PJ祭り 2025 その1
迷わず答える。
「綿密な準備をすることです」
それでも、どれだけ考え抜いてプランを練ったとしても
本番は甘くはない。
「こうすればよかったな」と
思うことがしばしば起こり
思わぬトラブルが発生するものだ。
そして本番が進行するうちに
新しいアイデアが沸いたりする。
ということは、恒例のイベントとして定着することにより
中身は練り上げられていくものなのだ。
そして僕らは結婚式屋の意地とプライドにかけて
自分たちがつくり上げるイベントは
完成度の高いものでなくてはならない
という心意気を全社員が持っている。

「PJ祭りは記念すべき20回目の開催です!」

2025年3月4日。
ブランリール大阪に
関西地区4店舗の社員とPJ(アルバイトの愛称です)が
大集合して華々しく始まった。
ちなみに今年はPJ祭りを8か所で開催し
僕はもちろんフル参戦して祭りを大いに盛り上げる。
「数あるブラスのイベントの中で、一番好きなんです」

「理由はないけど、毎年大阪から始まるのよね」
4店舗の支配人たちが登場して
ここからは練り上げられた伝統の祭りが始まる。
「オープニングの映像も圧巻だった!」
そして主役である卒業PJの入場だ。



「なぜにPJの卒業式を
これほどまでに華々しく行うのか」

「それはですね」

「人生は想い出づくりでしょ」

理由はいろいろあるけれど

とにもかくにも

「共に最高の結婚式をつくろうと
働いてきた仲間の門出を祝いたいのです」

先輩たちを送るべく
後輩たちが渾身の余興をすることも恒例行事。

「毎年レベルが上がってるな〜」


余興と余興の間をつなぐ

いわゆる「つなぎ芸」も

大阪だから特におもろい。


「今年は余興の採点を真剣にして
優勝チームを決めますからね!」
と、宣言したこともあり
かなりの練習をしたであろう演技に
さらなる迫力が加わる。

つなぎ芸といえば、今年も8か所フル参加する予定の
本社のエバタ。
「ちょっと、ウケすぎだな」(笑)

そして後半はPJのみんなが僕に気を使いつつ
「楽しみです」と言ってくれる「達明バンド」の演奏だ。

「PJソングも毎年上手になるな〜」

今年はこの曲をバックに、PJのいい表情を映せた。

新しい試みは、大成功?かな。

「盆切りダンサーズのみなさん、ありがとう!」

「僕はこの日のために、仕事を頑張ってるの」(笑)

「演奏している時が幸せ、みんなありがとう!」

青臭いことを堂々とするのが青春だから

卒業証書を卒業PJ全員に読む。

思入れが深い社員が読めば感動もひとしおだ。


在校PJが時間をかけて書いた送辞に胸が熱くなる。

3月は別離の季節。
別れがあるから出会いもあるのだ。

笑いと涙の結婚式を掲げている以上
最後は笑いで送り出さないとね。
20期新人チームの音頭で写真を撮り

あの歌を全員で歌い

開催地区のPJ祭りはおひらきへ。

「青春して、いい思い出をつくったな〜」

共にいい結婚式をつくろうと奮闘するPJがいてこそ
それぞれの新郎新婦にとって
最高の結婚式をつくることができる。
「卒業おめでとう。また帰って来いよ〜」
PJ祭りはあと7回ありますから、続く。