海賊とよばれた男
ほとんどの著作を読んだ百田尚樹の新作を読む。
(買ってから随分順番待ちをしてました。
ちなみに順番待ちの本がありすぎて困ってます・・・)
この「海賊とよばれた男」は実在の人物だ。
僕は恥ずかしながら知らなかった。
「こんなにも熱い経営者が、昭和の日本にいたということを」
主人公は誰もが知る会社
出光興産の創業者「出光佐三」

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誰が読んでも、のめり込む本であることは間違いない。
中でも、社長であれ、専務であれ、取締役であれ
経営者を目指す人と現役の経営者が読めば
ページをめくる手が震えるほど
感動がこみあげてくるはずだ。
僕は主人公が決断を下すシーンが特に好きだ。
戦争ですべてを失い
借金しか残っていないのに
「ひとりとして、社員の首を切ってはならん」
と、宣言する。
そしてそのあとの壮絶な社長人生において
出光氏の信念は一度も揺らぐことなく貫き通される。
「倒産寸前の危機で、この判断をするのか!」
何度も何度も乗り越えてゆく。
戦中戦後の日本で
会社を経営することがどれだけ大変なことか。
そして今の平和な世の中で降りかかる危機など
その時代に比べたらなんてことはないのだ。
河合達明
毎度のことですが
絶対の自信を持っておススメします!
この実際に起こった奇跡の物語を
多くの若者が読み
日本人の魂を継承する会社を一社でも多く作って欲しい。
もちろん僕もやらねばならない。