トワイライトエキスプレス
毎年リトリート(仲間の会社へ訪問する旅行のことです)で
北海道へ行っていた頃は、いつもそう思っていた。
そして4年ぶりに北海道へ旅立つことになり
とうとう念願をかなえた。

大阪と札幌を結ぶ寝台特急だ。
「旅のロマンと楽しみを満喫する
走行距離1,495.8km、およそ22時間の
グランドドラマ」とパンフレットに書いてある。

京都駅から不安を胸に列車へ乗り込む。
旅にはタフなつもりだけど
不安の原因は一週間ほど前から
咳がコンコン止まらないこと。
その上座席は「Bコンパートメント」
見ての通りの二段ベッドが二つある、四人部屋だ(ちょっと切ない)
そして席に座った瞬間
「あと22時間かぁ」と思い、暗くなる・・・。
「この忙しい時に、俺はいったい何をやってるんだ」
人もうらやむ寝台車での旅行なのに
こんな気持ちになること自体アホだ。
そんなこんなで列車は
琵琶湖を見ながら湖西線を走る。
食堂車で食べた「ホワイトグラタン」が美味い。
福井県に入り、敦賀駅に止まる。
一瞬、列車を降りて名古屋へ帰ろうかと思うが
思いとどまる(当たり前)
金沢を越えると
日本海を見ながらの旅になる。
見え隠れする夕日が美しい。
列車は思ったより揺れるので
本に集中することもできず
ひたすら景色を眺め、ボーっとする。
隣のおじさんは鉄道マニアらしく
列車の中を行ったり来たり
時刻表を分析したり忙しい。
ちょっと前に観た映画「僕達急行」の世界の人だ。
日が暮れて景色が全く見えなくなった頃
待ちに待った夕食。

レストラン支配人?の気配りが素晴らしい。
サービスが良ければ
美味しさも増すもの
体調不良もなんのその
フルコースをペロッと平らげる。
あとは部屋に帰り布団を敷いて、眠るしかない。
21歳の頃
名古屋から長崎までのブルートレインに乗った時は
コロッと眠り、気付いたら朝だったのに
46歳の僕はなかなか寝付けない。
それでも午前三時に青函トンネルに入る時
列車が止まったことを覚えていないので
まぁ、眠っていたのでしょう。
朝、ハッキリ目覚めると
列車は北海道の原生林の中を走っている。
8時20分に食堂車で朝食を食べ
サロンカーで北海道の景色を眺める。
すると「いい日旅立ち」by山口百恵の曲が列車に流れてくる。

北の空に向かい〜」
列車に乗っている人の
平均年齢は60歳を越えていると思う。
なのでこの曲が心に響く。
「いい選曲だな〜」
旅情気分に浸りながら
9時52分、トワイライトエキスプレスはとうとう札幌に着いた!
ちょっと肌寒い。
また明日。
PS.
ブラスラーメン部のみなさんへ。

そんなのれんに魅かれてこの店に入る。
「いいね、札幌ラーメン」
大当たりのお店でしたよ!
コメント一覧 (2)
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- 2012年05月17日 23:59
- 社長連れて行って下さい。
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- 2012年05月18日 09:50
- 寝台列車いいですね〜 一度は乗ってみたいです。
若干 鉄道マニアとしては羨ましいです。
帰りもですか?