どうする達明
よく言われる言葉だ。
社長でなくとも
リーダーと呼ばれる人に求められることは
言うまでもなく、決めること。
そう、決断することに違いない。
「どうする、達明」
と、自分自身に問う場面が過去に何度もあったし
今回もその一つに過ぎない。
ならば
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
その格言通りに行動するのみだ。

我がふるさと愛知は
歴史を学ぶには最適の場所だ!

「お前の時代は決断を間違えても
命までは取られんからええの〜」(ホッホッホ)

「どうするポーズをとってまで
迷っている場合じゃないりん」(三河弁)

今回迷っていることは
ある日の突然の電話から始まった。
徳川家康は関ケ原の合戦で討ち死にしたが
それを家臣が隠し「影武者」が後を継いだという
まことしやかな説があり小説にもなっている。

「家康の影武者役に挑戦してみませんか?」
NHK大河ドラマ「どうする家康」の制作チームが
愛知県在住の50歳から60歳の経営者に的を絞り
適役を探しているとのこと。

「河合さんは岡崎だけじゃなく、家康ゆかりの地
静岡でも結婚式場を経営されてますから
まさに適役ですよ」
制作チームに推薦はされたが
これだけの大役となるとオーディションがあるのは
当然のこと。
「まずは馬に乗ろまい」

人馬一体になってこそ、戦国の世を生き抜けるのなら
とりあえず馬と仲良くならんとな。

「突撃じゃ〜」
牧場に遊びに来ている方たちの目をもろともせず
大声を出す。

「腹が減っては戦はできぬ。あれは嘘じゃ。
だがワシがつくった江戸前寿司の順番は間違うなよ」
オーディションで寿司問題が出ても不思議じゃない。

「まずは、エビじゃろ〜〜」
ドラマで何度も出てくる「えびすくい」にちなんで
家康なら間違いなくエビから入るはずだ。

ここは岡崎城。

家康は数々の苦難を乗り越えて乱世を終わらせた。

「どうする、どうするの前に、ワシのマネをせんか。
この大ばか者〜」

再び家康公の声が聞こえる!

「ワシの役に松潤を抜擢するとは
NHKもわかっとるの〜」(ホッホッホ)

「おみゃーさん、遊んどる場合か〜」

「ここはひとつ、えびすくいでお許しください」

「ええ加減にするだに〜」
幼き頃、人質として各地を転々とした家康の言葉だけに
訳が分からん方言にも重みがある。

「あらけにゃあ、甲冑を着こなすのじゃ〜」

ならばやはり、ここに行くしかない。

「えっ、ここがあの有名な桶狭間・・・」
あまりの小ささと住宅に囲まれた
ごく普通の公園であることに驚く。

子供連れの奥様方の目を気にすることなく
当然ながらビシッと甲冑を着こなす。
「よ〜し、いよいよオーディションだがや」

ほぼ完ぺきな家康ポーズ!

元剣道部だけに、刀さばきはお手の物だ!

お茶目な一面も家康にはあったはず!
準備は完璧だ。
オーディションを突破して6月から撮影に入る。
「ブラス社員のみんな、しばらく休むけど
これも世のため人のため。留守を頼みます」
PS.

「どうする達明」
ブログ全盛期に流行ったこの日の投稿を
ほぼ誰もやっていないのにまだ続けるのか・・・。
意地でやってるのか、好きでやってるのかは
微妙なとこだが、答えは来年を待ってね。