ツ、イ、ラ、ク
と、思っても
ためらって書かないジャンルは「恋愛小説」
村山由佳さんという小説家は特に好きなのだが
数々の作品を見送ってきた。
というより、一応社長ブログなので
書く自信がないのだろう・・・。
しかし、この本は書きておきたい。
姫野カオルコさんという名前と数々の小説は知っていた。
が、一度も本屋さんで手に取ることも迷うこともなく
今日まで来てしまったことを悔やむ。
この本にしても
先日直木賞を取った「昭和の犬」を読もうと思ったのだが
「ま、これでいいか」と思い
駅の小さな本屋さんで買った。
一気読みはできなかった。
「女の世界は、小学生から大変だな」
「おおっ、こんなことまで考えているのか」
登場人物たちを
子供のころから描いているので
恋愛小説でありながら、なかなか恋愛は始まらない。
ところが、ところが・・・。
まさかの展開が待っていて
次第に物語に引き込まれていく。
そしてどんなに時間がかかっても
ラストまでたどり着いてほしい。
「まいりました」
このラストシーンを5回は読み返したほど
このシーンが好きだ。
胸が締め付けられる
このシーンを書くために
その前の500ページがある。
コツコツ読んで
最後に「ツ、イ、ラ、ク」しましょう!