何者
ここ数年は大き目のホールで行ってきたが
今年は自社会場でもやってみようと
丸の内のヴェルミヨンで開催した。
今回も大勢の就活生のみなさんが来てくれた!
「ブラスにとっても、君たちにとっても、いい時間にしましょう。
そして一つでも、心に残るものを持ち帰ってもらえたら
うれしいです」
そんな僕の挨拶から始まり
会社のキャッチフレーズ同様
「笑いと涙の説明会」になったと思う。
就職活動もここからが山場。
そんな就活生諸君におススメの本を
一冊紹介したい。

何者
直木賞を取った本だから
僕が紹介するまでもないメジャーな作品だ。
作者の朝井リョウさんは
なんと24歳(確か)
学生時代にデビューし
すぐにベストセラー作家となった。
あまりに年下だから今まで敬遠していたが
就活生が主人公の青春小説ならば読むしかない。
で、読み始めたらもう止まらない。
怒涛の一気読みだ。
それにしてもこの小説は、痛い。
47歳のおじさんが読んでも
心の中を見透かされている気がする。
増してや就職活動真っ只中の人が読んだら
痛みに何度も本を閉じそうになると思う。
本の中にこんな一文がある。
「就活がつらいものだと言われる理由は二つある。
ひとつはもちろん、試験に落ち続けること。
単純に、誰かから拒絶される体験を何度も繰り返すというのは、つらい。
そしてもうひとつは、そんなにたいしたものではない自分を
たいしたもののように話し続けなくてはならないことだ」
それでもこの本は
就活生のみなさんへの応援本だと思う。
忙しい就活の合間に
ぜひ読んで欲しい!