錦繍 きんしゅう
本を紹介したい。

確か27歳の時に初めて読んだ。
古本屋さんで100円で買ったと思う。
それ以来、3〜4年に一度
人生の試練が訪れると
不思議と読みたくなる。
今回は40代になって
初めてこの本を読んだ。
「泣く回数が、増えたな〜」
そしてさらに深く小説を味わえたような気がする。
錦繍は書簡体の小説だ。
男と女の間でやりとりされる
手紙によって作品が作られてゆく。
もしこのブログを読んで
錦繍を手にしたのなら
感想を聞かせてくださいね。
コメント一覧 (3)
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- 2008年06月07日 21:16
- かなり昔に図書館で借りて読んだけど、本当に大好きでした。
もうすぐ2度目の産休なのでもう一度読もうかな・・・。
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- 2008年06月14日 01:31
- うっ。。無い!所蔵する34冊の宮本輝に「錦繍」が無い。。。明日、読もう。。
心にずっしりと来ました。
人は日々生まれ変わるもの。
だとするなら、人生は生きている限り「毎日が誕生日」のごとものだと。
思えば12年前会社を興したとき、経営者としての自分も誕生したのです。
はからずも、12年目の創業の日に「錦繍」を貰い読んだのも、何かの縁。友との縁がもたらしたものです。一冊の本で新たに生まれ変わった思いなのでした。