陸王
好きな作家の小説を読むのが至福の時だ。
とはいえ、いつも社員にも家族にも
口を酸っぱくして言っている通り
「体を冷やしすぎては、アカンぞ」
なのだ。
冷たいものは美味しいに決まってるけど
僕は氷入りの飲み物は口にせず
どうしてもの時は口の中で温めてから飲む。
そしたら娘から
「そんな人は、パパとベッキーだけだわ」
と、馬鹿にされた・・・。
僕としては作家の五木寛之さんをマネたのだが
習慣にすると腸が喜んでいる気がする。
「みなさんも、ぜひ」
それではこの夏
至福の時を共に過ごしたおススメ本を書きたい。
半沢直樹シリーズで大ブレイクした
池井戸潤の最新刊はやっぱり面白い。
足袋を作り続けて100年の老舗企業が
新規事業に打って出る話し。
主人公の社長のセリフが今回も心に響く!
「ひとつの製品を作ること自体が
マラソンをチームで走るようなものなんだ」
この会社は足袋を作る技術を生かして
「陸王」という名のランニングシューズの開発を決意する。
ライバルは僕たちが知っている
巨大なグローバルスポーツメーカーだ。
敵の営業マンを描き方が
「さすがにそこまでアホじゃないでしょ」
と、突っ込みたくなるが
そこは小説の世界。
夏にしっかりと充電したビジネスマンがこれを読めば
「よ〜し、俺もやったるぞ!」
と、力が湧いてくる小説なのだ。
このシリーズはホントにホントにホントに面白い!
主人公である竜崎伸也が魅力的すぎるのだ。
「この日本に、竜崎のような考え方の公務員がいるのか?」
きっといると思うし、いると信じたい。
もう一冊は女流作家で一番好きな村山由佳の新作。
衝撃の展開に言葉を失ったまま
一気読みしてしまった。
夏のリゾート地で読めば
身も心もひんやりすること間違いなし。
三冊共に自信を持っておススメします!