オートクチュール
つくられることは大きな喜びだ。
ちょっと前のブログにも書いた
「ウェディング・ハイ」という映画は
プロ目線で見るとえがき方が粗いことは否めない。
しかしそんなことも含めて
入社式や会社説明会等で共通の話題として
話すことができるからうれしい限りだ。
「映画になる仕事って、なかなかないよね。
しかもウェディングプランナーは主役だよ」
篠原涼子さんが演じるプランナーは
40代でベテランという設定もまたうれしい。
年齢と経験を重ねるからこそ
プロの領域に近づける仕事だからだ。
そしてうれしいことに今度はドレスにまつわる
オートクチュールという映画が現在公開中なのだ。

「オートクチュールの意味を知っていますか?」
その言葉の響きで何となく想像がつくと思う。
「高級衣装店のこと。
デザイナーが顧客のために
オリジナル衣装をデザインするもの。
生地、仕立ても含め最高級の完成度を持つ。
一般的にはパリの高級注文服業界で
つくられる服のことを指す」
調べたらこう書いてある。
この映画の舞台は
「ディオールのオートクチュールのアトリエ」
ディオールのアトリエが忠実に再現されているし
監修したのはディオールの専属クチュリエール。
もうそれだけで
ビードレッセのメンバーは興味津々だ。
さらに主役はデザイナーではなく
ドレスをつくる「お針子(おはりこ)」なのだ。
オートクチュールのデザイナーが
どれほど素敵なドレスをデザインしようとも
それをつくるのはプロ中のプロのお針子さん。
これはウェディングドレスも同様であり
それぞれの新婦に合わせた「お直し」をするのも
お針子さんの仕事だ。
ならば腕のいい「お針子」がいなければ
最高のドレスは提供できないという
当たり前の事実に気が付く!
自慢ですが我がビードレッセには
環境が整ったアトリエがあり
専属の「お針子さん」もいる。

映画は確かにツッコミどころ満載だったけど
ディールのアトリエの美しさと仕事の厳しさを
刺激を受けると共に大いに学んだのだった。
「ドレスに対する考え方を曲げず
このメンバーと共に成長すれば
いつかトップに立てる日が来る」
映画前にみんなで食べたもつ鍋も美味しかったが
仕事目線で楽しめる映画でした。