病葉流れて


麻雀放浪記以来の
傑作ギャンブル小説であり
青春小説であり
教養小説だと思います。
「博打をただ勝てばいい、と考えるやつがいる。
絶対に勝つためにイカサマをやるやつもいる。
だけど、そんなものは博打とはいわない。
博打に事寄せた単なる金儲けさ。泥棒と遜色ない。
そういうやつは一時的には勝ちを拾うかもしれない。
でも大局的には負けるだろう。
博打っていうのは、さっきいった、人知を越えた何か、
つまり天運ともいうべきものとたったひとりで相対するものなんだ。
天運を信じないものに天運が味方するわけがない」
これだけを読んでも、ぐぐっとくるでしょ!
日頃小説を読まないけど
ひたすら麻雀を打った経験のある
読者におすすめです。
読めば、自分がギャンブルするより
ずっと興奮しますよ!