ベイビー・ブローカー
「いい会社とつくろう」と
自分自身とブラスメンバーに言い聞かせてきた。
会社は社員全員でつくる作品だとしたら
「いい会社をつくるんだ」という意思がなければ
到底つくることはできない。
「それでは、いい会社とはどんな会社ですか?」
会社のことを一番よく知っているのは働く社員だから
社員が「いい会社だな」と思ってないとしたら
それはいい会社とは言えない。
これは間違いない。
あとは会社に関わる様々な人たちが
いろんな角度から会社を見ることにより
異なる意見が出てくると思う。
はたから見たら
「社長、なにやってんの・・・」
と、思われる時がある。
判断ミスをしてしまう時もあるけど
そのほとんどは未来に向けて
「今、会社にとって何をすべきか」
を、考えて判断をしていて
それは長い時間軸の中で
ブラスが目指す「いい会社」への道のりだ。
それこそ社長のセンスであり手腕に他ならない。
いまさら
「自分にそれがあるのか」
と問うても何の意味もない。
会社作りを始めて25年も経つのだから(笑)
「ベイビー・ブローカー」を観て
「いい映画」をつくることと
「いい会社」をつくることの共通点を
ものすごく感じたのでこんな文章になった。

「絶対にいい作品にする」
出演者を含めたスタッフ全員の思いが
映像を通してあふれ出ているのだ。
日本が世界に誇る是枝監督が
韓国の超一流たちとタッグを組み
難しい題材を見事に仕上げた
素晴らしい映画をお見逃しなく!
PS.
ちょっと前に観た「キャメラを止めるな」
はその逆の作品だった。

超ド級に面白かった「カメラを止めるな」が
なんの面白みもない作品になっていた。
残念というより
「なぜこうなってしまったんだ」を
考えることで記憶に残る映画になりました。