傲慢と善良
と、聞かれて困った。
「そういえば今年に入って
ブログにもおススメ本を書いてないし・・・」
そんな時に読んだ本がコレ。
読み応えヘビー級の小説だ。
ガツンと心を鷲づかみにされた上に
ぐりぐりと痛いところを突いてくる。
婚活で出会った男と女の物語だ。
本の帯に堂々と
「圧倒的な恋愛小説」と書いてあるのに
どうしてどうしてそんな展開になるの。
「サクッと結婚式てくれたら
ウチの業界も助かるのにな〜」
読みながら、のん気に構えてられない。
主人公の人生はあまりに切実であり
結婚したくてもできない
もしくは出会いがあるようでない
リアルな現代を表現しまくっている。
「婚活につきまとう、「ピンとこない」って
あれ、何でしょうね」
婚活には全く縁がなかったし
僕の時代は婚活という言葉すらなかった。
経験はないけど想像はできる。
男と女の傲慢も善良も。
分厚い本だけどぐいぐい物語に引き込まれ
時間を忘れて読みふけった。
生きていく痛みと苦しみの先に
幸せはあるのか。
どうか小説を読みなれない方で
結婚に迷っているなら
この本を手に取って欲しい。
そして何とか第三章にたどり着いて。
もちろんウチの「本社四天王」や
「四天王ジュニア」たちも(笑)
あっ、「こつぶ会」もね。