娘の結婚
ウチの娘二人に結婚式の予定はない。
二人とも20歳を超えているので
いつなんどきその日が来てもおかしくないけど。
アメリカ旅行は飛行機の中や待ち時間で
意外に本が読めた。
まずはタイトル買いをしたこの小説。
毎週結婚式を見ているのに
この本でも涙してしまった。
僕たち日本人の大半は
親に対して感情を言葉で表すのが苦手だ。
だからこそごく自然に
花嫁の手紙が披露宴のクライマックスになったのだろう。
「手紙に向かって、主役とゲストの感情を高めるには
どうするべきかを考えるんだぞ!」
プランナーと司会者に
僕は同じことを言い続けている。
ともすると忘れがちな司会者に
この本を一番読んで欲しいと願う。
大好きな歴史小説家の最新刊は初のミステリー。
1963年の横浜を舞台にした小説で
米軍基地があるこのエリアの戦後が
リアルに描かれている。
飛行機の中で読む本は
怒涛の一気読みができる本がいい。
旅のお供に最適な小説だと思う。
最後はちょっと前にブログでも紹介した
宮下奈都の最新ヒット作。
「羊と鋼の森は、何の例えなのか」
読めばすぐにわかる。
(読まなくてもわかった人は
林先生並みの博学だね)
「人はどこかで何かに
巡り会うべくして巡り会う」
ならばそれを逃してはいけない。
それはきっと
人と比較したりするものじゃなく
人に評価してもらう為のものでもなく
自分自身が決めること。
楽器を演奏する人と
学生時代にブラバンやオケに所属した人には
特に特に読んでほしいナ。
旅に出ると本が切れることが心配で
ついついスーツケースに沢山詰めてしまう。
非日常で読む感覚もまた
旅の醍醐味だと思うのです。