ニースにて
南仏のニースに移動した。
「なぜ?もっとスペインを楽しめばいいのに」
僕もそう思う。
当初はニースに会社を持つ仲間がいて
ならば人生初の南仏旅行をしようという話だったが
どうしてもバルセロナにも行きたいという主張が通り
強硬スケジュールになったのだ。
「10名の仲間全員が楽観的で、せっかちですからね〜」
それで朝の4時に起きて空港へ向かうハメになった。
ヨーロッパの各都市は当然ながら空路で結ばれていて
大手の航空会社から格安LLCまで
多くの会社が飛行機を飛ばしている。
なのでニースまでは
聞いたこともない「ブエリング航空」に乗る。
ここで読者のみなさんに海外旅行に行った時に
肝に銘じて欲しいことがある。
「空港はスリの被害にあう、最も危険な場所ですよ!!」
海外の多くの空港ではチェックインの機械操作を
自分自身でしなければならない。
これがなかなか面倒な場合があり
ついつい画面に夢中になってしまうことがある。
人が何かに夢中になった時は
どうしても無防備になるからそこを狙われるのだ。
「叱れらるので実名は書きませんが
仲間のひとりがあっという間に
大切なバッグをスラれました」
「しかもその方は、一年で二度目の被害です」(笑)
そんなこんなで人生初の南仏のニースへ行く。

ニースの海岸沿いの歩道は世界遺産とのこと。
「そりゃ気持ちイイ!」

砂浜じゃなく、石のビーチには驚いたけど(笑)
「日本の女性と違って、みなさんしっかり日焼けしてます」

ここはニースの近くにある「サン・ポール・ド・ヴァンス」
「ぜひとも検索してください!」

そして隣町はF1グランプリで有名であり
超富裕層しか住んでいない「モナコ」がある。

ニースは世界有数のリゾート地に相応しく
朝から晩まで賑やかだ。

海岸にはもの凄い数のクルーザーがところ狭しと並び
圧巻の光景が広がる。
リゾート地しての歴史が深く
短い滞在でも日本のリゾートとの
格の違をいたるところで感じる。

森の中には木々に囲まれたオーベルジュやレストランが
ポツポツあり、みなさん休日をゆっくりと楽しんでいる。
慌ただしくも充実した2日半のニース滞在で
今年のリトリートを終え、仲間と空港で別れた。
そして僕はニースからひとり
ある約束を果たすためにロンドンへ向かった。