ブラス登山部2011 北アルプス常念岳へ その3
年間で一番登山者が多い。
僕たちが宿泊する常念小屋は
比較的大きな小屋だと思うがほぼ満員だ。
ほぼ満員とは
山小屋に満員はないからだ。
なぜなら夕暮れ時にたどり着いた登山者に
「満員ですから、ほかに行ってください」
とは、言えない(当然ですが、行くところがありませんから)
なので僕らは屋根裏部屋に
2人分の布団を3人で分け合う形になった。
こんな感じで。
夕食までに時間があるから
談話室で飲もうと思ったら、やっぱり満員。
でも親切なおばさまたちが
「もうすぐこの席空きますよ」と言ってくださる。

我らが吉田部長。
四国から来たおば様登山家を前に
延々と話し始める。
僕らは外のベンチで飲みながら待つ。
吉田部長はおば様にめっぽう強いので、話はドンドン盛り上がる。
他のお客様まで集まり始めた(笑)

外で飲むハメになりお楽しみの夕食タイム。
その後は東副部長が今年も持参した
梅酒をみんなで飲む。
そして9時に消灯。
疲れてるからすぐに眠れると思ったら
なかなか寝付けないのが山小屋だ。
ウトウトしかけたら突然
「山の天気は変わりやすいから、四時起床」
確かに吉田部長の声だ。
隣を見ると、ぐっすり寝てる。
さらに深夜になると
「一つはそれで、もう一つは・・・」
ハッキリと発音する、寝言だ
僕の記憶する限り
3回寝言を言った吉田君なのだった。

全員起きてご来光を見に行く。
「昨年のような、鮮やかな太陽は見れないかな」
そんな天気だが
少しずつ赤くなる空を見つめる。
こんな感じで!


朝ごはんを食べて
「さぁ、常念岳の山頂へ行くぞ!」
気合いを入れて登り始める。

木々は姿を消し
ゴツゴツした岩の間を登っていく。
濡れているので
より慎重になる。
酸素も薄くなるから、体力的にもキツイ。
「山頂はもう一息だぞ」
ちょっと長くなってしまいましたが
最終ブログに続く。
部長のパワーには本当に毎回驚かされてしまいます。あんなはっきりとした寝言は久しぶりにきかせていただきました・・・・。