2021.5
転職の魔王様
一昨年あたりから
ウェディングプランナーの中途採用が増えた。
ウチが意識的に増やしたというより
同業他社で様々な経験を積んだ転職希望者が
ブラスの門を叩くようになったからだ。
そして学生時代にPJ(アルバイトスタッフ)として
ブラスウェディングを共につくってきたメンバーが
社会人経験を積んで帰ってくるという
これまたうれしい転職事例も重なった。
新卒から育てるという基本方針は変わらないけど
転職組が他社での様々な経験を注入してくれることが
ブラスの成長につながることがよくわかった。
それに僕自身も20代の後半に転職経験があるし。
それは二人目の子供が生まれる寸前だった。
「我ながらそんな時に、よく転職したな・・・」
と、しみじみ思い返してたら
生まれるからこそ転職を決意したんだった(笑)
何かの後押しがないと
思い切った決断はできないのが転職の一面だと思う。
そんな迷える社会人の後押しをする
転職エージェントで働く男性と女性のコンビが
この小説の主人公だ。
「転職の魔王様」という小説の題名からして
サラッと読み飛ばす類のお仕事小説と思ってしまう。
「本の表紙の絵も軽いしね〜」
ところが、ところが
経済新聞の書評に取り上げられるだけある
骨太の転職ストーリーが展開するのだ。
転職の魔王という異名を持つ上司とその部下は
キャリアアドバイザーという仕事をしている。
転職にまつわる仕事はいろいろあれど
この小説の舞台となっているエージェントは
転職希望者を募り、適切な会社に紹介し
就職が決まれば決まった会社から報酬を得る
というシステムの会社だ。
決まれば決まるほど会社の売り上げが上がり
アドバイザーの給料も上がる。
主人公は転職の魔王という異名を持つくらいだから
次々にお客様(転職希望者)を
それぞれが希望する会社に送り込み
見事に転職を決めてしまう。
と、おもいきや
そんな単純な話なら面白くもなんともない。
「新卒でせっかく苦労して入った会社なんだから」
などといった、転職を否定する空気が
未だに蔓延していることは大きな問題だと気づく。
会社がイヤなら気軽にホイホイ転職をしたらいい
ということではないけど
精神を痛めるほどの苦痛をパワハラ上司から
受けているのに「石の上にも三年」はない。
いろんな意味でダメな会社に退場してもらうには
一番ダメさを分かっているそこの社員が
経営者にノーを突きつけ退社することが一番なのだ。
「いい会社に入りましょう!」
おもしろおかしく読み進めながらも
大いに学べるこの小説は若き社会人に特におススメです!
ウェディングプランナーの中途採用が増えた。
ウチが意識的に増やしたというより
同業他社で様々な経験を積んだ転職希望者が
ブラスの門を叩くようになったからだ。
そして学生時代にPJ(アルバイトスタッフ)として
ブラスウェディングを共につくってきたメンバーが
社会人経験を積んで帰ってくるという
これまたうれしい転職事例も重なった。
新卒から育てるという基本方針は変わらないけど
転職組が他社での様々な経験を注入してくれることが
ブラスの成長につながることがよくわかった。
それに僕自身も20代の後半に転職経験があるし。
それは二人目の子供が生まれる寸前だった。
「我ながらそんな時に、よく転職したな・・・」
と、しみじみ思い返してたら
生まれるからこそ転職を決意したんだった(笑)
何かの後押しがないと
思い切った決断はできないのが転職の一面だと思う。
そんな迷える社会人の後押しをする
転職エージェントで働く男性と女性のコンビが
この小説の主人公だ。
「転職の魔王様」という小説の題名からして
サラッと読み飛ばす類のお仕事小説と思ってしまう。
「本の表紙の絵も軽いしね〜」
ところが、ところが
経済新聞の書評に取り上げられるだけある
骨太の転職ストーリーが展開するのだ。
転職の魔王という異名を持つ上司とその部下は
キャリアアドバイザーという仕事をしている。
転職にまつわる仕事はいろいろあれど
この小説の舞台となっているエージェントは
転職希望者を募り、適切な会社に紹介し
就職が決まれば決まった会社から報酬を得る
というシステムの会社だ。
決まれば決まるほど会社の売り上げが上がり
アドバイザーの給料も上がる。
主人公は転職の魔王という異名を持つくらいだから
次々にお客様(転職希望者)を
それぞれが希望する会社に送り込み
見事に転職を決めてしまう。
と、おもいきや
そんな単純な話なら面白くもなんともない。
「新卒でせっかく苦労して入った会社なんだから」
などといった、転職を否定する空気が
未だに蔓延していることは大きな問題だと気づく。
会社がイヤなら気軽にホイホイ転職をしたらいい
ということではないけど
精神を痛めるほどの苦痛をパワハラ上司から
受けているのに「石の上にも三年」はない。
いろんな意味でダメな会社に退場してもらうには
一番ダメさを分かっているそこの社員が
経営者にノーを突きつけ退社することが一番なのだ。
「いい会社に入りましょう!」
おもしろおかしく読み進めながらも
大いに学べるこの小説は若き社会人に特におススメです!