川淵キャプテンにゴルフを習う
レッスン書から有名作家のエッセイに至るまで
これだけ一つのスポーツにまつわる書籍が出版されているのは
数多いスポーツの中でゴルフがダントツにトップだと思う。
しかも、日本だけでなく世界中で。
「なぜそんなに、大の男をひきつけるのか?」
スポーツなので
本を読んだだけで上手になるはずがない。
しかし、練習をしたりコースに出たりするだけでは
分からないことが多すぎるのだ。
僕はこの本に一番影響を受けて
できないながらもこうありたいと思い
ゴルフを続けてきた(途中何度も休憩しましたが)
「ゴルフで一番大切なのはマナー」
それは間違いないのだがマナーに縛られすぎると
せっかくのゴルフが息苦しくなることも確かだと
50歳を前にして思うようになった。
試合に出るわけでもないし
週に何度もゴルフをできるわけじゃない。
基本的に多くのゴルファーは
仲間と楽しむためにゴルフをしているのだ。
では、どう振る舞ったらいいのか。
とうとうこの本に出会い
これからのゴルフ人生の指針を得た気持ちだ。
「ノンフィクション作家である著者が
あの川淵キャプテン(Jリーグの初代チェアマン)にゴルフを習う」
そんな本だ。
例えば今まで
僕はゴルフのルールにのっとり
「コースではアドバイス禁止」
を、基本的に守ってきた。
(失礼な発言は多々しますが・・・)
でも川淵キャプテンは
「ゴルフは一緒にやる人を応援するスポーツ」
と、力説している。
「だって、一緒にやっている人がナイスショットだったり
パーを取ったりする時の笑顔ほど、気持ちのいいものはないでしょ」
素晴らしい!
川淵キャプテンは78歳にして
エイジシュート(年齢より下のスコアで回ること)を達成している。
(エイジシュートはゴルファーの夢です!)
「僕もあと30年かけて、少しでも近づきたい」
そう思ったのだった。
さらに
「ゴルフも仕事も上達するレッスン」
と、本の表紙に書かれているがその通り。
長らく会社員として
接待ゴルフも多く経験してきた川淵キャプテンの考え方は明快だ。
大いに仕事にも通じると思う。
ゴルファーならぜひ!