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オートクチュール

自分たちの仕事にまつわる映画が
つくられることは大きな喜びだ。

ちょっと前のブログにも書いた
「ウェディング・ハイ」という映画は
プロ目線で見るとえがき方が粗いことは否めない。

しかしそんなことも含めて
入社式や会社説明会等で共通の話題として
話すことができるからうれしい限りだ。

「映画になる仕事って、なかなかないよね。
しかもウェディングプランナーは主役だよ」

篠原涼子さんが演じるプランナーは
40代でベテランという設定もまたうれしい。

年齢と経験を重ねるからこそ
プロの領域に近づける仕事だからだ。

そしてうれしいことに今度はドレスにまつわる
オートクチュールという映画が現在公開中なのだ。

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「オートクチュールの意味を知っていますか?」

その言葉の響きで何となく想像がつくと思う。

高級衣装店のこと。
デザイナーが顧客のために
オリジナル衣装をデザインするもの。
生地、仕立ても含め最高級の完成度を持つ。
一般的にはパリの高級注文服業界で
つくられる服のことを指す」

調べたらこう書いてある。

この映画の舞台は
「ディオールのオートクチュールのアトリエ」

ディオールのアトリエが忠実に再現されているし
監修したのはディオールの専属クチュリエール。

もうそれだけで
ビードレッセのメンバーは興味津々だ。

さらに主役はデザイナーではなく
ドレスをつくる「お針子(おはりこ)」なのだ。

オートクチュールのデザイナーが
どれほど素敵なドレスをデザインしようとも
それをつくるのはプロ中のプロのお針子さん。

これはウェディングドレスも同様であり
それぞれの新婦に合わせた「お直し」をするのも
お針子さんの仕事だ。

ならば腕のいい「お針子」がいなければ
最高のドレスは提供できないという
当たり前の事実に気が付く!

自慢ですが我がビードレッセには
環境が整ったアトリエがあり
専属の「お針子さん」もいる。

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映画は確かにツッコミどころ満載だったけど
ディールのアトリエの美しさと仕事の厳しさを
刺激を受けると共に大いに学んだのだった。

「ドレスに対する考え方を曲げず
このメンバーと共に成長すれば
いつかトップに立てる日が来る」

映画前にみんなで食べたもつ鍋も美味しかったが
仕事目線で楽しめる映画でした。

ウェディング・ハイ

「結婚式を題材にした映画が今
映画館で公開になっていることを知ってますか?」

結婚式業界にとっては
久しぶりに明るい話題であり
映画になるような仕事をしていることは
僕たちにとって誇りでもある。

主人公は篠原涼子さん演じる
ウェディングプランナーだしね!

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タイトルは「ウェディング・ハイ

「クセ者ぞろいの結婚式、一体どうなる?」

ということで公開直後に
ブラス映画部一同で観に行った!

感想はと問われると

「惜しい映画だな・・・」

と、答えざる得ない。

映画は娯楽である以上
現実に沿ってつくる必要はないし
「そんなアホな」と思うような場面があってもイイ。

この映画はコメディだしね。

が、しかし。

「クセ者がせっかくそろって
結婚式という笑いの宝庫に現れたのなら
ザックリと披露宴の場面を端折るのではなく
もっと細かく表現できるのに」

これは結婚式のプロとしての僕の意見だけど。

もう一つ残念なことを書くと
ドタバタの結婚式の中で
篠原さんが演じたプランナーが
したことはというと・・・。

「おいおい、単に時間内の終わらせただけじゃねぇか!」

と、ツッコミを入れたくもなる。

それでも結婚式に携わる仕事をしているなら
見るべき映画だと思う。

映画部

見終わったあと、業界人ならではの視点で
あーだこーだ話すことも楽しみの一つなのだから。

大怪獣のあとしまつ

大怪獣のあとしまつ

映画の題名がイイ!

タイトルだけで想像力が膨らんでくる。

僕は怪獣が出てくる映画やテレビ番組で育った世代なので
怪獣には思い入れがある。

まずは今も燦然と輝く
ゴジラという大スターがいる。

それに続く、ガメラやギドンやラドンにうどん(笑)

テレビでは何といってもウルトラマンがいて
その兄弟たちもいるから相手の怪獣の数は膨大だ。

世界的に見ても
これだけ怪獣を生み出した国は日本が一番だと思う。

「好きだったな〜、ピグモン」

ま、ピグモンは珍しく小さな怪獣だけど
ほとんどの怪獣はドでかい!

「そうだ、怪獣をやっつけたはいいけど
そのあとしまつをどうする・・・?」

常識的に考えればアホな問いだ。

「怪獣自体が想像の生き物だから
あとしまつのことなんかどうでもいいでしょ」

そんな答えを出すとしたら
少年の心を完璧に失っている
「あなたはド中年だ」と言わざる得ない。

この映画は少年の心をずっと持ち続けている
怪獣ラブな映画人たちが集まり
コメディでありながら大マジメな作品だ。

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主演はジャニーズの山田涼介。

映画のエンドロール後
前列に座っていた女の子がつぶやいた。

「涼介じゃなかったら、絶対見なかった」と

「いやいや、そんなことないでしょ。
面白かったよね、笑ったよね」と僕。

「ジジイだけだよ、楽しめるのは」

そんな空想の会話ができるほど
大怪獣のあとしまつは夢があり笑いがある。

「みなさんも、ぜひ〜」

50歳以上に特に特におススメです!

コーダ あいのうた

「この映画は見るべし」

と、決めておきながら
ズルズル先送りにして見逃してしまう。

それは映画好きならよくあること。

しかし、帰省していた娘を誘っても断られ続けたけど
この映画を見逃すわけにはいかなかった。

コーダ あいのうた

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「まだ2月なのに断言しますが
今年ナンバーワンの映画です!」

いや今年というより
このブログを書き始めたころから見た映画の中でも
マイベスト3には確実に入る。

見逃さずに良かったことは言うまでもないけど
ひとりで見てしまったことに少し悔いが残る。

だからこそブログを書いて
この映画の素晴らしさを語り合える仲間が欲しいのだ。

耳が聴こえない親を持つ
聴こえる子供のことを「コーダ」という。

この映画の主人公である17歳のルビーの
父と母と兄は耳が聴こえない。

しかしルビーは聞こえるから「コーダ」。

想像して欲しい。

家族の中でただ一人耳が聴こえる
ルビーのような境遇で生まれてきたとしたらと。

ルビーは歌が好きで
どうやら天性の才能が有るらしい。

(その才能を見抜く先生がとてもイイ)

しかし家族はその歌を聞くことができない。

そんな家族が共に歩む中で
ぶつかる困難と喜びが深く濃く描かれていく。

ルビーの悲しみと歌に泣き
音がないからこそ不思議に涙があふれる。

といってもこの映画は決して
お涙頂戴映画じゃない。

僕好みの笑いのシーンが散りばめられていて
コメディとしても十分楽しめるのだ。

あっ、あまり書いてはいけないな。

「音楽とは、言葉では表現不可能な
どうしても抑えられない何かを表す手段」

と、世界的な文豪は言った。

ルビーの抑えられない想いが歌にのり
さらに生きてきた証が歌に加わる。

こんなに素晴らしい映画なのに
もうすぐ上映が終わってしまうみたいだ。

「みなさん、明日にでも映画館へ直行してください!」

希望に満ちたラストシーンで
気持ちのいい涙を流すこと間違いなしです。

クライ・マッチョ

クリント・イーストウッドの映画は必ず見る。

それが監督と主演の両方をやっている映画なら
その楽しみは倍増だ。

そして毎回思う。

「これが最後の作品になるかな」と。

なぜならイーストウッドは御年91歳だから!

監督だけならまだしも、自ら主役を演じるのだから
もう生きる伝説といっていい。

なので今年の初映画は「クライ・マッチョ」で決まりだ。

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「シブい!シブすぎるぞ、イーストウッド」

これが年輪を重ねてきた91歳の男の顔だ。

それにしても人の顔はつくづく不思議だと思う。

若い頃の顔は、そりゃ遺伝的なものが大きくものをいう。

「俺もキムタクのような顔に生まれたかったナ」

努力ではどうにもならないことがあると
思春期の頃に思い知ることの一つだ。

ところが年を重ねるとどうだ。

なんかよくわからんけど
自分が歩んできた道が顔に表れてくる。

「40歳を過ぎたら、男は顔に責任を持て」

と、言ったのはアメリカのリンカーン大統領。

責任を持てと言われてもさすがに困るが
55歳ともなると肌に張りがなくなり
皺もずいぶん増えてしまったけど
イーストウッドのように自分以外の誰かの為に
懸命に働き続ければ何とかいい顔になれる気がする。

そんなことを思いつつ一日も早く
マスクなしで生活できる日が来ることを願う。

2年間も友達の顔をまともに見ることなく
学校生活を送る子供たちの為にもね。

そして「クライ・マッチョ」のラストシーン。

91歳のジジイが
「人生には遅すぎることはないぞ」
と教えてくれた気がした。

ボクたちはみんな大人になれなかった

11月5日のシネアド新作公開初日に
ミリオン座へ乗り込む。

ちなみにシネアドとは映画が始まる前に流れる
企業のCMのことだ。

ミリオン座 (2)

シネアドを見るのは楽しみだけど
30秒で終わるからね(笑)

時間が合う映画を観ることにする(当たり前)

ということでドンピシャの時間に始まる映画は
ボクたちはみんな大人になれなかった」だ。

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まずは映画の始まりで
NETFLIX配給の映画だと知る。

「ということは、映画の公開と同じ日に
ネットフリックスで世界配信だ」

恐るべし、ネットフリックス社。

すでに世界一の映像会社が
日本市場をも席巻する日が間近だと肌で感じる。

(ネットフリックスがいかに優れた戦略で経営しているか
知りたい面々にはこの本をすすめます!

それはさておき、偶然出会ったこの映画の世界に
どっぷりとハマった。

理由はいくつもある。

一番の理由は僕が

「大人になれたかった、大人だからだ」

そんなに自慢げに語ることでもないが

「社長、大人げないです・・・」

と、女子社員を中心によく言われるので
間違ってはいないと思う。

二番目の理由は主演の森山未來が
46歳から21歳を演じるからだ。

それは1990年後半から現在までなので
その時代と自分の足跡がモロに重なる。

公衆電話で彼女と話す時代から
ポケベルを経てガラケーへ。

カラオケで尾崎を熱唱する場面があり
映画のバックに流れ続ける歌は小沢健二だ。

「10年前の僕らは胸を痛めて
いとしのエリーなんて聞いてた
ふぞろいの心はまだ今でも僕らを
やるせなく悩ませるのさ」

大好きなオザケンの名曲
「愛し愛されて生きるのさ」が頭の中で鳴り響く。

が、しかしだ、懐かしさに浸り続けることを
映画は許してくれない。

否応にも自分の過去と向き合い
最悪の自分を主人公と重ね合わせて思い出すことになる。

45歳以上はぜひともミリオン座でご覧ください!

若い世代はネットフリックスで。

007 ノー・タイム・トゥー・ダイ

ダニエルクレイグが演じるジェームズ・ボンドは
この作品がラストということで
全世界待望の新作という言葉に偽りはない。

しかもコロナの影響で公開が
一年以上も伸びてしまったこともあり
映画ファンは待ちに待った作品だ。

007・ノー・タイム・トゥー・ダイ

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007シリーズの面白さを僕なんぞが書けるわけがない。

それでも強烈の覚えているのは15年前に
新しいジェームズ・ボンド役の
ダニエル・クレイグが登場した時だ!

「カジノロワイヤル」という作品なのだが
ボンドが痺れるほどカッコいい!

「これだ、これなんだよ!正統のタキシード姿は」

当時はまだ直営のドレスショップがなかったけど
結婚式で新郎にビシッとしたブラックタイを
すすめるべきだと確信した。

それ以来、僕の中で最高のスーツ姿の男は
ボンド=ダニエル・クレイグであり
タキシード姿の教科書はボンドに尽きるのだ。

「そうはいっても完璧なスタイルの
ボンドだからカッコイイんでしょ・・・」

そんな声が聞こえてきそうだ。

「それは、断じて違うぜよ〜」

背が高かろうが低かろうが
太っていようと瘦せていようと
それぞれに合ったサイズでビシッと着こなせば
結婚式というフォーマルの場では
一番カッコいいことを僕は経験上断言できる。

そしてそれがウェディングドレス姿の新婦を
より美しく見せることにつながるのだから。

ま、それはともかく
ダニエル・クレイグの007シリーズは
「これを観ずして映画を語れるか」級の作品なので
ぜひともアマゾンプライム等で過去作品を観て
映画館へ足を運んで欲しい。

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それでも、わからないことがあれば
ウチの映画評論家の雄太郎先生に聞いて。

ウザイほど、教えてくれるから(笑) 

由宇子の天秤

由宇子の天秤」を観た。

これは間違いなく傑作だ!

2時間32分というやや長い映画なのだが
映画の世界にどっぷりと入り込みすぎて
時を忘れると共に胸が苦しくなった。

観客の心をいかに揺さぶるか。

それが映画監督の腕の見せ所であり
笑いだろうと涙だろうと
揺さぶる何かがなければ名作とは言えない。

ちょっと前に観た「孤狼の血・LEVEL2」も
スクリーンを正視できないほど苦しかった。

「そりゃ孤狼の血は
えげつない場面の連続だからね・・・」

(日本の任侠映画の伝統を引き継ぐ名作なので
ぜひ見て欲しいけど気分が悪くなる人続出です)

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「正しさとは、何なのか?」

主人公の由宇子は問われ、考え、迷い続ける。

観客の僕らも自分に置き換えて
自分ならどうするかを考えずにいられない。

人は大なり小なり間違いを犯すし
噓をつかない人などひとりもいない。

由宇子はラストにある決断をする。

「そこに一縷の希望を託した」と
監督がコメントしている。

その決断が是か非か
そして希望とは何かを考えると
もう混乱してしまう。

けれど友人とこの映画を観て
語り合う時間は貴重だと思う。

みなさんも、ぜひ!

アナザーラウンド

お酒を飲んでブログを書いてはいけない。

そんな決まりはないけど社長ブログである以上
酒飲んでアホなこと書いてアップしてしまった日には
読者のみなさんの信頼を損なうことになりかねない。

「いや、飲んでなくとも社長は
たまにアホなこと書いてますよ」

そんなツッコミを入れた社員がいることを
僕は十分に自覚している。

が、しかしもカカシもないけど
いつもは飲んで書くことはない(当たり前)

だが今はハッキリ言って、飲みながら書いている。

しかも普段はあまり飲まない
ハイボールをだ(二杯でどうだ)

なぜなら血中アルコール濃度を0.05%に保ち
ブログを書く実験をしなければならないから。

「えっ、なんでですかそれ・・・?」

そんな声が聞こえてきそうだ。

そんな読者にはまずは張本さんバリの

「カツだ〜」

「すべてのことに、理由を求めたらアカンぜよ」

と、言わねばなるまい。

それでもあえて理由を説明するならば

「とんでもなく飲んで飲んで飲みまくったあげく
スカッと感動する映画を観てしまったから」

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アナザーラウンドはデンマーク映画で
各国の外国語映画賞を総なめにしている。

主演はマッツ・ミケルセンという俳優で
「北欧の至宝」を呼ばれているとのこと。

日本で例えると
役所広司のような偉大な俳優なのだろう。

主人公とその友人の四人組は高校の教師。

人生にやや行き詰っている四人の先生は

「血中アルコール濃度を0.05%を保てば
人は自信と活力に満ちて
仕事もプライベートもうまくいく」

そんなノルウェーの哲学者の説を
自分たちの身をもって実験するのだ。

さて、その結果はいかに。

「酒を飲んでやらかしたこともあれば
酒の勢いを借りて好きな女に告白して
うまくいっちまった」

そんなことは世の中に満ち溢れている。

ちなみに僕は40歳までお酒に弱く
お酒が好きでもなかったけど
なぜか40歳を過ぎて飲めるようになり
お酒の美味さを知った変わり種だ。

「人生に祝杯を!」

人生賛歌ともいうべきこの映画が大好きなので
主人公をマネて血中アルコール0.05%で
ブログを一気に書き上げた。

結果はいかに・・・。

ドライブ・マイ・カー

カンヌ映画祭で日本映画初の脚本賞をとるなど 
かなり評判のいい映画「ドライブ・マイ・カー」を観る。

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タイトル通り、西島秀俊演じる主人公の
家福(かふく)が車に乗る場面が多い。

彼の愛車はポスターに映っている
サーブ900という赤い車だ。

スウェーデン製の車で僕が20代の頃は
かなり憧れの車だった記憶がある。

車に関しての想い出は沢山ある。

車にあまり興味がないと言われている最近の若者でも
子供のころから思い起こすと
いろんなことが思い浮かぶはずだ。

僕が子供の頃に思い浮かぶことと言えば
父親の車に乗るといつも

「ゲェ〜」と吐くこと(笑)

乗り物酔いが激しかったから
母親をずいぶん心配させた。

18歳で免許を取って自分で運転するようになると
車酔いはあまりしなくなった。

といっても治ったわけじゃなく
今でも船には極力乗らないし
車の助手席に乗っていてもスマホをいじることもない。

すぐに気持ち悪くなるからね。

だからどんなロングドライブでも本は読めないし
後部座席で映像を観ることも好きじゃない。

そんな僕が思う、上手な運転とは何か。

それが映画の中で主人公の家福のセリフと
ピタッと一致したからうれしくなった。

「滑らかな運転をする人」

もう一人の主役である
女性ドライバーのみさきに告げる言葉だ。

ドライバーのみさきの運転はある理由があり
車の運転を愛する家福にとって抜群に上手い。

では「滑らかな運転」をするには
どうしたらいいのか。

当たり前だが
乗る人を気持ち悪くさせるような運転をしないこと。

心がけるだけでかなり違う。

乗り物に強い人はどうやらこの気持ちがわからないらしく
アクセルとブレーキの使い方が乱暴だ。

僕は毎日タクシーに乗る生活をしているので
プロのタクシードライバーでも
酷い運転をする人が多いのは身をもって知っている。

では乗る人に優しい運転をすれば
「滑らかな運転」ができるのかというとそれは違う。

優しい運転をしようと心がけるのは当然で
その上で「予測」ができる人と
「地図」が頭の中に入っている人が
滑らかな運転ができる人だと思うのだ。

自分で書いて読み返したら
あることに気づいた。

これって「仕事ができる人と同じだ」と。

仕事の予測ができて
仕事の「地図=全体像」がつかめる人は
運転が上手い人と同じく、仕事が上手い人だと。

ま、そんなうんちくはともかく
「ドライブ・マイ・カー」が
いい映画であることは間違いない。

2時間57分という長い映画なのに
それを感じさせずグイグイ引き込む脚本のチカラと
監督の執念が相まって俳優たちが生き生きと輝いている。

みなさんも、ぜひ。

サマーフィルムにのって

オリンピック三昧の日々を過ごしていたので
観たい映画を数本見送ってしまった。

よほどの映画ファン以外は
僕と同じようなこの夏だったと思う。

なので映画を公開する日を決めることは
かなり重要なことなんだと今さらながら気づいた。

だって全世界が待ち望んでいる007の新作が
コロナ前に完成しているにもかかわらず
未だに封切りになっていないのだから。

それはさておきオリンピックロスを埋めるためにも
勝手に行きつけの映画館と決めている
名古屋のミリオン座へ足を運ぶ。

予告を観てこれは面白いぞと思った
「83歳のスパイ」か
タイトルとポスターにひかれた
サマーフィルムにのって」にしようか
迷ったというより、時間が合った
サマーフィルムを観た。

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「サマーフィルムって、なんだ〜」

それは10代の夏にしか味わえない体験であり
もしくは「こんな青春したかったぞ」という
大人の願望でもある(たぶん)

僕にはこの映画のような
ピカピカな青春はなかった(残念)

この映画のサブタイトルのように

「私たちの青春は、傑作だ」

とてもそうは言えない。

だから55歳になっても
青春映画や青春小説が好きなんだろう(苦笑)

そんな大して面白みのない青春時代を送った僕が
今を生きる10代の諸君に
経験上伝えられることがあるとしたら

「やや暗い青春でも、友達いなくとも
大人になったら何とかなるぞ」

というメッセージしかない・・・。

それはともかくサマーフィルムの主演は
時代劇が好きで映画部に所属する「ハダシ」と
その親友の「ビートバン」と「ブルーハワイ」

「なんですか、そのあだ名は〜」

と、ツッコミを入れざる得ない。

ちょっと前にニックネームブログを書いたけど
あだ名は呼び捨てで呼び合えるのがイイ。

若い頃は特に、これで友情が深まるのだ。

まだまだ規制の多い夏ですが
映画館で楽しみましょう!

アメリカン・ユートピア

「社長と観た中で、一番いい映画でした!」

と、上映後に興奮気味に語ったのは
ちょくちょく映画に誘う下野くん(花屋)

「いつも変な映画ばっかりでしょ」

という一言は余分だけど
確かに素晴らしい映画だった!

アメリカン・ユートピア

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ミュージカルではなくライヴ映画だ。

僕は恥ずかしながらデビッド・バーンという
天才であろうミュージシャンを知らなかった。

バーンは御年67歳。

11名のバンドメンバーを率いて
縦横無尽に歌って踊って語る。

「このおっさん、すげえな・・・」

訳が分からないうちに始まるのだが
次第に自由でありながらも
統率が取れたステージに引き込まれる。

正方形のステージ上には
バンドメンバーがいるだけで何も置かれていない。

楽器はすべて手持ちでマイクはヘッドセット。

オールワイヤレスだからコード類もない。

そしてブロードウェイの劇場は
ハコのサイズといい客席との距離といい
このライヴの為につくられたかのようだ。

「適したハコがあってこそ
最高のパフォーマンスを引き出すことができる」

これはスポーツでもライヴでも同じこと。

「もちろん、結婚式でもね!」

圧巻のライヴを映画にしたのは
あのスパイク・リー監督。

「ぜひとも、劇場でこの映画を堪能して欲しい!」

ブラスメンバーは結婚式の演出に
大いに参考になるはずだし。

でもね、もうすぐ上映は終わってしまうの・・・。

早く、早く、劇場へGOですよ。

茜色に焼かれる

圧巻の2時間24分だった。

田中良子は演技が得意だ」

という謎のテロップから始まり
オダギリジョーがふらっと出てくる
最初のシーンで思わず「アッ」と声が出る。

_
 
コロナ禍の中で撮影をして
コロナの状況をなかったことにせず
真っ向から挑んだ作品を観たのはこれが初めて。

「こんな時に映画をつくっていていいいのか」

脚本を書いて制作することを決断した
石井監督をはじめスタッフ全員が
悩み苦しみながらの日々だったと想像する。

その苦しみはスケールは違えど
「こんな時に結婚式をしていていいのか」
と、悩んだ僕たちにも通じるものがあると思うのだ。

さて、新聞や雑誌の映画批評で
絶賛されているこの映画を絶対に観ようと決めていた。

「愛と希望と勇気の映画」だと石井監督は言っているし
希望の欠片もない映画をとても好きにはなれないから。

ところが・・・。

主演の尾野真千子が演じるシングルマザーの良子と
その息子の純平君に次々と災厄が降りかかる。

あまりの理不尽さにムカついてきて
しまいにスクリーンから目を背けてしまうシーンが続く。

頼むから最後は二人を救い
希望を見せてと願わずにはいられない。

映画のポスターに使われている
空が茜色に焼かれるシーン。

「息子って、母親のことが好きで好きで
たまらないんだな」

僕も息子だからその気持ちは痛いほどわかる。

尾野真千子さんが全身全霊で演じ切った
このすごい映画を
こんな時代だからこそ映画館で観て欲しい!!

名古屋はミリオン座で上映してます。

ノマドランドとパームスプリングス

アカデミー作品賞最有力で

「あなたの人生を変えるかもしれない
特別な作品」

と、銘打たれたなら見るしかない。

それが「ノマドランド」だ。

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監督はクロエ・ジャオという中国出身の女性で
原作は小説ではなくノンフィクションとのこと。

確かに映画はドキュメンタリーのように展開する。

主人公はたぶん60歳くらいの初老の女性。

ひとりでキャンピングカーでアメリカを放浪している。

といっても優雅な旅ではなく
家も家族も故郷すら失い
働きながら車で生活をするしかない状況なのだ。

驚くべきことにそんな老人たちが
アメリカに大勢いるという。

しかも男性ではなく女性が多いとのこと。

「なぜ、そんなことが起きているのか」

それは映画を見るか
興味があれば調べてもらうことにして
この映画はもしもDVDで見てしまったら
多くの人がつまらない映画と思ってしまうかもだ。

ま、どんな映画も大スクリーンで集中して観なければ
伝わるべきことも伝わらないのは同じなのだけど。

主人公が旅を続ける中で
四季折々に映し出されるアメリカの大地は美しい!

「アメリカって、当たり前だけど広いな〜」

家がなくなって故郷を失い
どうしようもなくなって
キャンピングカーで暮らし始めたけど
それって悪いことじゃなくて
むしろ人生の晩年に相応しいのかと思えてくる。

人は旅をする生き物だし
アメリカ人の先祖は世界各国から
アメリカンドリームを夢見て大陸に渡ってきた
人々なのだから。

アカデミー作品賞に輝けば
拡大ロードショーになるのでみなさんもぜひ!


PS.
オンラインを含めて10回以上開催した
今年の新卒の会社説明会が終わった。

会社の部活紹介をするコーナーがあり
その中で「映画部」に興味を示す就活生が多い。

で、久しぶりに名古屋映画部を開催した!

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「主人公が毎日結婚式をする映画」

と、聞いたからには観るしかない!

ところがだ・・・。

ブラス映画部史上最低の活動をしてしまった。 

映画部

「西川部長と水田副部長は
しばらく謹慎だな(笑)」

詳細は映画部メンバーに聞いてください。

ミナリ

アカデミー作品賞の最有力候補だと評判の映画
「ミナリ」を観た。

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「農業の成功を夢見て韓国からアメリカの
アーカンソー州にやってきた一家の物語」

今から約40年前
1980年代のアメリカを舞台に物語は展開する。

冒頭のシーンで流れる音楽に
僕から上の世代は鋭く反応するはずだ。

「えっ、これって、北の国からじゃないの〜」

さだまさしがハミングするあのメロディーを
思い出さずにはいられないのだ。

それが田舎へ移り住む家族の話しとくれば
北の国からへのオマージュ的作品ではないかと思う。

(僕の勝手な想像かもしれないけど・・・)

それはともかく、ほとんどの会話が
韓国語で成り立っているのだから
この映画は韓国映画だと思う。

昨年のパラサイトに続き
今年も作品賞級の作品を送り出すとは
韓国映画界に尊敬の念を抱かずにはいられない。

「言葉の壁はすでにないことが証明されたぞ。
日本映画界は、なにやっとる〜〜」

と、映画ファンならカツを入れたくなるところだ。

チョン監督は自分の幼少時代の体験をもとに
脚本を書いたとのこと。

それがただのアジア人の移民物語で終わることなく
世界中の人々が共感できる
映画に仕上がっていることが素晴らしい。

それにしても韓国から娘のためにアメリカにやって来た
おばあちゃんがホントにいい味出してる。

ま、そのおばあちゃんが
いろいろとやらかすんだけどね。

ラストの二つのシーンが好きだ。

書けないけど、家族っていいなと心から思える。

賞レースの有力候補が次々に公開されるこの時期は
いい映画が目白押し。

映画館にGOですよ! 

すばらしき世界

この映画のポスターを映画館で目にした時
「これは傑作に違いない」と確信した。

そりゃ西川美和監督の作品で
主演が日本が世界に誇る名優役所広司だから
映画ファンなら誰でも思うはず。

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刺青が入った怖そうでいて
なぜか親しみを感じる男の表情がイイ。

男の前にはなぜか花が舞っていて
映画のタイトルが「すばらしき世界

映画の中でいったいどんな
「すばらしき世界」が展開するのか。

物語は冬の旭川刑務所で主人公が
長い刑期を終えて上京するところから始まる。

かつて人を殺めたことのある男は
はたして娑婆で人生をやり直すことができるのか。

一筋縄でいくはずがない。

刑務所から出た犯罪者が再び罪を犯す確率は
半分以上あるとも聞く。

役所広司が演じる三上という男の行動に

「おいおい、馬鹿なことするなよ〜」

と、声に出しそうになるし
抑え切れない三上の恐ろしい暴力性を
目の当たりにするとゾッとする。

三上を愛すべき犯罪者として
決して美化してはいないのだけど
ついつい感情移入してしまうのはなぜだ。

ま、思わず笑ってしまう場面があるのも
この映画の大きな魅力なのだけど。

さて映画の終わりに差し掛かるにつれ
三上は善意あふれる人々の支えで・・・・。

ここからは書くわけにはいかない(当たり前)

泣ける映画がいいとは思わないが
図らずも泣いてしまう場面が
あちこちにちりばめられているこの映画が
ものすごく好きだ。

「鬼滅もいいけど日本には
こんなにも素晴らしい映画を作る
監督を中心とした制作チームと役者たちがいるんだぞ〜」

近年見た日本映画のマイベスト1だ!!

「みなさん、必見ですよ〜」

ミセス・ノイズィ

「これはブラス映画部で鑑賞すべき映画だったな〜」

ミセス・ノイズィ を観終わったあとに軽く後悔した。

なので個別に観て欲しいのだけど
この映画の宣伝ポスターからして
見る気が起きないのもうなずける・・・。

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「なんか、気分が悪くなりそうだな」

そう思ったとしたら、予感通りだ(笑)

ではなぜに我が映画部に相応しいと判断したかは
思わず笑ってしまう場面が満載だからだ。

実際、かなりの声を出して笑ってしまったし。

準主役の大高洋子さんの演技と存在感は群を抜いている。

(ポスターの左側のおばさんね)

舞台等々で長いキャリアがあるんだろうと調べたら
そうだった。

一枚の布団から隣人同士の戦いが始まる映画なのだが
前半は心がざわつてざわついて仕方がない。

どんどん不幸が加速していく。

もう、おばさんの不気味さに腹が立ってくる。

ところが・・・。

「正しさと正しさとが
相容れないのはいったい何故なんだ」

と、中島みゆきは歌った。

善と悪はそれぞれの立場によって変わるし
視点を変えれば善悪は逆転することも多々ある。

監督が脚本を書いた映画が好きで傑作が多いと思う。

この映画も天野千尋監督(愛知県出身)が
全身全霊を込めて作ったことが伝わってくる。

だからこそ、最後に胸にぐっと来る作品になった。

笑って、笑って
最後に思わず泣いてしまうこの映画が好きです。

この世界に残されて

映画のいいところの一つは語り合えること。

「人生で一番好きな映画はなに?」

そんな会話をそこかしこでしていて
それぞれが自分のお気に入りを持っているはず。

そして今年の「鬼滅の刃」のように
大ヒットする作品が出ると語り合いがヒートアップして
飲み会も大いに盛り上がる。

しかし、キメツトークをしたくとも
しばらくはできない状況なので
ひとり静かに映画を見に行くのもいい。

ネットなどで情報を得て作品を選ぶのもいいが
たまたま時間があった映画を
サクッと見るのもおすすめだ。

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そんな感じで出会った映画がこれ。

この世界に残されて

ハンガリーの映画で第二次世界大戦後の
首都ブダペストを舞台に物語は展開する。

主人公はアルドという名の42歳の男性医師と
クララという16歳の少女。

一人でひっそりと暮らすアルドのもとに
突然クララが入り込んでくる。

ラブストーリーなのかと問われると
そうともいえるし、そうじゃないともいえる。

重く苦しい過去を背負って生きている二人は
共に暮らすことで少しずつ希望を見出していく。

「人は人によって傷ついても
また人によって癒されていく」

そんな言葉を思い出した。

悲劇を悲劇として感情をあらわに描くのではなく
淡々と進行するこの作品がとても好きだ。

そのほうがよりリアルに伝わるものがある。

一人でしみじみと映画を見たい人に
自信をも持ってススメます!! 

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「のび太が、結婚式から逃げた」

そう聞いたからには
勇気を振り絞って映画を見に行くしかない。

さらに子供と一緒に
これを見たらしい下野君から

「未来の結婚式の様子が描かれてますよ。
最後は号泣してしまいました」

などと、大げさな感想も聞いたし。

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それにしても、さすがは我らのドラえもんだ。

90分の映画の中で
ツッコミを30回ほど入れざる得なかった。

「タイムマシンを、トイレに隠したらイカンでしょ・・」

「未来ののび太は、ドラえもんを披露宴に呼ぶよね〜」

「ワオ!もっと早くどこでもドアを出したら
全部解決でしょ」

言うまでもないがそういうツッコミをする人に
ドラえもんを楽しむ資格はない(笑)

それはさておき「のび太としずかちゃん」の
未来の結婚式は驚くほど現在と同じだった。

「人と人が集まって、飲んで食べて語らうことは
昔から今も未来も変わらない人の営みなんだナ」

新郎のび太のスピーチに
ちょっとだけ泣いてしまったし。

それでも「野比のび太」という名前を付けられたら
たまらんでしょ(笑)

喜劇 愛妻物語

就活生を対象とした会社説明会を再開した。

説明会ではブラスの一年をまとめた
映像作品を見てもらう。

そしてその中には
ブラスの部活動をまとめたコーナーがある。

すると部活動に関する質問が毎回のようにくる。

確かに気づくと部活も増えた!

詳しくは説明しないけど
会社公認の部活と非公認の部活があり
静岡地区限定などの地区別もあるから
僕もよくわからないほどだ。

で、ほとんどの部活が休止している中
月曜日に活動を再開したのが「ブラス名古屋映画部」

映画はひとりで観るのもイイし
カップルで観ることももちろんイイ。

それでも大勢で観ると面白さが倍増するのが
コメディ映画だと思う。

なので映画部の基本は
笑える映画をチョイスすること。

「今ならもう、これしかないでしょ!」

僕と西川部長の意見が一致した作品が
「喜劇・愛妻物語」

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映画のタイトルにすでに「喜劇」とうたってある。

そして脚本を書いて監督をした足立監督の
実体験をもとにつくったのがこの映画なのだ。

しかも監督の奥さんが脚本づくりを手伝ったとのこと。

「こりゃ、おもろいに決まっとるぞ」

レイトショーが始まる90分前から
例のように例のごとく
もつ鍋を食べて飲んで盛り上がる。

映画中にトイレに行きたくなるのを
承知で飲むメンバーもアホだが
毎回のように遅刻しそうになる映画部はもっとアホだ。

そんなこんなで始まった「喜劇・愛妻物語」

独身者は無邪気に笑えるだろうけど
結婚5年未満は将来に不安を抱き
10年メンバーはだんだん笑えなくなる・・・。

「アカン、ウチの鬼嫁そっくりだわ・・・・」(西川談)

(奥さんがブログを見ていないと信じて書きました)

映画の中身はほどんどが夫婦喧嘩。

「そんなの見て、面白いわけない」

と思うでしょ。

ところがどっこい、夫婦のケンカが
掛け合い漫才のようで笑いっぱなしだ。

それにホロっと来る場面もあるしね。

僕は赤パンの話しが好きだな〜。

映画のあとは感想戦で
夫婦のあり方を語り合いながら
さらに飲んだのだった。

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写真の解説をすると
主演の濱田岳にちなんで金太郎。

濱田つながりで浜ちゃん・・・。

これも映画部の伝統?です。




グッバイ、リチャード

最近映画館に行ったことがある人は
知っていると思うけど席が半分になっている。

一席ずつ空けて座らねばならないのだ。

手をつないで映画館に入ってきたカップルが
席を空けて座る・・・。

「アホらしいな・・・」

そんなことはきっと誰もがわかっている。

が、個別に対応するのも難しいだろうし
映画館の苦渋の決断を思うと同情を禁じ得ない。

「このままだと
大手資本ではない映画館は潰れてしまう・・・」

なんとかそれぞれの街の小さ目な映画館が
この苦境を乗り越えてくれることを祈るしかない。

ということで週末にひとりで観た映画がコレ。

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上映時間直前に映画館に行く僕は
満席でもないのに満席になってしまっていて
中学の時以来久しぶりに
最前列に座る羽目になってしまった。

そして映画の開始30秒で
大学教授の主人公リチャードが
医師から告げられたひと言は

「残念ですが、余命180日です」

ちなみに主役はジョニー・デップ。

ジョニーが闘病生活を壮絶に生き抜き
観客を悲しませるお涙頂戴物語ではない。

そんな陳腐な映画にジョニー・デップは出ないでしょ。

さて残された日々をリチャードはどう生きるのか。

そして「自分ならどうする」と
観客の誰もが大なり小なり考えるだろう。

僕のようなド中年は特に
自分の身に突然同じようなことが起こっても
なんら不思議じゃない年齢だし。

リチャードのマネはきっとできないけど
ラストまでユーモアを忘れず
老いと死に向かい合いたいと思った。

いい映画ですよ!


ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

ここ数年「文春砲」で有名になった
やや悪名高き週刊文春を愛読している。

一年ぐらいまでは週刊現代だったのだが
文春に鞍替えしたのには理由がある。

一つは週刊現代が完全に読者層を
「60歳以上のジジイ」に絞ったからだ。

(企業戦略としては大正解だと思う)

なので特集記事はここに書けないほど
おじさん向けな過激なタイトルが並ぶ。

そんな時に大好きな伊集院さんのコーナーが
事情で休止になり、文春ではサザンの桑田さんが
連載を始めたからこれはもうしょうがない。

それとこれも好きな映画評論家の町山智弘さんの
現代アメリカ事情を書いたエッセイが異常に面白いから
総合的に判断して文春が断然買いなのだ。

そんな前置きはともかく町山智弘さんの本を読むと
映画の奥深さを知ることができる。


「映画はスカッと無邪気に楽しめればそれでいい」

それも悪くはないけど
その映画がつくられた歴史や背景を知れば
さらにさらに楽しめることも確かだと思う。

そしてやはり映画館で見る映画はイイ。

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久しぶりにマイホーム映画館と勝手に決めている
名古屋のミリオン座で観た映画が
ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語

原作は19世紀中ごろに書かれた「若草物語」

「知っているけど、読んだことはないな〜」

僕もその一人だ。

南北戦争が終結して数年後の物語なのだが
その当時のアメリカの事情を知っていて
若草物語という古典を読んでいれば
この映画を深く堪能できると思う。

「映画を楽しむためにも
もっと学ばなければならないナ」

気鋭の女性監督が作ったこの映画は
現代を生きる女性への
メッセージだと受け取ることもできる。

アカデミーの衣装デザイン賞を受賞したから
当時のドレスや服装を見て楽しめるしね。

女同士で観に行くことをおススメします!

レ・ミゼラブル

「レ・ミゼラブル」と言えば、ミュージカル。

世界各国でロングラン上映されている作品だ。

映画にもなって大ヒットしたから
それを連想すると思う。

そしてちょっと前に見た映画が同じタイトルの
レ・ミゼラブルだ。

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「アカデミー作品賞に輝いたパラサイトがなければ
この映画が世界の外国語映画賞を独占していただろう」

そんな記事を読んだだけで
中身については何も知らなかった。

それでもこのポスターを見れば

「最後は歓喜に沸き返るフランス映画かな」

と、想像するでしょ。

ところがところが。

レ・ミゼラブルは「悲惨な人々」という意味。

150年前のレ・ミゼラブルの舞台となった
パリ郊外の街で悲惨なことが次々に起こる。

まさに現代社会の闇を描く衝撃の作品だった。

映画の冒頭は2018年のワールドカップで
フランスが優勝したシーンから始まる。

サッカーファンなら知っていると思うけど
フランスチームは様々な人種によって構成されていて
レギュラーのほとんどが移民の人たち。

人々はフランス人として応援し
フランス人として感動を共にしているのに
郊外の家に帰るとアフリカ系の人たちしかいなくて
様々なあつれきがある。

その憎しみ合いがある日
警官と市民の対立を引き起こし発展していく。

子供たちが巻き込まれていくシーンは
見ていて胸が苦しくなる。

そしてラスト30分の衝撃へと続く。

これは全世界で起こっている問題であり
日本も避けては通れないなし
すでに大なり小なり起こっていると思う。

映画を見終わった後
いつもの三倍は考えに考えさせられる映画だった。

ジョジョと1917

パラサイトが英語以外の言語の映画でありながら
史上初のアカデミー作品賞を受賞した。

毎年授賞式を楽しみにしていて
今年もじっくりとWOWOWで見た。

ちなみに日本時間の昼前後に放送する
生中継ではなく、夜の編集版が好きだ。

スピーチの翻訳が字幕で出るから
受賞者のスピーチが存分に楽しめるから。

不満というか残念なのは
今年も司会者なしで進行したこと。

役者が揃っていれば司会がフォローしたり
もっといいところを引き出したりする必要がない
という証だと思う。

パラサイトのポンジュノ監督のスピーチは
ホントに素晴らしかった。

たぶん監督はそこそこ英語を話せると思うのだが
堂々と韓国語でスピーチをして
合間に通訳が訳するやり方を通したことに
同じアジア人としてとても好感を持った。

「心からの感謝を伝えたいとき
母国語で話すことが一番なんだな」

それだけでも十分に感動したのだった。

で、パラサイトが作品賞を獲得したならば
本命と言われていた他の作品も
観なければならないというもの。

いろんな会食がキャンセルになっていて
時間もあるしね。

まずは「ジョジョ・ラビット」

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子供が主役の戦争映画だ。

物語の舞台は第二次世界大戦下のドイツ。

少年ジョジョがヒトラー傘下の
立派な青少年兵士になろうとする。

が、しかし・・・。

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そして作品賞の本命と言われていた
1917。

こちらは第一次世界大戦を描いた映画。

ドイツ軍とイギリス・フランスからなる
連合軍との争いの中での物語だ。

西部戦線と呼ばれる
もの凄く長い塹壕があって
映像はその塹壕の中をグイグイ進んでいく。

一瞬も途切れない
ワンカット撮影という技術なのだが
監督とカメラマンの執念が映像からにじみ出ている。

戦争の臨場感たるや、もう怖ろしい。

「絶対に、戦場へは行きたくない」

誰だってそう思うはずだ。


で、二つ共に傑作だと思うし
戦争映画の歴史の中でも光る作品に違いない。

それでも
「パラサイトが作品賞で良かったナ」
と、しみじみ思う。

(ちなみにもう一つの本命
「ジョーカー」は好きじゃないです)

その他の候補作も観なきゃね。

みなさんも、ぜひ。

パラサイト 半地下の家族

よほどの映画好きでない限り
年間に観る映画の数は限られる。

何を基準に映画を選ぶかというと
お気に入りの監督であったり
主演の俳優が好きだったり
友人からのススメであったりする。

そして雑誌や新聞などの媒体から得る
情報を参考に選ぶことも多い。

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パラサイト 半地下の家族

この映画は僕が参考にしている
日経新聞夕刊の映画評や
好きな映画評論家がこぞって絶賛している。

「ならば、すぐに観るしかないぞ」

意気揚々とミリオン座(名古屋で好きな映画館です)に
ひとりで乗り込んだ。

そしたら驚いた!

いつもガラガラのミリオン座が満席だ。

「これだけの人に観てもらえると
効果があるぞ!」

いつものようにブラスのCMが流れて
映画が始まる。

開始5分で映画の世界に引き込まれた。

怒涛の2時間13分だった!

韓国の映画で監督はポン・ジュノ。

すでに世界的に有名な監督であり
この作品でカンヌ映画祭の最高賞を受賞している。

「なのに恥ずかしながら
まったく知らなかったな、俺・・・」

映画のパンフレットに
監督からのお願いが書いていある。

「この映画は最後のどんでん返しだけが
すべての映画ではありません。
例えば、映画を観終えたばかりの観客が
「ブルースウィルスは幽霊だ!」と叫んでしまい
これから観ようとする観客たちを失望と怒りで
逆上させてしまうハリウッド映画とは明らかに違います。
それでも私は全ての映画監督が望むように
観客にはハラハラドキドキしながら物語の展開を
体験して欲しいのです。
全ての瞬間において熱く興奮しながら
映画に驚き引き込まれて欲しいのです。
なので、みなさんに心からのお願いです。
兄妹が家庭教師として働き始める以降の展開を
語ることはどうか控えてください。
どうかネタバレしないで下さい。
みなさんのご協力に感謝します」

長い文章を引用してしまったけど
この文章だけで映画を観たくなったでしょ!

僕も書きたいことは山のようにある。

「この映画が、好きだ〜」

笑いをこらえきれない場面が沢山ある。

「半地下の家族」がなんだか愛しく思えてくるし。

それでも映画が進むにつれて・・・。

ダメだ、書いたらネタバレになってしまう。

何の情報もなしに
この映画を観に行って欲しい。

そしたら語り合いましょう!!

決算!忠臣蔵

静岡2DAYSの二日目は
とうとう発足したらしい「静岡映画部」に行く。

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静岡駅新幹線改札の出口で
こんな感じの大歓迎をまたまた受ける。

そして周りには
有名人が来るのかなと
大いなる勘違いをした一般の方が大勢いて
かなり恥ずかしい・・・。

「ありがとう、みんな。とりあえず横断幕をたたもうか」

映画の時間も迫っているから
今日も静岡駅前の繁華街を突っ走る。

静岡映画部が第一回の作品に選んだのはコレ。

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「なんだ〜、決算忠臣蔵って。
ナメとんのか、タカシ〜(部長)」

「社長、なに言ってるんですか!
かなり評判はいいですよ」

そんなこんなで静岡映画部員25名と共に
ほぼ貸し切り状態でこの映画を観た。

始まりから笑える。

俳優たちの顔がアップで映るだけで笑える。

そうそうたるメンバーがこれだけ揃うのは
きっと監督の力だ。

日本人が大好きな物語である忠臣蔵を
討ち入りするための予算から組み立てるとは
切り口が斬新であり面白い。

現実にその時の会計の帳簿が残っていて
武士たち(経理部の武士ね)が
細かく計算したからこそ討ち入りが成功したのだ。

これは会社の役員と経理部に当てはめると
現実味があってさらに楽しめる。

「経理あっての会社だからな」

いつの世も、なにをするにもお金がかかるし
経営陣が判断を間違えたり
勘違いして浪費すれば会社は潰れる。

主役の大石内蔵助を演じる
堤真一のドンちゃん騒ぎは楽しそうだけど
自分に当てはめると身につまされるし(笑)

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「討ち入り成功じゃ〜」

突然現われた赤穂浪士と共に記念撮影。

第一回の静岡映画部は大成功だ。

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なぜか名古屋映画部の部長も合流し
映画後の感想会も大いに盛り上がった。

大勢で見る映画はコメディがベストですね!

イエスタデイ

大きな音で曲を流しながら
それに合わせてギターを弾いて歌うことが
僕の夜の日課の一つ。

達明バンドで演奏する
サザンの曲を練習するのがメインだけど
たまには他の歌も歌いたくなる。

ビートルズ世代ではないし
洋楽に特別思い入れがあるわけでもないけど
英語の学習(サボりにサボってますけど)を兼ねて
たまにビートルズの曲をギターを弾いて歌う。

すると曲を聞いているだけでは
見えてこないことを発見したりする。

まぁそれは

「なんて美しいメロディなんだ!」

とか

「コード進行がシンプルだけど、カッコいいな」

「おっ、初期の頃は
案外ベタなラブソングばかりだぞ」

「これはジョンの曲で
ポールはやっぱり天才だわ」

などなど。

それはともかく
ふらりとミリオン座に行って見た映画がこれ。

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主人公のジャックは
売れないシンガーソングライター。

隣にいるのは10代の頃から
ジャックを支えるマネージャーのエリー。

ジャックはある日交通事故にあったものの
無事に目覚める。

仲間が快気祝いをしてくれて
その席で一曲歌うことになり
とりあえず「YESTERDAY」をギターで弾き語りをした。

「おいおい、いつの間に書いたんだ
スゲェいい曲だな〜」

仲間が呟く。

「おいおい何言ってんだ
ビートルズのYESTERDAYだろ」

「なんだ、そのカブトムシって・・・」

そう、ビートルズが存在しない世界に
ジャックは入ってしまったのだ。

さぁ、そこからどうなるか。

ビートルズがいない世界はどうなってしまったのか。

サザンもミスチルもいないはずだ(たぶん)

ビートルズの名曲に乗せて展開する映画を
名古屋地区の方はぜひミリオン座でご覧ください!

記憶にございません

ブラス映画部の活動が活発だ!

どうやらレイトショーを観る前に集まり
シネコンがあるビルの一階にある
「もつ鍋屋」で飲んで食べることが
人気になっているらしい。

確かにココのもつ鍋は美味い!

しかし映画部である以上
じっくりと映画を観て楽しんだ上で
活発な映画談義をすることが本筋。

ならば映画を観る前にビールを飲みすぎて
映画の途中にお手洗いに行くなど言語道断だ。

「そんな部員は即刻クビだろ」

と、主張したら

「社長が真っ先に除名ですね・・・」

と、言われてしまった。

ま、いろいろあれど
大勢で映画を観るのは醍醐味の一つ。

それが笑えるコメディなら、なおさらだ。

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三谷幸喜の新作を
待ち焦がれているファンは多い。

もちろん僕もその一人であり
映画部で観ると決めているのだ。

主人公の首相を演じる中井貴一は
国会で堂々と

「記憶にございません!」

と、言い放つ。

「よ〜し俺も、社員総会で堂々と言ったるわい」

というのは冗談に決まってるけど
記憶をなくすことは恐怖に違いない。

その恐怖におびえつつも
記憶をなくした日本の首相は現実に立ち向かう。

「おもしろい設定だな〜」

あとは天才三谷幸喜が書く脚本を
名優たちが演じるだけだ。

中井貴一の演技がたまらなくイイ。

脇を固める俳優たちも
演じることが実に楽しそうだ。


映画部

「みんな、よく笑ったな〜」

映画のあとはバーで飲みながら

「どこで首相の記憶が戻ったかわかるか?」

そんな話しや杉山雄太郎副部長の
とにかく細かい解説を聞きつつ
大いに盛り上がったのだった。

「次は何を観ようか」

二カ月に一度は活動しよう。

そして映画部大阪や映画部静岡も
ぜひ立ち上げて欲しい。

火口のふたり

なんの予定もない夜は
ふらっと映画館に行くに限る。

そこには僕のような映画好きが
静かに上映開始を待っている。

移転したミリオン座はカフェも充実しているので
淹れ立てのコーヒーを飲みつつ
これから観る映画の予習をするのもイイ。

シネコンではかからない
欧州を中心とした隠れた名画を上映するので
90分から100分で終わる作品が多いのもイイ。

ミリオン座は大きくなったから
混雑とも無縁だしね。

僕はビールの小瓶を飲みながら
映画を観るのが最近のお気に入りだ。

必ず端の席を確保するから
トイレに行きたくなっても安心なのだ。

自慢にもならないけど
30秒で席に帰る自信がある(笑)

そんなこんなで
上映前にかかるブラスのCMを見て
回りの反応を確かめることも習慣になっている。

それで良くも悪くも心に残る映画を観た時は
自分の為にブログを書くことにしているのだが
この映画のことをすっかり忘れていた。

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ポスターの男と女の表情を見るだけで
伝わるものがあるはず。

ポーランドの映画で
タイトルが「COLD WAR」だから
冷戦時代の歴史的背景を舞台とした
時代に翻弄される男女の映画だと
想像してもらっては困る。

ほとんど説明をせず
たぶんギリギリまで物語を削り
ポーランドの音楽をバックに映画は展開する。

セリフの少ない映画が好きだ。

外国の映画なら、なおさら。

ヒロインのズーラの歌は素晴らしく
それに引っ張られるように
二人は熱く熱く燃え上がる。

ラストシーンはどう解釈したらいいのか。

とてもわからないけど
恋愛はそれぞれであり
それぞれが置かれた時代によっても変わる。

最後に付け加えるなら
主人公である男女のモデルは
この映画の監督のお父さんとお母さん。

なるべくして映画監督になったと
思わざる得ない。

こんなに熱く書いたけど
映画はずいぶん前に上映終了している。

「しまったな、早く書くべきだった・・・」

という後悔があるので
ブラス映画部の面々と
来週あたりヒマな夜がある読者にこれをすすめたい!

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火口のふたり

出演者はほぼ男女二人きりで
セリフがあるのは二人だけ。

元恋人同士でありながら
いとこ同士でもある。

女の結婚式に出席するために故郷へ戻り
再会するところから映画は始まる。

そこからの5日間の物語だ。

僕の力量では
それ以上はとても解説できない。

ま、いつも解説はしてませんが・・・。

「今夜だけ、あの頃に戻ってみない」

どうして直子は言ってしまったのか。

そして「火口のふたり」はどこへたどり着くのか。

ミリオン座で確かめてください!

アラジン

昨年11月に「ボヘミアンラプソディー」を見て以来
久しぶりにブラス映画部が始動した。

なんといっても前回は
奇跡的な出来事が起こった。

僕のこのブログ
NHKの取材班の目に留まった。

特に西川部長のランニングシャツ姿と
大勢の社員と一緒に映画を観て
盛り上がる会社に興味を持ったらしい。

そしてボヘミアンラプソディーの特集番組をつくるために
NHKの撮影部隊がウチの会場にやって来たのだ。

さらに取材に来たディレクターさんが
ウチのことを気に入ったらしく

「明日の生放送に出演しませんか!」

という話しになり
映画部員と共に「クローズアップ現代」に
生出演をしたのだ。


「よ〜し、今回もやったるぞ!」

ま、あんなことが毎回起こるはずもないのだが
今話題の映画といえばこれ。

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ブラスでディズニーといえば杉山雄太郎。

「字幕ではなく、吹き替え版を観ましょう!」

映画の前にモツ鍋を食べながら
アラジンについてのレクチャーを受ける。

とにかくジーニー(ランプの魔人ね)
の吹き替えをしている
声優の山寺さんは天才だから
彼のセリフを堪能して欲しいとのこと。

他にもいろいろ聞いたけど
モツ鍋が美味しすぎて
ほろ酔いで映画館へ向かう。

「実写でアラジンは、無理があるでしょう」

という本音を隠したままに。

ところがところが。
あっという間の2時間だった!

主演のウィルスミスの演技は
天才だなと誰もが思うはず。

しかしそれも現代のCG技術で
ほとんど加工しているとのこと。

そうなのだ
最新の技術を駆使すれば不可能が可能になり
こんなにもスケールの大きな作品が作れる
という事実に驚くばかりだ。

映画部

ということで
今回もエンドロール中に着替えた西川部長。

「えっ、なんでドラえもん(笑)」

この日は大阪のメンバーが10名も加わり
映画部史上初の25名でアラジンを観た。

大勢で映画を観て
なんやかんやと感想を言い合うのも
またいいものです。
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