名刺ゲーム
グサッと心に刺さった本がコレ。
書いたのは「鈴木おさむ」さん。
知っていると思うけど、かなり有名な放送作家さんだ。
それにしてもこの本は、面白くも恐ろしい。
「名刺ゲーム」というタイトルの上に
「名死ゲーム」と赤字で刻印されているとおりだ。
読み進むうちに
「これは良質のビジネス書としても成立しているな」
と、思えてくるほどビジネスマンに多くの示唆がある。
特に僕には
心に刺さる部分が大いにあった。
それは「名刺をおざなりに扱っている自分に気づくから」
主人公は「独裁的なテレビプロデューサー」
自分の腹一つで、人を動かすことのできる人物だ。
番組に使ってもらうために
様々な人たちが彼の元へお願いに来る。
毎日何十枚も名刺を受取れば
ひとり一人を覚えているはずがない。
でも名刺を差し出す人の中には
人生をかけてお願いに来た人たちもいる。
さて「名刺ゲーム」とは一体どんなゲームなのか。
ラストまで一気に読んで
「この人の為に、僕はなにをしたらいいのだろうか」
今年は名刺を受取ったら
必ず考えようと思ったのだった。