ブラス登山部2011 北アルプス常念岳へ その2

いよいよ急な山道へと入っていく。
まだまだ元気な僕たち。
足取りも掛け声も軽やかだが
雨がシトシト降ってくる。
「カッパを着るべきか、我慢すべきか」
これは、案外迷うところだ。

激しい雨にならない限り
着ないことにしている。
高価な高性能レインウェアなら問題ないが
普通のカッパでは蒸れて
汗を大量に掻いてしまうからだ。


「新人部員の7期生、大丈夫か〜」
ベテラン組がいつも声を掛ける。
大丈夫じゃないのは、顔を見れば明らかだけど
あまり休憩しすぎるとさらにキツクなる。


ベテラン組はさすがに元気!
年に一度でも
経験を積んだメンバーは強いのだ。

とばかりに名づけられた地点は
「胸突八丁」
山小屋まで1.4キロと表示されている。
さぁ、苦しくとも一歩一歩進むだけだ。

特に休憩あとの歩き出し10分間がツライ。
それを超えると体内に
何かが分泌されるのか
スーと楽になるのだ(俺だけかな・・・)

モッチもご覧の表情。
「モッチ、気を確かに
連続参加の意地を見せてくれ」
(フジナミは相変わらず超元気です)

あと少しだ。
予定の時間からは大幅に遅れているけど
それはしょうがない。
最後の吉田部長の掛け声が響く。
「やった〜〜」
山小屋が見え、僕らは目的地にたどり着いた。
登りきったあとの爽快な気持ちが登山の醍醐味だ!
みんないい顔してるね。
まだまだ続く。