春画先生
「春画先生」
春画とは肉筆や木版画で描かれ
平安時代から始まり江戸時代の木版画技術の発達で
全盛期を迎えた人間の性的な交わりを描いた画。
葛飾北斎、喜多川歌麿、鳥居清長など
著名な浮世絵師のほとんどが春画を手掛けていた。
江戸時代、春画は「笑い絵」とも言われ
単に好色な男性のためのものではなく
身分を問わず多くの老若男女が娯楽として愛好した。

「映画を終わった時、観る人に唖然としていてほしい」
と、この映画の脚本を書いて監督をした
塩田監督が語っている。
その通りに僕は唖然とした。
「自分の好きなことに真っすぐに突き進んでいいんだ」
そして「自分の中で、何かが変わったぞ」と思った。
変わった何かをここで書く術がないので
僕に会ったらぜひとも聞いて欲しい。
ヒロインの北香那さんが
生き生きと演じていて気持ちがイイし
主演の内野聖陽さんにしかこの役はできないと思う。
春画を通して歴史を学びつつ、笑いあり、涙あり
さらにはエロさもあって、スカッとする。
「サザンの桑田さんが書く歌のようじゃないか!」
僕はこの映画が好きだから、みなさんもぜひ。
あっ、もう一つ発見があった。
ギャラリー巡りをしてアート作品を
コツコツ買い集めて会場に飾っているけど
作品の見方の勉強にもなったんだ。
春画を結婚式場に飾ることは絶対にできませんけど(笑)