蝉しぐれ

蝉しぐれ (文春文庫)
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どの本屋さんにも
藤沢周平さんの小説が並んでいる。
長い間、多くのファンを獲得し続けているのだろう。
僕は小説好きを自任しながら
読んだことがなかった。
そしてそれを大きく後悔するほど
素晴らしい小説だった。
「歴史小説と時代小説は違う」
それも学ぶことが出来た。
「蝉しぐれ」は
江戸時代に生きる若き武士が
成長していく姿を描いた
青春小説であり恋愛小説でもある。
これだけ読んだ後に
爽やかな気持ちになれる小説はめったにない。
しみじみと優しい気持ちになる。
本を思わず抱きしめたくなる。
これからコツコツと藤沢さんの本を読めると思うと
人生の楽しみが一つ増えた気分だ。
みなさんも、ぜひ。
PS.
「雨に濡れながら〜、たたずむ人がいる〜」(三善英史)
仲間がずっとこの歌を口ずさむほど
北海道は雨が降り続いてます・・・。