうするのかと思って見ていたら
さすが世界最高峰のイベントを司る司会者だ。

昨年の悪夢をパロディ化して笑いを取りまくっていた!

「名前を呼ばれても、立たないで」

「ラ・ラ・ランドって言わないようにね」などなど。

そして超一流の俳優陣に様々なネタを用意して
ツッコミを入れまくっていた。

それで今年の作品賞の発表。

シェイプ・オブ・ウォーター

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「二年連続の間違いか!」

だってポスターを見ての通り
この映画は半漁人と40代のおばさんの恋物語だから・・・。

それが作品賞と監督賞を取ったのだから
いち早く見に行かねばと思い
下野君と共に劇場に足を運んだ。

美しい映像とセリフが少ない映画に
すぐに引き込まれた。

だって半漁人は話せないし
おばさんは幼い頃に声を失った設定なのだ。

こうして書くと「美女と野獣」のような
ストーリーを思い浮かべるかもしれない。

それはとんでもない間違いだ。

だって恋をするおばさまは映画の開始一分で
やや書きにくいけど、いきなり自慰を始めるし
えげつないシーンもいろいろとあるのだ。

半漁人も美しく見えるときもあるけど
全身ウロコのモンスターだからね。

でも、それがイイ!

「美女と野獣は人は外見じゃないとういうテーマなのに
なんでヒロインは美しくて
野獣はハンサムな王子になるんだ?」

「野獣でも、心がよければ好きだっていう話だろう」

ギレルモ・デル・トロ監督は言っている。

「だから絶対に、人気美人女優を主役にしたくなかった」

これも大いに共感できる。

で、書きだすとキリがないほど
この映画はツッコミどころが満載だ。

これほど観終わった後に
「あーでもないこーでもない」と
感想を言い合える映画も珍しい。

「人魚姫は人魚の女の子が王子様に恋をして
足をもらうかわりに声が出なくなるんだよ」

そんな童話も少しはベースになっていると
話しているうちに教えてもらったし。

デル・トロ監督が子供の頃から構想し
すべてを賭けて作り切った結果
オスカーを獲得したこの作品は必見でしょう!

グレイテスト・ショーマン

「ミュージカルの楽曲はチームでつくるんだ」

昨年大感動した「ラ・ラ・ランド」のチームが
再び挑んだオリジナルミュージカルが
グレイテスト・ショーマン」だ。

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映画を観終わり
すぐにサントラをダウンロードし全11曲を聞き直す。

映画のシーンが鮮やかに蘇る。

オープニングのダンスシーンから
一気に映画の世界に引き込まれた。

ストーリーを追う必要はない。

ミュージカルは歌の中にすべてがあると思う。

歌い始めればすべてが解決するからね(笑)

なんといっても主人公を演じる
ヒュージャックマンがもうもうカッコ良すぎる!

特に酒場でのダンスシーンに男は痺れるはず。

「よ〜し、次の映像作品はこれだ!!」

ま、今からダンス教室に通い詰めても
到底無理ですけど(当たり前)

ヒューは何歳かなと調べたら
なんと49歳!

「恐るべき、ジジイだ」

ヒューにはなれなくとも
ヒューが演じるバーナムのように
熱い起業家魂は持ち続けなければと
映画館を出るときは肩で風を切ったのだった。

ブラスウェディングプランナーのみなさん。

しばらくは「登美丘高校ダンス部のダンシングヒーロー」が
中心でしょうが、その次はこの映画で決まりだ!

ゲストと共にダンスしましょう。

羊の木

毎年この時期は
映画の賞レースを争う作品が目白押しということもあり
観たい映画が満載だ。

今年はその上にオリンピックがあるから
スポーツ観戦好きにとっては油断できない日々が続く。

それにしても、羽生は凄かった!
愛知県出身のしょうま君にも痺れた。

渡部のレースも、ハラハラドキドキが止まらなかった。

そしてスピードスケート。

ずっと応援している
小平奈緒選手がとうとう金メダルに輝いた!

冬の競技は運不運が交錯する。

それを受け入れて努力し続ける姿に
感動しないはずがないのだ。

そんな合間を縫って観た映画は「羊の木」

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「なんですか、羊の木って・・・」

答えは映画の中にあるようでない(たぶん)

ただ「羊の木」という不気味な題名通り
始めから終わりまで緊張感が止まらない。

そしてごく平凡な主人公「月末一(つきすえはじめ)」に
次第に感情移入してしまう。

「おいおい、それはアカンだろ〜」

フィギュアの演技を見るかのごとく
全編に渡って心が揺れ動く。

「この結末はなんだ」

希望なのか、ファンタジーなのか。

みなさんも劇場で確かめてください。

一人で観るのにも最適な映画だと思います。

アウトレイジ 最終章

北野映画ファンとして
待望の新作がアウトレイジとは
もうたまらなくうれしい。

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今回は「全員暴走」だ。

しかし主役級の名優たちは
前二作でほとんど死んでる(笑)

「誰が生きてたかな…、下野君」

映画前に一杯飲みながら
同じくアウトレイジファンの下野君と
復習をする。

「そうだ、しぶとく生き残った
西野(西田敏行)がいるよ。
そして大友(ビートたけし)もね」

全員暴走の口火を切るのは
花田(ピエール瀧)。

このバカの軽率な行動が火種となり
新たな抗争が始まる。

大きな争いも夫婦げんかも
元をただせば些細なことが始まりの場合が多い。

そして今回も次々に人が死んでいく。

「バカヤロー、この野郎」の応酬が
楽しみではあったのだが
最終章はやがて哀しみの色が強くなる。

さて全員暴走の先に何があるのか。

映画館で確かめるべきでしょ。

世界の北野の映画を観ないなんて
もったいないよ〜。


PS.
なんと今回も愛知県が撮影に全面協力している!

「半田、常滑、セントレアで撮影してたんだ」

そしてこんな
アウトレイジのロケ地マップも作ってるし。

やるね、愛知県は。

ドリーム

映画の配給会社の宣伝部は
何とか映画をヒットさせたい。

自分が気に入った映画なら
なおのことだろう。

それでもこの素晴らしい映画に
「ドリーム」という陳腐な邦題を付けたのはいかにもセンスがない。

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原題である
「HIDDEN FIGURES〜隠された姿」
でいいのではないか!

「隠された姿」がこの映画に相応しいと
僕は強く思う。

時は1960年代初頭。

アメリカがソ連と熾烈な宇宙開発競争を
していることを背景に物語は展開する。

主人公の黒人女性3人は
NASAで働いている怖ろしく優秀な女性だ。

それにしてもこの時代のアメリカが
ここまで人種差別をしていたとは驚きだ。

「これは、ひどいな・・・」

それでもそんな現実を笑い飛ばしながら
主人公たちが時代を切り開いていく姿勢に
胸を打たれる。

なのでこの映画は
仕事を題材とした映画ともいえる。

「怖ろしく困難な目標を達成するために
どうすればいいのか」

名優ケビンコスナー扮する
白人のプロジェクトリーダーが
垣根をぶち壊すシーンに痺れる。

「そうだ、仕事はチームでするもの。
一つにまとまった時にはじめて
不可能なことが可能になるんだ!」

リーダーの決断に拍手を送りたくなる。

確かに時代は変わった。

しかしこの時代とは比べ物にはならないけど
まだまだ女性が働き続けるには
様々な障害があることは確か。

困難を乗り越えて懸命に働く女性に
一番見て欲しい映画だと思う。

ブラス女子メンバーもぜひ!

三度目の殺人

ブラスには福山雅治のファンが多い。

「もう、三度目の殺人を観たよ」

と、自慢したら

「すぐにブログを書いてください!」

ほぼ命令調で言われたので
書かねばならない。

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是枝監督は

「法廷は真実を解明する場所ではないし
真実など、誰にもわかりませんから」

と、法廷のプロに言われたことから
この映画をつくる決意をした。

「そうか、確かに本当のことってなんだ。
それに真実は一つとは限らないぞ」

サスペンスでありながら
この映画に謎解きはない。

どうやら出演者もスタッフも
ホントに殺したのかどうかは知らないらしい。

きっとそれは

「みなさんで考えてください」

というメッセージなのだろう。

そうだ、優れたエンターテイメントは

「観て、聞いて、楽しんで、そして考えるもの」

と、先輩に教わったとおりだ。

僕は福山雅治が演じる弁護士の気持ちになって
この映画を見続けた。

あっという間の2時間だった。

クールで切れる弁護士だったはずの福山が

「頼むよ〜、今度こそ本当のことを教えてくれ」

という泣きのセリフは
僕たち観客の気持ちでもある。

さて福山雅治が演じる
重盛弁護士は真実にたどり着いたのか?

三度目の殺人とはいったい何を指すのか?

映画を観終わった後はぜひ
お酒でも飲みながら語り合って欲しいし
大いに語れる映画だと思う。

そしてブラスの福山ファンは早く観に行って
僕と映画談議をしよう。

それにしても犯人役の役所広司の演技が凄い。

迫真の演技というか
背筋がゾッとする表情を何度もする。

ところが見方によるとそれは
優しい目だったりする。

「その獣は、にんげんの目をしていました」

ポスターに書いてある宣伝コピーそのものだ。

そして僕はもう一人の主人公
広瀬すずちゃんの大ファンになった(笑)

もう一つこの映画には嬉しいニュースがある。

裁判所のシーンは
主に名古屋市役所で撮影をしたとのこと。

福山さんは名古屋が好きで
とても感謝していると記者会見で言っていたのだ。

「いいぞ、映画の撮影に協力的な名古屋市」

今度河村市長に会ったら
僭越ながら映画ファンとして感謝の言葉を述べて
これからもこの方針でとお願いしようと思う。

エル ELLE

先日登山部のみんなと
山で映画談議をした。

行きのバスの中で
「岳」という山岳映画を観て毒づき
帰りは「スピード」を楽しんだ。

映画は見始めると
毎週映画館に行きたくなるけど
間が空くと足が遠のくもの。

「夏はサボったから、久々に行こ」

と、思って一人で出かける映画館は
名古屋の伏見にある「ミリオン座」しかない。

検索すると
もうこれしかないという映画がちょうどあった!

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エル ELLE

世界中の映画賞を受賞したこの作品。

ポスターの女優の表情から
伝わるものがある。

このフランスの大女優の名は
イザベル・ユペール。

この映画はこの人の独壇場だ。

「役作りはしない、役が私になるの」

彼女が言うこの言葉は
映画を観ると深く深く納得できる。

たいして映画通でない僕でも

「世界中を探しても
この役をできる人はこの人しかいないのでは」

と、思わずにはいられない。

(実際に有名ハリウッド女優三人が
この役をキッパリと断ったと書いてあった)

さらに驚くべき事実を映画を観たあとに知った。

イザベルは1953年生まれ。

「ウソ〜、64歳だ・・・」

常識だの非常識だの
議論しているヒマがあったら
まずはこの映画を観た方がいい。

ちなみにイザベル演じる主人公は
ベンチャー企業の女社長。

「一切ぶれない姿勢もまた、素晴らしい」

頭の中がグラグラするこの映画を
夏の終わりにぜひ映画館で楽しんで欲しい。

できれば、ひとりでね。

マンチェスター・バイ・ザ・シー

マンチェスターというと
どうしてもイギリスの都市を思い浮かべる。

単純にイギリスの映画かと
思っていたら全然違った・・・。

アメリカに「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
という名の小さな市がある。

そこはボストンから車で一時間くらいの港町で
その「マンチェスター・バイ・ザ・シー」
映画の舞台になっている。

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この映画は現在と過去を行き来しながら進行する。

余計な説明がないからこそ想像力が高まり
物語の世界にグッと入り込む。

中盤の衝撃的なシーンが
観客の心を激しく揺さぶる。

「なんで・・・・」

思わず声が出る。

重苦しい悲劇がリアリティを持って
見ている僕たちの心に突き刺さるのは
こんな過失は誰の身に起きても不思議じゃないからだと思う。

それでも悲劇のままで終わる映画など
ほとんどの人が見たくはない。

「一生をかけても乗り越えられない罪はあるのか」

「悲しみ続けるだけの人生でいいのか」

ラストシーンに
少しだけ監督の答えがある気がした。

みなさんも、ぜひ。

ムーンライト

「ラ・ラ・ランド」を押さえて
アカデミー作品賞に輝いた「ムーンライト」を観た。

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ララが仲間と見て
気分よく劇場を去れる映画だとしたら
「ムーンライト」はひとりで味わいたい作品だと思う。

極端に無口な主人公を
少年期と青年期と成人期に分かれて三人が演じている。

それぞれの目が印象的だ。

その上でムーンライトが
映画の中で青く光り続けている。

「きっと北野武の影響を受けているはず」

そう思わずにいられない。

セリフの少ない映画は
観客の想像力をかきたててくれる。

が「僕たち日本人に黒人男性の成長物語がわかるのか」

そう問いかけられたとしたら答えに詰まる。

そしてどうしても
「辛く救いようのない物語になってしまうのか」
と、想像してしまう。

さてシャロンは人種や同性愛や社会的階層を乗り越えて
月の光の下で輝けるのか。

ラストシーンに胸が締め付けられました。

みなさんも、ぜひ。

ラ・ラ・ランド

予告編のダンスシーンを見ただけで虜になり
待ち焦がれていた映画が「ラ・ラ・ランド」

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「せっかくなら、大勢で観よう」

と、思い、年末のクリスマス会で
見事な「恋ダンス」を披露しながらも優勝を逃した
クルヴェット名古屋チームを誘う。

中華を食べて、軽く飲んで
ちょっと勢いをつけて映画館に乗り込む。

すると入口で
ブラス本社チームと偶然にも遭遇する。

「おっ、ラ・ラ・ランドでしょ〜」

さらにテンションが上がる。

映画館は満員。

そうだ、楽しい映画は人の熱気が相乗効果になるのだ。

「きっと、夢のような時間を共有できる」

そんなワクワク感が漂っている。

そして始まった「ラ・ラ・ランド」のオープニングシーンは
圧巻だった。

先日「恋ダンス」のレッスンを
プロの先生から4時間教わったことが
僕のダンス経歴のすべてではあるけど
踊れるような気がしてくるから不思議だ。

そこからはジャズピアニストを目指す男と
女優を目指す女が出会って恋に落ちる物語が展開する。

とにかく音楽がイイ!

「この曲にのせたダンスシーンを、ずっと見ていたい」

そう思わずにはいられない。

史上最年少でアカデミー監督賞を受賞した
デミアン・チャゼルは32歳。

前作の「セッション」で鬼教師を演じたハゲの俳優を
いい感じで登場させてくれるシーンも好きだ。

最後の最後までワクワクが止まらない
素晴らしい映画でした〜。

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クルヴェットチームの次回余興は
「ラ・ラ・ランド」で決まりだ!

僕も混ぜてね〜。


PS.
その後は映画の感想を言いながらの焼肉会。

そこでまたまた「本社採用チーム」と遭遇!

アメージングな夜でした〜。

この世界の片隅に

先週は「ブルゴーニュで会いましょう」という
とんでもなくストーリーが陳腐な映画を観てしまった。

「おいおい、そりゃないでしょう」

と、呟きながらも

「どんな映画でも、いいところはあるもんだな」

ワインづくりを題材とした映画なので
フランスのワイナリーの美しさと
ワインの勉強にはなったのだった。

そして今週は「君の名は」に続き
大ヒットしているアニメーション映画
この世界の片隅に」を観る。

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エンディングテーマが流れてきても
誰一人席を立てない。

さめざめと泣けてくる。

みなさんの嗚咽をこらえる呼吸が
おさまらずに少しずつ大きくなっていく。

そんな映画は初めてかもしれない。

どんなに苦しく悲惨な時代でも
人は日常の暮らしを続ける中で
明るさを失わないように助け合う。

そして愛を育み夢をつないでいく。

戦時中の日常をごく普通に
それでいて丹念に描いていく映画は世界で初めてではないか。

人々の心に深く残る作品だと思う。

映画が始まる前
この作品の監督からのメッセージが流れる。

「今からほんの少し前の時代の話しです」と。

日本人なら観なければならない映画だと思います。

君の名は。

やっと観た!「君の名は」を。

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空前の大ヒットを記録しているこの映画の感想を
僕なりに述べるとすると

「くう〜、おもしろ〜い!」

この映画の世界に感情移入する
10代の少年少女の気持ちに共感する。

いや、共感できた自分にホッとする(笑)

あっという間の107分だった。

物語の大半は岐阜県高山市付近の架空の村
「糸守町」で展開する。

この辺りは僕の母親の故郷であり
幼いころから現在まで何度も訪れたことがある。

確かにこんな村があっても不思議ではない雰囲気が
奥飛騨にはあるのだ。

僕にとってはそこも
この映画にのめり込む大きなツボなのだった。

(今やこの地は
ファンが巡礼に旅として訪れているらしいです)

それにしても「君の名は」なんて
古臭いタイトルを付けたこの監督のセンスは素晴らしい!

ちょいちょい入れてくる笑える場面も。

希望に満ちたこの映画を若い社員と語り合う為にも
僕たちおっさん世代が観ないとね。

今ならまだまだ話題についていけるよ〜。

世界一キライなあなたに

「久々に映画部を復活しましょう」

と、ブルーレマン名古屋の西川司支配人に言われ
昨晩は社員と共に映画を観た。

「こりゃ映画館が、社員で一杯になるぞ」

と、心配していたら
集まったメンバーは10名・・・。

しかも4人はレイトショー前の夕飯だけ食べて帰るから
久々の映画部参加は6名(少なっ)。

「おい、部活が盛んなブラスはどうなった〜」

それはともかく
どの映画を観るかでけっこう悩んだ。

21時以降のレイトショーで
すでに観たことがある作品を除くとなると
選択肢は限られる。

「デスノートですかね、社長」

「アホウ、死神に会いたくないわ!」

「じゃ、彼岸島デラックスですかね」

「バカ、夢に吸血鬼が出てきたらどうする!」

すったもんだで選んだ作品がコレ。

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この映画のタイトルを
世界一キライなあなたに」とつけた人は
それこそデスノートに書かれてもしょうがないほど
センスが悪い。

原題は「ミー・ビフォア・ユー」

ラブストーリーだから
「大嫌いなあなたをいつの間にか好きになってしまう」という
黄金のパターンを採用したいのはわかる。

しかしこの映画
実に味わい深い作品に仕上がっているのだ!

映画のエンドロールが終わった瞬間
西川支配人がひとり立ち上がって拍手をしたほどに(笑)

いいシーンが沢山あった。

僕はやっぱり結婚式の場面にグッときた。

車いすに乗ってのダンスと
星空をバックに疾走する絵が素晴らしかった。

「もう少し、デートの余韻に浸っていたい」

表情が印象的な主人公二人のセリフに
中学の時の初デートを思い出した。

ラストシーンは賛否両論あるだろうが
そこに焦点をあてたくない。

「大勢で観る映画もいいね」

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感想を言い合いながらのお酒も美味しかった。

みなさんもぜひ!!

永い言い訳

まずは映画のタイトルに魅かれた。

「永い言い訳」

長いではなく、永い。

「永遠の言い訳とは、なんだろうか」

その上、映画のキャッチコピーが

「妻が死んだ。
これっぽっちも泣けなかった」

特に結婚生活が長い男としては
ゾッとせずにいられない。

だからひとりで映画館に行こうと思っていたのに
間違って妻と観てしまった(笑)

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冒頭のシーンは亡くなる前の
妻と夫のやり取りが続く。

結婚前の男には
このリアリティはわかりづらいかもしれない。

ザックリ分けると世の男は
本木雅弘演じる主人公に属する夫と
対照的な竹原ピストル演じる助演の夫に分かれると思う。

僕は身につまされた。

「アカン、この主人公と俺は似ている・・・」

そう感じた時から
じっとり汗ばみ始めた。

(映画館がやたら暑かったのもありますが)

世の女性からは総スカンを食らうであろう
この主人公に救いはあるのか。

原作と脚本も手掛けた映画監督は女性。

「どうして男の心理がこれほどわかるのか」

みなさんも「永い言い訳」を聞きに
映画館に行きましょう。

ハドソン川の奇跡

今日は久しぶりに休んだ気がする。

ま、僕の場合
仕事とプライベートの境目がなく
それでいてまったく苦にならないので
そこら辺りは社長向きの性格だと自分でも思う。

「はたから見ると努力しているように見えるが
本人は好きでやっているだけ」

努力の娯楽化(楠木教授の言葉)
こそ人生の理想だと思う。

で、昼過ぎまでゴルフをして
アローズで買い物をして夜は映画だ。

「シンゴジラ」も「君の名は」も捨てがたいが
イーストウッドファンとしてはコレを観なくては!

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「これがプロの仕事だ!!」

96分という短くも
引き締まったこの映画に痺れた。

飛行機が不慮の事故から
ハドソン川に不時着するまではわずか3分半。

トムハンクス演じるサリー機長は
40年の経験を基に
いかなる決断を下し実行したのか。

「俺もプロ中のプロになりたい」

この映画を見て
プロフェッショナルの凄さを学び
自分もそうありたいと多くの人が思ったはず。

86歳クリントイーストウッド監督に
今回も脱帽だ。

みなさんも、ぜひ。
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