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峠越え

鞄の中にいつも本がないと不安になる
「本がないと不安になる症候群」にかかって
早27年。

そんな病気はきっとないけど
僕と似たような症状を持つ人は多いと思う。

空いた時間ができたら
常に本を開くわけではない。

ただ鞄が重くなるだけの時も多い(アホです)

が、腕時計や携帯は忘れることがあるけど
本は忘れないのが不思議だ。

それはともかく
昨日今日と休みを取ったのでこの本をじっくり読んだ。



徳川家康を主人公にした歴史小説。

著者の伊東潤さんが
ここのところ大注目の歴史小説家だと
雑誌で読んで購入した。

徳川家康の人物設定は

「小心で思い悩むことが仕事のような男」

そうなのだ。

当然のように登場する織田信長が
傑出した人物として書かれているのは
この時代の小説の常道。

が、家康となるといろいろ別れる。

この本の中では
家康自らがこう呟く。

「峠を一つひとつ越えていけば
わしのような凡庸な男にも、道は開ける」と。

とても解決できそうにない事を必死に考え
「もうダメだ」と観念する寸前で突破口が開け
生き延びる徳川家康。

「凡庸でなければ越えられぬ峠がある」

と、作者は書く。

毎月起業家の仲間と勉強会をしていると
僕も自分の凡庸さがよくわかる。

なのでこの言葉が身に染みた!

歴史小説にしては長くない物語なので
気軽に読めると思いますよ。

10年後に後悔しない働き方

僕の盟友、垣畑社長が
またも本を出版した!

もはや、先生と呼ばねばらない(笑)



GMO熊谷社長、オプト鉢嶺社長、パーク・コーポレーション井上社長
ワークスアプリケーションズ牧野社長ら
ベンチャー経営者23名がインタビューで語った
これからの10年を見据えた働き方。

一篇で一冊の本になってもおかしくない珠玉のストーリー23篇をまとめて読めるから
あなたに響く働き方、生き方がきっと見つかります。


ぜひこのサイトも見て欲しい!

そうなのだ!
名だたる経営者に混じって
私が登場している本なのだ。

「なぜ、垣畑先生が僕を指名したのか・・・?」

その理由は読めばわかるというもの。

今まで恥ずかしくて言えなかった過去を
ついつい告白してしまった結果
この内容になってしまった。

「他の社長さんのように、もっとカッコいいことを書いて欲しかった・・・」

しかし、それこそが著者の狙いだったのだろう。

起業家として
スーパーな方々の話しには

「それはなかなか真似できないかな」

と、読者のみなさんが感じたところで
僕のコーナーがある。

なになに

「頼まれごとは、まずやってみるか〜」

「ハハハ、これならやれそうだ」

そんな話なのだ。

「どうかamazonで購入するか
大きな本屋さんで買ってください!」

よろしくお願いします。

三十光年の星たち

紅白で北島サブちゃんの歌を聞いて
そばを食べて、いよいよ年越しだ。

「今年は苦しかったナ」

一年間のブログを見返しながら思う。

ハウスウェディング事業10周年があり
「ウェディングプランナーになりたいきみへ」を出版し
順調なスタートを切りながら。

1月のブログに

いかなる局面においても
「自分が絶対に正しい」と思ってはならない。

謙虚でなければならない。

どんなに自信があっても、それを絶対と思い込んではならない。

と、書いているのに
正反対のことをしてしまった。

反省を胸に
来年やるべきことは決まっている。

そんな決意表明はもう少し後にすることにして
お正月におススメの本を紹介したい。


ぼくが一番好きな作家
宮本輝さんの新刊が文庫になったので再び読み返した。

これはひとりの名もない頼りない
たいした学歴もない青年が
三十年後を目指して、手探りでもがきながら
懸命に自分の人生を作り始める物語。

宮本さん自身が作家として歩き始める決意をした時に

「お前の決意をどう信じろというのか
三十年後の姿を見せろ」

と、恩師から言われた言葉が片時も心から消えず
この物語になった。

「十年で、やっと階段の前に立てる。
二十年で三分の一のところまでのぼれる。
三十年で階段をのぼり切る。

そしてのぼり切ったところから、お前の本当の勝負が始まるんだ」

と、主人公を支える老人は説く。

「三十年後の自分か」

社長業を始めて15年
ハウスウェディング事業10年なら
まだまだのぼり始めたばかり。

この本を読んで

「よし、まだまだ先を目指して歩むのだ」

そんな勇気がわいてきた。

上下巻ある長い小説なので
たっぷりと楽しみながら最後は拳を握りしめると思う。

河合達明
自信を持っておススメします!

みなさん、よいお年を。

くちびるに歌を

「僕のリーダーシップの原点は
中学3年の時に経験した、合唱コンクールの指揮者です」

と、このブログに時折書いてきた。

クラスメートと先生に
たぶん生まれて初めてものすごく褒められて
リーダーシップに目覚めた。

優勝はできなかったけど
決勝までチームを導くことができた。

「あの時そういえば、男子だけで練習したナ」

今も迷った時は、この原点を思い出す。

そんな大好きな中学の合唱部を舞台とした小説が
この「くちびるに歌を」だ。


長崎県の五島列島にその中学校はある。

「様々な事情を抱え
いつか島を出ていく子供たちが心を一つにして歌う」

こう書くと、お涙頂戴の物語と間違えられそうだ。

決してそうではなく
作者の中田さんは押さえた文章で物語を綴る。

それでもやっぱり泣けてくる。

長崎大会で歌う場面は
読みながら合唱が聞こえてくるようだ。

歌っている生徒たちが

「この時間がずっと続けばいいのに」

と思うように
読んでいる僕たちも
この場面が終わるのが惜しくなる。

この本は文庫として発売されたばかりなので
本屋さんに行けば平積みになっていると思う。

故郷へ帰る時に買って
お正月休みにゆっくり読むことをおススメします!

蜩ノ記

四国松山から無事に帰った。

初日のオーベルジュから始まり
道後温泉まで堪能した。

たまたま寄った
伊丹十三記念館も印象に残った。

001

「お葬式」
「タンポポ」
「マルサの女」

若いころ観た
数々の名作映画を見返したくなった。

合間合間に読んだのはこの本。

蜩ノ記 (祥伝社文庫)
葉室 麟
祥伝社
2013-11-08


時代小説を読むと
「こんなに理不尽な時代に生まれなくてよかった」
と、単純に思ってしまう。

ひと昔前なら
人は虫けらのように死んでいく。

「蜩ノ記」の登場人物もそうだ。

命を賭してでも
自分の矜持を貫き通す姿勢に感動し
「とても俺には無理だ」と自分の生き方が恥ずかしくなる。

たまには男の中の男を書いた
時代小説を読むのもいいと思う。

週末に現場を守ってくれたスタッフに感謝しながら
帰ってきました。

ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく

「働くということ」

この本は意外にも
そこに焦点を当てた堀江さんの自伝だ。




「今の若者」という言葉は使いたくないが
確かに今の若者は「働くということ」について悩みすぎる。

堀江さんは全編にわたって
自分の半生を振り返りながら

「うじうじしてないで、とにかく働こう!」

と、書いている。

逮捕されてすべてを失った人の言葉だけに重みがある。

「過去を振り返っても事態は変わらず
未来に怯えていても先へは進めない」

一気に読み切って
清々しい気持ちになり

「よし、俺もとにかく全力で働くぞ!」

と、心の中で叫びたくなった。

働くことに迷う就活生や新卒生に
特におススメです!

光秀の定理

歴史小説をここのところ読み続けている。

出星前夜 (小学館文庫)
飯嶋 和一
小学館
2013-02-06



天草に旅行に行った時から読み始めた
「島原天草の乱」を題材にした「出星前夜」に涙し


大ファンの林真理子さんが書いた
「正妻 慶喜と美賀子」と


ライフネットの出口社長おススメの「ペリー」を読んで
幕末は視点を変えると歴史の解釈が全く変わることを学んだ。

そして読み始めたら止まらなくなり
怒涛の読書となったのがこれ!



光秀は当然ながら「明智光秀」のこと。

「本能寺の変」で信長を討った男だから
当然人気がない。

が、この本を読むと印象がガラッと変わる。

「案外、いい奴だったのね〜」

さて「光秀の定理」とは何か?

そして信長からあれほど愛されていたのに
どうして反逆したのか?

「この時代の小説は、やっぱり面白いな〜」

秋の夜長に十二分に楽しめる本だと
自信を持っておススメします!

ダメな時ほど運はたまる

本屋さんで運に関する本があると
ついつい手が伸びる。

ビジネス書を専門にしている著者ならともかく
日本を代表するコメディアン
「欽ちゃん」が書いた本ならなおのことだ。



先日のリーダーズ合宿で
「ま、最後は運だから」という話をした。

確かにウチにとってこの10年間は
いくつもの幸運な出会いがあったからこそ
ここまで成長することができた。

「だから、次の10年は下降線です・・・」

それはダメだ!

なんとしてでも幸運を持続させねばならない。

欽ちゃんいわく
運を大きく分けると、三つの種類がある。

最初の運は
「生まれながらの運」

二つ目は
「誰かが持ってきてくれる運」

三つ目は
「努力をした人の元へやってくる運」

欽ちゃんが笑いを交えながら
語りかけてくるこの本は
なかなか味があると思いますよ!

島はぼくらと

オーストラリア往復の便は
マイルを使ったので(ANA派です)
シンガポール経由になった。

昨日の昼にブリスベンを発ち
今日の朝、セントレアに着いた。

なのでたっぷりのフライト時間と待ち時間があった。

本さえあれば時間は全く苦にならないので
今回も重量級の本を鞄に仕込んだ。

中でもこの本をみなさんにススメたい。

島はぼくらと
島はぼくらと [単行本]


「やっぱり、青春小説だ〜」

その通り。

毎度のことながら書きますが
後悔だらけの青春を送ったので青春小説が大好きなのだ。

お盆はブラスメンバーもそれぞれの故郷に帰る。

帰ってもらわなくちゃ、困る。

帰りの飛行機や列車で
ぜひこの本を読んで欲しい。

きっと故郷の家族や友人がもっともっと愛おしくなる。

この夏一押しの小説です!

野心のすすめ

女流作家で一番好きな人は誰かと問われたら
迷わず

「林真理子さんです」と答える。

もう圧倒的に面白い小説を
様々なテーマで書いてくれる。

やはり女性が主人公の本が多いので

「女って、こんなこと考えてるのね・・・」

読んでいて空恐ろしくなる場面もしばしばあり
それが社長業に生かされている。

とは思わないが
待望の新刊が発売された時は
「読書における至福の時」がすでに約束されている。

そんな林さんが珍しく新書で
自らの恥ずべき過去を告白した上で
世に出ようとしている若者にエールを贈っている。

野心のすすめ (講談社現代新書)
野心のすすめ (講談社現代新書) [新書]


やはり女性に読んで欲しい。

とりわけ第四章の「野心と女性の一生」を
ブラスの女性メンバーに印刷して手渡したい程だ。

「そんなセコイこと言わずに、全員に買ってやってください」

そんな声が聞こえてきそうだ。

でも本は、よほどの熟練者でない限り
自分で買わないとなかなか読まないもの。

新書だからお手軽価格だし
ぜひ買ってほしいナ。

「プランナーとして数々の経験を積み
結婚してからも仕事を続けるウチの女性陣を
益々応援する会社をつくろう」

第四章を読み
僕も思いを新たにした!

あっ、もちろん独身のままでバリバリ働く女性陣もね!

起業家

本屋さんに行くとこの本は
「ビジネス書」のコーナーにある。

しかしこの「起業家」は
間違いなく優れた青春小説だと思う。

起業家
起業家 [単行本]


内容は前作「渋谷で働く社長の告白」からの続編だ。

著者であるサイバーエージェントの藤田社長は
僕が言うのもなんだが
書くことに関して小説家並みの才能があると思う。

ビジネス系の本を読んでも
ブログを読んでもいつも感じる。

(ま、僕も小説だけは沢山読んでますから)

ほとんどの社長本は
プロゴーストライターが書いている。

もちろんそれが悪いわけじゃない。

(社長の本業は社長業ですから!)

しかしこの本のように
自分自身の手によって一言一言書かれた文章には
魂がこもることは間違いない。

それにしても藤田さんは
僕より一回り年下の現役の経営者であり
サイバーの社長。

名実ともにトップランナーだと思う。

僕だって起業家を自負する以上
これだけ熱い本を読めばメラメラと闘争心が湧いてくる。

「僕も僕の信じることに、熱狂しなければ」

本のラストに書いてあるように

「新しいことを生み出すのは、一人の熱狂である」

のだから。

起業家を目指す若者にダントツのおススメです。

が、影響を受けすぎて突き進むとエライことになるので
冷静に読みましょう。

ハーバード流宴会術

宴会が好きか嫌いかと問われたら
当然好きと答える。

人生で数々の宴会を仕切ってきた。

若い頃は結婚式の司会はもちろん
二次会の幹事&司会を数々こなしてきた。

自慢だけど
友人だけでなく
会ったこともない人の二次会も仕切ってきた。

(友達の先輩とか後輩とかいろいろです)

「何が一番大切ですか?」

と問われたら
迷わず答える。

「会場選びです」と!

僕は必ず
会場を自分の目で確かめて決めてきた。

それは盛り上がる二次会にする為に
絶対に外せないポイントが二つ三つあるからだ。

どれだけいい企画をして
司会をがんばったところで
最低限の設備が整っていないと
できないものはできないのだ。

そんな宴会仕切り好きの僕なので
売れているこの本も当然読んだ。

ハーバード流宴会術
ハーバード流宴会術 [単行本(ソフトカバー)]


「いいこと書くな〜。
おおっ、お店には必ず下見に行け」


とも書いてあるぞ。

自分の考えとダブることもあり
大いに頷きながら読んだ。

宴会は一期一会。

「なんだ、この店は・・・」

参加者が心の中で呟くお店を選んではいけない。

優しいからみんな口には出さないけど
時間とお金があまりにもったいないでしょ。

それに決して安くはないお金を使うのだから
頑張っているお店を応援しなきゃね!

ということで
今日はブルー:ブランチームと達成記念宴会です!

何者

昨日は、名古屋地区二回目の会社説明会。

ここ数年は大き目のホールで行ってきたが
今年は自社会場でもやってみようと
丸の内のヴェルミヨンで開催した。

今回も大勢の就活生のみなさんが来てくれた!

「ブラスにとっても、君たちにとっても、いい時間にしましょう。
そして一つでも、心に残るものを持ち帰ってもらえたら
うれしいです」

そんな僕の挨拶から始まり
会社のキャッチフレーズ同様
「笑いと涙の説明会」になったと思う。

就職活動もここからが山場。

そんな就活生諸君におススメの本を
一冊紹介したい。

何者
何者

直木賞を取った本だから
僕が紹介するまでもないメジャーな作品だ。

作者の朝井リョウさんは
なんと24歳(確か)

学生時代にデビューし
すぐにベストセラー作家となった。

あまりに年下だから今まで敬遠していたが
就活生が主人公の青春小説ならば読むしかない。

で、読み始めたらもう止まらない。

怒涛の一気読みだ。

それにしてもこの小説は、痛い。

47歳のおじさんが読んでも
心の中を見透かされている気がする。

増してや就職活動真っ只中の人が読んだら
痛みに何度も本を閉じそうになると思う。

本の中にこんな一文がある。

「就活がつらいものだと言われる理由は二つある。
ひとつはもちろん、試験に落ち続けること。
単純に、誰かから拒絶される体験を何度も繰り返すというのは、つらい。

そしてもうひとつは、そんなにたいしたものではない自分を
たいしたもののように話し続けなくてはならないことだ」

それでもこの本は
就活生のみなさんへの応援本だと思う。

忙しい就活の合間に
ぜひ読んで欲しい!

空の拳〜黄金のバンタムを破った男

立て続けにボクシングに関する本を二冊読んだ。

空の拳
空の拳

一冊目はなんと
女流作家が書いたボクシング小説だ。

弁当箱のように分厚いが
中身も半端じゃない。

「どうして女性に、男の戦いがここまで書けるんだ」

と、思ってしまうのは偏見だろう。

角田光代さんという第一級の小説家は
大手出版社に勤め、ボクシング雑誌の担当になった主人公「空也」を通して
現在のボクシングをリアルに書いていく。

あるボクサーが世界チャンピオンへの階段を
登って行く道を書くのではなく
普通のボクサーをの姿を。

試合のシーンは息苦しくなるほどだ。


もう一冊は大好きな小説家
百田尚樹が昭和の偉大なボクサー
ファイティング原田を題材にしたノンフィクション。

「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫)
「黄金のバンタム」を破った男 (PHP文芸文庫)

僕は小学生の頃から
スポーツ観戦オタクなので
当時の世界タイトルマッチはテレビですべて見ている、と思う。

ガッツ石松に始まり
具志堅用高のタイトル奪取から13度防衛する時代だ。

この本は、もう一昔前
1960年代の話し。

当時の世界チャンピオンは世界でたった8人。

現在の世界チャンピオンは70人。

「えっ、なんで?」

ボクシングを知らない人なら
ものすごく不思議だろう。

説明はしないけど(うまく書けないし)
当時の世界チャンピオンの価値が今とは比較にならないことは
わかるでしょ。

ファイティング原田はなんと
その時代に二階級を制しているのだ!

あえて比較するとイチローよりも香川よりも
間違いなく上だ。

その人気も半端じゃなく
タイトルマッチのテレビ視聴率はすべて50%越えだ。

(年間で紅白の次だったのです)

ボクシングの話ではあるが
これを読むと高度成長期の日本の姿が浮かび上がってくる。

最後、原田の引退シーンは涙なくして読めない。

「よくやった、原田」

まったく門外漢の僕でも本人に言いたくなる。

これだけ熱気溢れるノンフィクションだから
普通は「俺もボクサーになりたかったナ」と思うはず。

それでも

「若い時、ボクシングに出会いたかった」

とは、全く思わない。

その理由は読めばわかると思う。

男性にも女性にもおススメの二冊です。

日本型リーダーはなぜ失敗するのか

今年は歴史を学ぼうと思い
歴史小説やら歴史年表を買い込んだ。

買い込んだだけで
じっくり読んでないのが問題ではあるが
その流れの中で読んだのがこの本。

日本型リーダーはなぜ失敗するのか (文春新書)
日本型リーダーはなぜ失敗するのか (文春新書)


数あるリーダー本の中で
この本が抜きんでている点が一つある。

それは
「日本の近代史と太平洋戦争の教訓」
からリーダー論を展開しているところ。

「そもそも日本にリーダーシップがあったのか考えてみよう」

と、著者は前書きで述べている。

まずは読み進むうちに
著者の半藤一利さんが昭和史の第一人者であることに気づく。

「恥ずかしながら知らなかった・・・」

それにしても
戦争当時の日本のリーダー陣は惨い。

その酷さを実名で
これでもかと書いてある。

さて太平洋戦争の教訓から著者が導き出した
リーダーの条件とは何か。

最後の章を僕もこれから読みます。

間抜けの構造

結婚式の司会をしていて
一番大事にしているのは「間」

どんな言葉を選ぶのかより
「間」が命だと思っている。

一瞬の間で
笑いが起こるか否かが決まるし
間のいい質問をすれば
ゲストは自然に話し始める。

創業以来
沢山の司会者の指導をしてきたが
この「間」を教えることは困難だ。

というより無理かもしれない。

でも自分の持っている間を
磨くことならできる。

僕自身も数々の現場を踏みながら
自然に間を磨いてきた気がする。

日常の会話でも
間を磨くことはできる。

営業トークだってそうだ。

メインで話をしているプランナーの間を潰してはいけないし
お客様の間を外すような質問をしてはならない。

この日本語独特の「間」について
天才ビートたけしが縦横無尽に語ったのがこの本。

間抜けの構造 (新潮新書)
間抜けの構造 (新潮新書)


「間を制す者が、笑いを制す」

そして

「映画は間の芸術である」

とも語っている。

その理由は、ぜひ読んでみてください。

海賊とよばれた男

「永遠の0」を読んでファンになり
ほとんどの著作を読んだ百田尚樹の新作を読む。

(買ってから随分順番待ちをしてました。
ちなみに順番待ちの本がありすぎて困ってます・・・)

この「海賊とよばれた男」は実在の人物だ。

僕は恥ずかしながら知らなかった。

こんなにも熱い経営者が、昭和の日本にいたということを

主人公は誰もが知る会社
出光興産の創業者「出光佐三

海賊とよばれた男 上
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海賊とよばれた男 下
海賊とよばれた男 下
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誰が読んでも、のめり込む本であることは間違いない。

中でも、社長であれ、専務であれ、取締役であれ
経営者を目指す人と現役の経営者が読めば
ページをめくる手が震えるほど
感動がこみあげてくるはずだ。

僕は主人公が決断を下すシーンが特に好きだ。

戦争ですべてを失い
借金しか残っていないのに

「ひとりとして、社員の首を切ってはならん」

と、宣言する。

そしてそのあとの壮絶な社長人生において
出光氏の信念は一度も揺らぐことなく貫き通される。

「倒産寸前の危機で、この判断をするのか!」

何度も何度も乗り越えてゆく。

戦中戦後の日本で
会社を経営することがどれだけ大変なことか。

そして今の平和な世の中で降りかかる危機など
その時代に比べたらなんてことはないのだ。

河合達明

毎度のことですが
絶対の自信を持っておススメします!

この実際に起こった奇跡の物語を
多くの若者が読み
日本人の魂を継承する会社を一社でも多く作って欲しい。

もちろん僕もやらねばならない。

ロスジェネの逆襲

タイから無事に帰った。

8月のタイは雨期で
時折雨が降ることもあり
日本より遥かに涼しい気候だった。

外国に行くと
どうしてもその国の言葉を使いたくなる。

毎日「サワディー、コー」(こんにちは)を連発する。

「こいつ、アホだな」

と、思われてもいい。

現地の言葉と表情とジェスチャーで
交流することが大事だと思うのだ。

それはともかく
タイ旅行中に読んだのはこの本。

ロスジェネの逆襲
ロスジェネの逆襲
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企業小説を読みたいなら池井戸潤だ。

もう、間違いない!

前作「ルーズベルトゲーム」もよかったが
この新作はさらにおもしろい。

なぜなら主人公が「半沢直樹」だから。

たぶん池井戸さんの分身ともいうべき半沢は
僕と同じ年代の銀行マン。

三作目の登場だと思う。

毎回ビジネスマンにとっては理想的な活躍をする半沢だが
今回は特に痺れる。

そして半沢が時折吐くセリフにも。

「サラリーマンだけじゃなくて、全ての働く人は
自分を必要とされる場所にいて
そこで活躍するのが一番幸せなんだ」

「仕事は客のためにするもんだ。
ひいては世の中のためにする。
その大原則を忘れたとき、人は自分のためだけに仕事をするようになる。
自分のためにした仕事は内向きで、卑屈で、身勝手な都合で醜く歪んでいく」

ビジネスマンにとって
勉強になる情報が沢山詰まっていながら
胸のすくエンターテイメント小説でもあるこの本を
この夏、堂々とおススメします。

記憶する技術

「いや〜、年を取って、記憶力が落ちたよ〜」

と、思わずいいがちだ。

しかし名古屋駅のキオスクで
たまたま出会った本を読んで
思いを新たにした。

記憶する技術
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人間の記憶力は
年齢と共に落ちるはずがない。

この本を読めば、認めざる得ない。

最後の章のタイトルは

「記憶力が人生を変える」だ。

僕は大いに反省すると共に
具体的なヒントを得た。

「なぜ、サックスの暗譜ができないのか?」

それもわかった!

河合達明。

「社長さん、記憶力いいね〜」

と、言わせてみせる。

僕は復習の鬼になりますよ(ふふふ)

次からのブラバン課題曲も、すべて暗譜です(バンマス、期待してください)

サムライDays、欧州Days

スポーツ選手が書いた本は数あれど
これほど笑える本は他にないと思う。

しかもゴーストライターではなく
全部自分で書いている。

なんで自分で書いているかわかるかというと
自身のブログを元に書かれているから。

それがこの本。

サムライDays、欧州Days
サムライDays、欧州Days
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元名古屋グランパス所属
そして現在はオランダで活躍する
日本代表吉田麻也選手だ。

今までも大好きな選手だったが
これを読んで大ファンになってしまったぞ!

「なぜ、体が大きく、あんなにイカツイ顔をしているのに
名前がマヤなのか?」

そんな謎も、この本を読めばわかる。

そして代表にマヤがどうしても必要なわけも。

それにしてもザッケーロ監督はスゴイ。

この逸材を大した実績もないのに代表に招集し
すぐにレギュラーにするのだから!

麻也は12歳で名古屋グランパスユースに入る為に
名古屋にやって来た。

「西川、一緒にプレーしたかな?」

(西川とはブルーレマン名古屋の支配人で、元グランパスの選手です)

それはともかく今日は大量に本を買い込んだ。

ドサッと本を買い
合間合間に読むのが僕の読書。

みなさんも思い切って本を大量に買いましょう!

ルーズヴェルトゲーム

日本のプロ野球もメジャーリーグも開幕した。

イチローは今年こそ首位打者を獲り
川崎と岩隈と共にマリナーズを優勝に導いてほしい。

ダルビッシュが何勝するかも楽しみだし
ヤンキースの黒田は大活躍すると思う。

青木と川崎は早めにレギュラーを取り
控えに回した監督をギャフンと言わせて欲しい。

そしてなんといっても一番心配なのが
我らが松井秀喜だ。

開幕を迎えた今も
所属球団が決まっていない。

「各球団のGMの目は節穴か〜(怒)」

なぜマツイを獲らないんだ!

ホントいい加減にして欲しい。

僕が怒ったところで
状況は全く変わらないのはわかっちゃいるけど
マツイの勇姿を一日も早く見たいものだ。

それはともかく
僕たちBLB(ブラスラブベースボール)チームも例年通り
新入社員歓迎温泉旅行から帰った日に開幕ゲームをする!

「平日の昼休みは、キャッチボールをしよう」

野球部の面々にはそろそろ始動をお願いしたい!

そして先日チラッと書いたけど
野球が好きで本が好きで
さらに会社が好きならば
「この本を読まずに死ねるか」なのがこの本。

ルーズヴェルト・ゲーム
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ルーズヴェルトゲームとは
野球を愛したルーズヴェルト大統領が生んだ言葉。

「一番おもしろい試合は、8対7だ」

小説を読んで物語の世界に浸りながらも
上質のビジネス書を読んでいるかのごとく学べる
池井戸潤の本は、この春就職したみなさんにもおススメなのだ。

銀婚式

「何のために本を読むか」

正面切って聞かれると
回答に困る。

「本が好きだから」

これは間違いないのだが
読書は自分自身が成長するために
必要な何かを学ぶ時間でもある。

だとすると

「好きな作家と好きなジャンルの本」

ばかりを読んでいる僕の読書は
ダメだと言わざる得ない・・・。

「変えよう、今までに読んだことのない本を読むのだ」

と思いながら本屋さんを徘徊する。

(行きつけだった、ラシックの旭屋書店が閉店になった。
もう大ショック!三越さん何とかしてください)

しかし気づくと

「おっと、村山由佳さんの新刊だ!」

花酔ひ
花酔ひ
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「池井戸潤さんの新作は間違いないな」

ルーズヴェルト・ゲーム
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「銀婚式、このタイトルいいな。久しぶりに篠田節子さんを読もう」

銀婚式
銀婚式
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完全にいつも通りだ・・・。

しかし三作とも
期待通りの面白さ。

特に「銀婚式」は意外な展開だったな〜。

好きな現代小説を読むことを止める気は毛頭ないけど
自分を鍛えるために
新しい本を求めようと思う、今日この頃です。

カンタ

石田衣良の新作「カンタ」を読む。
カンタ
カンタ
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幼いころから訳あって
同じ家で暮らしてきた親友同士の物語。

豊かな才能を持って生まれたヨウジと
ちょっとおかしな男の子のカンタ。

二人は大人になる一歩手前で会社をつくる。

時はITバブル最盛期。

二人の会社は爆発的な発展をする。

しかし・・・。


「友達と一緒に起業すべきではない」

と、経営の指南書には書いてある。

果たしてそれは本当なのか?

僕はこの物語を読んで
もう一度親友と共に起業したくなった。

これから起業を考えている若者と
友情について悩む人々に特におススメです。

日本経済についても大いに勉強になるしね!

どちらとも言えません

どうした、中日ドラゴンズ。

敵地で二連勝しながら
ホームで三連敗とは・・・。

しかしながら敬愛する落合監督の

「瀬戸際に追い詰められないと、ウチの選手はやる気にならないから
ちょうどいいんじゃないか」

この発言には笑った。

トコトン選手を信じる落合監督ならではだ。

ベテラン谷繁の37打数?無安打も
「それでもプロ野球選手か」とさすがに言いたいところだが
日本のスポーツ記者は全然責めない。

アメリカではスポーツ記者を
「ビートライター」呼ぶ。

彼らはもう情け容赦なく、選手を徹底的に叩く。

イチロー選手がシアトルの地元紙に
ひどい扱いを受けているのは有名な話だ。

(僕たちから見ると、腹が立つ記事ですが)

アメリカだけではなく
ヨーロッパのサッカー記者も
不調の選手を徹底的に非難する記事を書く。

ドルトムントの香川がちょっと不調になっただけで
去年あれだけ大活躍したのに
ドイツの記者は情け容赦なく書きまくる。

どっちいいのかはともかく
厳しい目が選手を成長させていることも確かだろう。

ま、中日にしろ巨人にしろ
自分とこの親会社が新聞社だから
子会社である球団を非難する記事を
全く書かないことは大きな問題だと思う。

そんな活字好きスポーツファンの
溜飲を下げてくれるのはこの本だ!

大好きな作家奥田英朗のスポーツエッセイ第二弾
「どちらとも言えません」

どちらとも言えません
どちらとも言えません
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「中田翔よ、思い切って名前を「中田勝男」に変えたらどうか」

そんな面白いスポーツエッセイが満載なのだ。

スポーツ観戦オタクには
ぜひとも読んで欲しい!

下町ロケット

会社を舞台にした企業小説は
本の業界?でランクが低く見られているらしい。

なのでこの小説が直木賞を取ったことは
快挙だと新聞に書いてあった。

著者の池井戸潤さんは銀行出身で
長くビジネスの現場に身を置いていた。

(銀行を舞台にした小説も抜群に面白いです)

小説は経験がなければ書けないというわけでない。

が、ここまで企業の内部と経営者の気持ちを
書ききれるのは経験があればこそだと思う。

会社を経営する身としては
この本は爆発的に売れて欲しい!

大げさに言うと、日本の為に。

下町ロケット
下町ロケット
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主人公は佃製作所の佃(つくだ)社長。

タイトル通り
下町にある中小企業が大企業を向こうに回し
ロケットの部品を作る物語だ。

僕は一気に読み切ったのだが
読んでいる間は完全に佃社長になり切っていた。

資金繰りに困る場面。

大企業の汚い妨害に会う場面。

部下の離反に心を痛める場面。

「俺なら、どうする?」

社長がギリギリの判断をする場面は
読みながらドキドキだった。

経営に携わる人はもちろん
すべてのビジネスマンに読んで欲しい。

河合達明
この「下町ロケット」を自信を持っておススメします!

ウェディングベル

本のタイトルが「ウェディングベル」

本の帯に
「38歳のわたし、24歳の彼。14歳差の二人に祝福の日はいつ?」
と、書いてある。

ウエディング・ベル
ウエディング・ベル
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その上、表紙の装画が魅力的だから
「すぐに買おう」と思ったら
これは続編でPart1があることが判明した。

年下の男の子 (実業之日本社文庫)
年下の男の子 (実業之日本社文庫)
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まずはこれを読む。

「晶子と児島くんは、どうして付き合うようになったのか?」

これは気になるでしょ!

(特にブラン:ベージュのウーマンチームは(笑))

二冊共に
一気読み間違いなしの面白さだ。

そして僕はこの二冊を読んで
自分でいうのもなんだが
スーパーなアイデアが浮かんだ!

まずは先日発表した新店に取り入れたい。

憂鬱でなければ、仕事じゃない

自己啓発を含む
ビジネス書をある程度読んでいくと
誰もが同じ感想を述べると思う。

それは
「この本に書いてあること、あの本に書いてあることと同じだよね」

一見もっともらしいことを書いているけど
過去のベストセラーから拝借した内容のオンパレードで
自分自身の言葉は一つもない。

なのでたまにぶち当たる
どの本にも似ていないビジネス書に出会うと感動する。

この本がまさにそれだ!

憂鬱でなければ、仕事じゃない
憂鬱でなければ、仕事じゃない
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著者はここで紹介するまでもなく
若手経営者に多大な影響を与え続けている
幻冬舎の見城社長とサイバーの藤田社長。

ビジネス書では珍しい共著なのだが
二人とも物書きとしても一流なので
緊張感がありながらもスッと腹に落ちる文章が最後まで続く。

第一章の一つ目の話し。

小さなことにくよくよしろよ

小さなことを守れないやつに、大きな仕事などできるはずがない。
若い頃、同僚を見ていてそう思い、やがて部下を持つようになって
ますますその感を強くした。


続きはぜひ買って読んでください。

幻冬舎ではなく、講談社から出版されていることが
この本の素晴らしさに拍車をかけてます。

船に乗れ!

毎日、ぬるめのお風呂に浸かりながら
30分ほど本を読むのが日課だ。

好きな本を集中して読めることと
体をじっくり温めるダブル効果があるから
ウルトラおススメの習慣なのだ。

ところがここのところ
この本に夢中になりすぎて
一時間以上お風呂に入る毎日を送ってきた。

逆に体に良くないような気もするけど
それほど「船に乗れ!全三巻」は僕を魅了した。

船に乗れ!〈1〉合奏と協奏
船に乗れ!〈1〉合奏と協奏
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青春小説が好きだ。

たぶん後悔だらけの青春を送ったからだろう。
だからやたらと青春小説を読みたがる。

このブログの「本のこと」コーナーを読み返しても
圧倒的に多い。

この「船に乗れ!」は著者の藤谷治さんの自伝的青春音楽小説だ。

主人公サトルはチェリストを目指す
音楽高校に通う高校生。

なのでクラッシク音楽が全編に渡って鳴り響いている。

文字に書かれているにもかかわらず
本から音楽が流れてくるのだ。

クラッシク音楽に無知な僕にも。

「青春に悔いはありません」

という言葉を
堂々と言えるは幸せだ。

正直に思い返すと
苦すぎて思い出したくないことばかりなのが
むしろ普通だと思う。

主人公の高校三年間は苦い。

だからこそ共感する。

どうして音楽小説のタイトルが「船に乗れ!」なのか。

音楽を愛する人と
ブラスブラスバンド部員にぜひ読んで確かめて欲しい!

四つ話のクローバー

自己啓発本の大ベストセラー
「夢をかなえるゾウ」の作者
水野敬也さんの文章は圧倒的に面白い。

(一見、アホらしい本をたくさん書いてます)

こんな文章を書きたいけど
絶対に書けないと
読めば読むほど感じる文章なのだ。

夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ
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その水野さんの新作
四つ話のクローバーの第一話のこのセリフに唸った!

四つ話のクローバー
四つ話のクローバー
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それは馬の顔を持つ男
深沢会長の言葉だ。

「絶対にしてはならないのは、自分の願望にウソをつくことだ」

僕は自分自身で
自分の願望に大ウソをつき
大失敗をやらかした経験があるので
この言葉に大きく大きく頷いた。

(単に大バカだっただけですが)

実は愛知県出身の水野さん。

いつかウチの結婚式に出席して
とんでもない余興をやって欲しい。

そんな僕も週末に
名古屋市内大手結婚式場の結婚式に招待されていて
ひとりで余興をすることが決まっている。

45歳のオヤジがひとりで余興する姿は
ほとんど見たことない。

いったい何をするのだ、俺・・・。

土曜日は試練です。

錨を上げよ

「24時間365日仕事のことを考える」

これが社長の仕事だと教わった。

その通りだと思う。

が、その一方で
「無所属の時間」を大事にしろ。

とも教わった。

これがかなり難しい。

何をしていても
仕事に結び付ける癖がついてしまっている。

メモを取ったり、赤線を引いたり
本を読んでいる時は特にそうだ。

ところが唯一の例外がある。

それはとんでもなく面白い
長編小説を読み進める時だ。

自分が主人公に同化してしまうほど
のめりこむ小説だ。

ここしばらくは
空いた時間とお風呂の中では
この長い長い本と共に過ごしていた。

錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)
錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)
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とほうもなくエネルギッシュな主人公
作田又三の人生は破天荒すぎる。

あまりにも馬鹿すぎて、何度も笑ってしまう。

上下巻合わせて2400枚だから
たぶん16時間はかかったと思う。

最近、長編小説を読んでなかったから
久々に読み切った感動もあった。

ここしばらく長編がマイブームになりそうな予感がする。

みなさんもぜひ。
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