送別会は熱く
(ごくまれに、いきなり会社をつくる人もいますが)
それは学校を卒業して
新卒として就職する場合が多い。
僕自身も初めて就職した会社での経験が
その後の仕事人生に大きく影響している。
「どうしようもないヒヨッ子を
よく面倒見てくれたな」
その時はわからなかったけど
今となっては
全ての経験に感謝するばかりだ。
ブラスが新卒をメインに採用しているのは
どこかの会社が右も左もわからない新人を
採用して育てることを引き受けなければならないし
それがベンチャー企業としての使命だと思うからだ。
「受けた恩は、次世代に返すんだぞ」
尊敬する先輩から教えてもらったことでもある。
採用したメンバーには
できる限り長く働いて欲しいと願ってはいるが
ブラスをステップにして羽ばたいていく
卒業社員を産むことも経営者としての喜びだ。
「いろんな卒業があってイイのだ」
社長人生も20年を超えると
様々な経験を経たうえで
多少は達観できるようになった。
それでも
「送別会は大なり小なりやろうぜ!」
その心意気は変わらない。

先月末にブラスを卒業したのは
「ジン」の愛称で慕われている杉田勇仁くん。

大きな声では言えないが
ジンはブラス初の裏口入社(笑)
それは半分冗談だが
パートナー企業の後継者となるべく
ブラスで預かり修行をすることになったのだ。

「つべこべ言わず、5年続けるんだ」
ジンはいろいろあったことは確かだけど
やり切った!

息子より先に泣く父に
もらい泣きしてしまったナ。

「よ〜し、門出に一曲歌いますか〜」

「ジンは愛される男だな〜」
その思いやりと、愛嬌だけは決して忘れるなよ。

一週間後の誕生日も祝ってもらったし。

一生の友ができたとしたら
それもまた大きな財産だ。

教えても、教えても
ダメな生徒ほど可愛いんだよね。

「ジン、若社長の座が約束されているからこそ
謙虚な気持ちを忘れちゃいかんぞ」

僕にとっても初心を思い出す
いい送別会でした。