対岸の彼女
(家に帰って書きます)
ということで最近調子が悪いドブログ君です。(僕の操作ミスもありますが・・)
深夜に家で書くブログはやや寂しげな文章になりそうです。
久しぶりに本の話題です。
最近はなかなか小説を読む時間がとれませんね〜。
好きな作家の新刊以外で、これはという本に出会っていませんでしたが
直木賞を受賞した、角田光代著「対岸の彼女」は心にズト〜ンと響きました。
めったに買わない女性作家のハードカバーを買ったのは、
本の帯に書かれた文章にひかれたからです。
「おとなになったら、友達をつくるのはとたんにむずかしくなる。
働いている女が、子どもを育てている女となかよくなったり、
家事に追われている女が、未だ恋愛をしている女の悩みを聞いたり
するのはむずかしい。高校生のころはかんたんだった。いっしょに学校を
出て、甘いものを食べて、いつかわからない将来の話をしているだけで
満たされた。けれど私は思うのだ。あのころのような、全身で信じられる
女友達を必要なのは、大人になった今なのに、と。 角田光代」
全文を引用してしまいました。
男も女も大人になると友達を作るのはむずかしい。
ましてや全身で信じられる友なんて・・・。
僕たちは何だかそんなふうに思い込んでしまっていますよね。
高校生だろうが大人だろうが心から信頼できるともだちは
きっとできるし、友がいない人生は幸福とはいえないでしょう。
働く女性にぜひ読んで欲しい小説です。
コメント一覧 (5)
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- 2005年02月18日 19:22
- 無造作に置いてある河合文庫は、ほとんどがビジネス書。
めずらしく目に留まった本が、「対岸の彼女」でした。
私もこの本の帯に魅かれて、今、手元にあります。
(河合文庫より貸していただきました。)
昨日、子育て奮闘中の大親友と久しぶりに会ったのですが、やはり話題は違ってきますね・・・・・。もちろん親友であることには変わりないのですが、ちょっと複雑な気持ちになって帰ってきました。
是非、この本、読んでみたいと思います。
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- 2005年02月19日 00:54
- 最近読書をさぼり気味な私もブログを見てとても興味をもちました!私もこの間二人の子供をもつ友達に会い何だか別の世界の人みたいに感じちゃったりもしました・・・。でも、そういうのって境界線をひいてしまったらそこまでの関係になってしまいますよね。私は二年前式場でバイトを始めてから今まで横の関係だったのが、すごく縦の関係が広がりました。一回り以上も違う姉貴っぽい子持ち先輩とは友達みたいに世間話や恋の話をしたりするし、エステで美を磨きに行ったりスポーツ観戦に行ったり飲んで語ったりで言いたい事言い合える10歳も違う先輩友達なんかもいます。もちろん学校では同じ夢を持った人に囲まれているし、いろんな人に出会って仲良くなったおかげでやっぱり視野もすごく広がったし物事の考え方も変わってきました。自分がその年になっても、それ以上になってもそうゆう関係を築ける友達って大切にしたいですよね★
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- 2005年02月19日 16:37
- 『全身で信じられる友達』という言葉に強く惹かれました。
最近、友人のかけがえのなさを身に染みて感じているので余計そう思ったのだと思います。
「私も対岸の彼女」を河合文庫からお借りしたいです…。が一ノ宮は遠いので最近本屋からも足が遠のいていてちょうどいい機会なので、自分で本屋に赴き自分で購入してしまおうと思います。
また、感想などお話したいと思います。
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- 2010年04月21日 09:49
- はじめまして 毎日拝見しております 河合ファンのかわいです 同性同士の友人も 難しくなるのですが 異性どうしの友人も どちらかが結婚 また どちらも結婚していると ”友”でいることが非常に困難になることを実感します 友はいつまでも友のはずなのに・・・・
とういう設定に自分と遠いので興味を持ちました。仕事の描写もリアルで、小説家はすごい想像力だと思いました。