行くぞ!東証プライム
東証プライム市場に移行することを発表した。
「東証プライムって、なんですか・・・」
株式にあまり関心がないみなさんは
今一つピンとは来ないとは思うが
東京証券取引所が新たに決めたルールに基づき
我がブラスは「プライム市場」に移行することを
熟考の末に決めたのだ。

ところが先日、ビジネス雑誌に衝撃の記事を発見した。

「なんじゃ、こりゃ・・・」(松田優作風で)
「ブ、ブラスが最下位だと・・・」

その上「ブラスのウェディング事業のV字回復想定は
バラ色過ぎる」と書いてあるぞ・・・。
「うぇ〜〜ん」
嘆き悲しんでる場合じゃない。
どうする、俺。
そんな時、投資の神様といわれている
ウォーレン・バフェット先生から直々に電話が入った!

「僕は自分に理解できないビジネスに投資しない。
君はシンプルでありながらも他がマネできないことを
コツコツ積み上げているから投資に値するよ」
「しかし、プライムに堂々と行くには
社長の君を鍛えなおすしかないね」

「まずは、考えて、行動せい」
と、バフェット先生からプライムペンが届く。

「シェー!」
先生の期待に応えるべくペンを持ち
気合を入れて飛ぶ。
「バカモン、右足の靴下を半分脱がんか〜」
さすが投資の神様だ。
「ビジネスは細部までこだわらねば」
という教訓を得る。

「次はライムか・・・」

「プライム市場にかじりつけ!」
そんな教えのはずだ。

すもも=プラム
「バフェット先生も案外、ちゃめっ気があるな」

「こりゃ、酸っぱいわ〜」
ひと筋縄ではいかない株式市場の
酸いも甘いもかみ分けろという教えだ。

「なんじゃこりゃ」(再び)

「エロイムエッサイム、エロイムエッサイム〜」
プライムからは外れたような気もしないではないが
「求め続けよ」という深い教えだと理解するしかない。

「これは、もしかして、スライム・・・」

僕が子供の頃に大ヒットした商品ということは
「初心忘るべからず」だな。

「ド、ドラゴンクエストスライムか・・・」

「最弱のモンスターにも、全力で立ち向かえ」
先生の教えが、すぐに理解できる領域まで達してきたぞ!

「さぁ、もう怖いものなしだ」
と、自信を持ったところに贈られてきたのはコレ。
「アカン、細かい作業は苦手なのよね」

「自分ひとりですべてをしようと思うな」
ラストメッセージと共に
バフェット先生の一番弟子がやってきた。

「なぜに、そこまで・・・」

「僕の母の故郷、飛騨の赤カブですね」

「父母への感謝を忘れず、必ずや期待に応えてみせます!」

準備は整った。
「待ってろ、東証プライム」
ムチを入れた馬のいななきと共に
ブラスIR担当の悲鳴も聞こえてきそうだ。
が、しかし、4月1日の朝
新たな挑戦のファンファーレが鳴り響いたのだった。