一つひとつをカイゼンする
その様子をオンラインで全社員に向けて発信した。
目の前にリーダー陣が40名ほどいて
画面越しに500名がたぶん注目しているはずだから
社長としての仕事をする時間だ。
「今年も明るく楽しく働こうぜ〜、エブリバディ」
で、終わるわけにはいかない(当たり前)
伝えたいことをメモを見ながら
話すタイプではないからこそ
肝心なことを言い忘れてはダメだ。
目の前の社員と画面越しに向けての
ハイブリッド式の演説?の難しさは確かにある。
しかしコロナ禍でその技術を
多少なりとも習得してきたはず。
「その成果を出すときだぞ、俺」
ということで気合が入りすぎたのか
年頭あいさつ史上最長の45分に渡って話し続けた。
「社長からの訓示だらけじゃつまらないし
結婚式屋である以上、笑いも交えないとな」
そんな使命感を持って
25年に渡り社長業をしてきたから
「ちょっと長すぎたかな」
という問いに
「そんなことないです、あっという間でした」
と、答えてくれたからうれしい。
ま、「そりゃ社長さん、クドイですわ」
と素直に言われても傷つくけど
ある程度正直な感想を言ってくれる社員を
自分の中に持っておくのも一つの知恵だ。
特にウチのベテラン女性社員は
社交辞令を言わないことで有名だから
心配はないけどね(笑)
そんなこんなで前説をいろいろ述べつつも
メインは今年のスローガンの発表。
「それでは、年末年始に考え抜いた
2024年のスローガンを言います」
「理想に向かって
一つひとつをカイゼンする」
カイゼンとはトヨタ自動車の活動であり
世界一の会社にまで成長した原動力だと言われている。
今や世界的にも有名な標語なのだ。
僕らは毎週毎週の結婚式の現場で
もっといい結婚式をつくるために
カイゼンすべき点に気づいてるはずだ。
「気づいたなら、カイゼンしよう」
それは大きなことでも小さなことでもいいし
カイゼンしたら改悪だったでもいいのだ。
「ダメなら、元に戻すだけだからね」
カイゼンについては語りたいことが山ほどあるから
今年は特に語り続けようと思う。
PS.
トヨタのカイゼンに関する本は
多数出版されているので
幹部陣は一冊くらい読んで欲しい。