起業家
「ビジネス書」のコーナーにある。
しかしこの「起業家」は
間違いなく優れた青春小説だと思う。

起業家 [単行本]
内容は前作「渋谷で働く社長の告白」からの続編だ。
著者であるサイバーエージェントの藤田社長は
僕が言うのもなんだが
書くことに関して小説家並みの才能があると思う。
ビジネス系の本を読んでも
ブログを読んでもいつも感じる。
(ま、僕も小説だけは沢山読んでますから)
ほとんどの社長本は
プロゴーストライターが書いている。
もちろんそれが悪いわけじゃない。
(社長の本業は社長業ですから!)
しかしこの本のように
自分自身の手によって一言一言書かれた文章には
魂がこもることは間違いない。
それにしても藤田さんは
僕より一回り年下の現役の経営者であり
サイバーの社長。
名実ともにトップランナーだと思う。
僕だって起業家を自負する以上
これだけ熱い本を読めばメラメラと闘争心が湧いてくる。
「僕も僕の信じることに、熱狂しなければ」
本のラストに書いてあるように
「新しいことを生み出すのは、一人の熱狂である」
のだから。
起業家を目指す若者にダントツのおススメです。
が、影響を受けすぎて突き進むとエライことになるので
冷静に読みましょう。