夜のピクニック

「いったいどこへ行った〜?」
「きっと内緒で三越へバーゲンにいったんだ!」という噂が飛び交っていたようなので、証拠の写真です。
新幹線品川駅の開通でホントに便利になりました.
新幹線も品川駅も大好きです!
さて今日は往復の新幹線の中で心に残る本を読みました。

夜のピクニック
作者は恩田陸。
ずいぶん前から気になっていた作家だったのです。
(まさか女性とはおもいませんでしたが)
雑誌の書評でもそうとう高い評価を受けています。
それにこのキャッチコピーですから読まないわけには行きません。
昔から青春小説が大好きです。
五木寛之「青春の門」・・・10代に読みたかった〜。
村上龍「69」・・・何度読んだかわからない。
伊集院静「海峡シリーズ」・・・泣けます。
山田詠美「僕は勉強ができない」・・・息子に読ませました。
花村萬月「百万遍 青の時代」・・・度肝を抜かれます。
宮本輝「青が散る」「春の夢」・・・多分一番好き。
そんな自分の大好き青春小説シリーズに完璧にランクインです。
舞台は高校。
主人公は男子高校生と女子高校生。
設定は高校生活最後のイベント「北高鍛錬歩行祭」
全校生徒が一晩中80キロを歩き走り続ける行事での出来事です。
なんかこの設定を聞いただけでうれしくなりませんか?
この本の読者はきっとこう思うはずです。
「高校時代に帰って、夜のピクニックに参加したい」
ただ歩く、ひたすら歩く。
僕も高校時代に友と一緒に一晩中歩きたかったな。
ラスト近くのこのセリフが好きです。
「ちゃんと青春してた高校生なんて、どのくらいいるのかなあ」
休みの日の午後にゆっくりと読んでください。
至福のときを約束します。
コメント一覧 (4)
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- 2005年07月06日 21:28
- こんにちは!ここに書いて読んでくれるかなぁ・・・。
前に、同じ会社で働いていた時に、河合さんを「読書の師匠」と勝手に決めていた者です。
貸してもらった「女たちのジハード」も、「蒼穹の昴」もどっぷりツボにはまって、結局買ったり図書館で借りたりして何度も読み直しましたよ。(一時は篠田節子と浅野次郎をやたら読んでました(笑))
それからは、本の趣味が合う人もいなくて同じ作者の本ばかり読んでました・・・が!!先日同期のMちゃんが、このブログの事を教えてくれたのでウハウハで読んでいます。
(コメントが長くてエラーが出てしまうので、2つに分けます。ごめんなさい。)
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- 2005年07月06日 21:31
- 恩田陸さんは「十六番目の小夜子」を読んで怖くて夜寝られなくなって以来読んでいませんが、これは是非読んでみます!
そうそう、3年前自分のHPを作った時に、本のコーナーも作ったんですが、「女たちのジハード」と「蒼穹の昴」も勿論入っています。(今読むと我ながらはずかしい紹介文ですが・・・。)忙しいとは思いますが、気が向いたらみてみてくださいね。
では。また見に来ます♪
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- 2005年07月12日 16:21
- 河合社長!
「夜ピク」買いました。
これから読ませて頂きます。
僕も河合ワールドに引き込まれてます!
押忍!
私も読みますね。
最近私は手に取る本がなぜか泣けてくる本ばかりです。おすすめは家族小説?の「さくら」(筆者忘れました・・)最初は文章に抵抗がありましたが、読み進めるうち、どんどんのめりこみ、最終章では涙と鼻水にまみれました。
「対岸の彼女」以来、読後にぼーっとしました。いい本でした。