ブラス登山部2010 北アルプス燕岳へ その1
今年でいよいよ5年目。
一昨年は初めて山小屋に泊まる楽しさを知った。
そして昨年は山の厳しさを思い知った。その1.その2.その3

ということで
登山部吉田部長が選んだ山は
北アルプスの女王「燕岳(つばくろだけ)」
午前6時に集合したブラス登山部メンバーは
日頃お世話になっているバス会社の助けを借り
一路長野県の安曇野へ向かった。
中央自動車道豊科インターを降りると
なぜか吉田部長が持参した
「8時だよ、全員集合」のDVDが流れる。
「なぜなんだ、ドリフターズ・・・」
しかも吉田部長が特大のボリュームにするから
全員が叩き起こされる。
さらに懐かしの「おいっす」っていう
いかりや長介のあいさつが耳について離れない。
(若モンは知らないだろうナ)

まずはお蕎麦を全員で食べる。
社員が127名になっても
部員が全く増えないのがブラス登山部だ。
ちなみに今年は13名で山頂を目指す。
「さぁ、いよいよ登り始めますよ〜」

張り切って登り始める隊員たち。
しかしこの中房温泉から
登り始める登山道は
北アルプス三大急登のひとつ。
今までの経験では
なだらかな山道から
徐々に険しくなっていくのに
いきなり急な登山道が続くのだ。

まだまだ先はあまりにも長いのに
部員はややバテ気味だ・・・。
元気さを装いながらも
初体験の6期生は特に不安だろう。
(この三人は異様に元気ですが・・・)


険しい登山道をひたすら登り続ける僕たち。

休憩直後の歩き始めが
最もキツイ。
そして中間地点付近で
雲行きが怪しくなってきた。
「今年も雨か〜」
合羽はできれば着たくない。
が、着なくては体温を奪われる。

二倍の気合で挑むんだ〜」
結婚式同様
声を掛け合いながら
一歩一歩進む。

目標の燕山荘まであと一時間。
そんな絶妙の場所に
休憩所「合戦小屋」はある。

ゆっくりと休む程の
時間もないけど
全員で温かいスープを飲み
合戦小屋名物「スイカ」
にかぶりつく!

お姉さんの笑顔にも癒され
ここからは一気に
頂上付近の山小屋を目指す。
「みんな、燕山荘が見えたぞ〜」
雨もやみ
雲間から光が差し込んできた。
色とりどりのテントも見える。
最後のキツイ急斜面だが
目標が見えると足取りも軽くなる。
「着いた〜」
部員全員から歓声が上がる!
12時に登り始め
山小屋へ着いたのは17時すぎ。
ゆっくりとお風呂に入りと言いたいところだが
山小屋にお風呂はないのだ。

やっぱり夕食。
ちょこっとビールを飲みながら
標高2600メートルのこの小屋で
美味しいご飯が食べられることに
感謝せずにはいられない。

ヘロヘロになった吉田部長。
山小屋のオーナーの
心に沁みる話を聞くこともなく
眠りに落ちる・・・。
「いい話だったんだぞ」
日本の山の素晴らしさ
そして山がどれほど人を心を豊かにするか。
熱いお話は一時間にも及んだ。
ところがこの話を聞きすぎて
毎年恒例談話室での座談会の時間がなくなってしまった・・・・。
「消灯まで、あと20分ですよ」
山小屋の消灯は無常だ。
9時ジャストに灯りは消え
僕らは深い眠りに落ちた。
続く。
コメント一覧 (2)
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- 2010年08月05日 17:57
- この度は社員旅行にお付き合いさせていただきましてありがとうございました。
本文中に写真を載せていただいたステッカーについて、
実は吉田様にご了解を頂かずにご用意させていただいたので
当日も「もしかしたら怒られちゃうかなぁ」とドキドキしておりました。
ブログを拝見して「なんとか気に入って頂けたのかもしれない」と、
嬉しくなって思わずコメントさせていただいております。
失礼をお許しください。
先月のブラス様の社員旅行(九州)の記事を拝見して
あんなにも楽しく、想いに溢れた、(そして過酷な??)
社員旅行をされるブラス様の登山の旅に
全くメッセージ性の無いステッカーをご用意するのは
ある意味“失礼”だ。と自分に言い聞かせて勇気を出して作らせていただきました。
(念のため、ご結婚式のお客様にはこんな勝手なことはいたしませんのでご安心くださいませ。)
いつも結婚式のバスをご用意させていただく時にも思うことですが、
式が始まるそれよりも前の大事な時をお預かりする往路、
式の余韻に心地よく浸ってみえるお客様をお送りする復路と、
影の影ではありますが、
『結婚式の1日』の中のとても重要な役割を与えていただいていることに喜びと責任を感じます。
今回の2日間の皆様の思い出の中の
ほんの隅にでも携わらせていただけたことを
心から有り難く、嬉しく思っております。
本当にありがとうございました。皆様おつかれさまでした。
今年で3回目の登山部参加でしたが、今回の頂上での景色は今までの中でも最高だったと思います。(山で飲むビールは最高でした!!)
来年は槍?ですかね?
楽しみです!!本当にありがとうございました。