風が強く吹いている
村上龍さんの書いた
「69 シクスティナイン」っていう
青春小説を読んだ。
それ以来、本好きになった。
なので、あえてジャンルわけすると
青春小説が一番好きだ。
今日読みきった本は
そんな僕が
自信を持っておすすめできる!

まずタイトルがいい。
「風が強く吹いている」
舞台は箱根駅伝。
毎年テレビ中継する
お正月の風物詩だ。
おんぼろアパート竹青荘に同居する
学生10人は
箱根駅伝目指して
トレーニングを開始する。
こう書いただけでわかると思うが
まっすぐな青春小説なのだ。
1200枚もの長編のほとんどが
走っている場面だ。
主人公ハイジと走は
走るために生まれてきた男たち。
二人が出会い
仲間を集め駅伝を走る。
集まる仲間がいい。
陸上未経験者もいる。
「なぜ走るのか?」
主人公は自問自答する。
だが答えは出ない。
ただひたすら走る。
よく考えると
僕たち普通の人も
マラソンや駅伝中継を見るのが好きだ。
球技のようにエキサイティングな場面も
息を呑むような緊張の瞬間もないのに
じ〜とテレビを見続けてしまう。
きっと人が走る姿は
それだけで美しいのだろう。
もうすぐ冬休みですね。
ぜひこの本を持って帰省してください!