2023.1
ボローニャより愛を込めて 2023
「イタリアはスリが多いから、気を付けて」
確かに身近な人からコロナ前のピッティで
被害にあったことを聞いた。
そして今は財布ではなく
スマホが狙われるとのこと。
油断は大敵だがフィレンツェの街は穏やかで
多くの観光客が旅を
心から楽しんでいることが伝わってくる。
コロナで激減した飲食店も以前より増えたらしく
フィレンツェの中心地には信じられない数の
レストランが所狭しと並んでいる。
「どうしてこんなにレストランが繁盛するの〜」
僕らは毎日18時半ごろにお店に入るのだが
始めはガラガラのお店も次第に席が埋まり始めて
いつの間にか満席になる。
ヨーロッパのレストランに行くといつも思う。
席と席の間隔がピタッとしていて
テーブルもコンパクトだ。
これを誰も
「席が狭いから広い席にしてください」
とは言わない。
食事を十二分に楽しむには
人と人の距離が近い方がいいことを
経験で知っているからだろう。
ただそれをするには条件がある。
キビキビと動きながらも
お客様と笑いを交えたコミュニケーションができる
プロのサービスマンがいてこそだ。
名物の「フィオレンティーナ・Tボーン」を食べて
シャンパンより好きな「フランチャコルタ」を飲み
仲間と特別な時間を過ごせたのは
そんな空間とサービスマンのお陰だ。
そして以前は当たり前だったことが
三年間も当たり前でなくなったことを
ここ欧州ではすっかり取り戻している。
「マスクがない世界は、こんなにも楽しいぞ〜」
日本でもマスクを堂々と外せる日が
少しでも早く来ることを願うばかりだ。
そんなこんなでフィレンツェの駅から列車に乗り
ボローニャという街に向かう。
スマホが普及する以前は欧州で
列車に乗ることも一苦労だったのだが
今ではネットで切符が買えて
焦ることなく駅のホームへ行ける。
「ところで、なんでボローニャへ・・・」
「特に理由はないです。
カッコつけて言うなら、光を観るのが観光ですから」
ボローニャはイタリアで7番目に大きい都市で
ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェの中間にある。
いつも同じポーズで恐縮だが
街の中心にある広場に来たなら
こんな写真を撮りたくなるでしょ。
中央に広場があり
そこから放射線状に道が広がるのが
イタリアの街の特徴。
ここボローニャも「マッジョーレ広場」があり
その周辺は中世の街並みが美しい。
「とりあえず、有名な斜塔へ登ろうぜ」
こんな感じで、木製の階段をひたすら登る。
「心臓があぶって、息も絶え絶えです・・・」
日本語ではそんなことを言ってる下野くん。
しかし、共に登る外国のみなさんへは
「I CAN DO IT」と呪文のように繰り返していて
なぜだがウケている。
これが斜塔の上からの景色。
ビルの建設は郊外で中心地は規制をして
中世の街並みを残していることが分かる。
「この知恵が日本にもあったなら
京都あたりはもっともっと魅力ある観光地にとして
世界に君臨できたのにな」
そう思わずにはいられない。
そしてボローニャといえば、これを食べなければ。
「ボロネーゼ!!」
日本で言えば「ミートソース・スパゲッティ」かな。
年季の入ったサービスマンが
僕たち日本のおじさんを気遣って二皿に取り分け
たっぷりとパルメザンチーズをふりかけてくれる。
「いいレストランに入ったね、下野くん」
ネットで評判を調べることも大切だが
そのお店の佇まいで入るか入らないかを決める。
ここも僕らが来た時は誰もいなかったのだが
次第に地元の人々で一杯になる。
「みんな、食事を楽しんでるな〜」
ウチの会場もゲストが到着した瞬間に
「いい感じの式場だね〜」
そう感じてもらえる空間を作らないとね。
確かに身近な人からコロナ前のピッティで
被害にあったことを聞いた。
そして今は財布ではなく
スマホが狙われるとのこと。
油断は大敵だがフィレンツェの街は穏やかで
多くの観光客が旅を
心から楽しんでいることが伝わってくる。
コロナで激減した飲食店も以前より増えたらしく
フィレンツェの中心地には信じられない数の
レストランが所狭しと並んでいる。
「どうしてこんなにレストランが繁盛するの〜」
僕らは毎日18時半ごろにお店に入るのだが
始めはガラガラのお店も次第に席が埋まり始めて
いつの間にか満席になる。
ヨーロッパのレストランに行くといつも思う。
席と席の間隔がピタッとしていて
テーブルもコンパクトだ。
これを誰も
「席が狭いから広い席にしてください」
とは言わない。
食事を十二分に楽しむには
人と人の距離が近い方がいいことを
経験で知っているからだろう。
ただそれをするには条件がある。
キビキビと動きながらも
お客様と笑いを交えたコミュニケーションができる
プロのサービスマンがいてこそだ。
名物の「フィオレンティーナ・Tボーン」を食べて
シャンパンより好きな「フランチャコルタ」を飲み
仲間と特別な時間を過ごせたのは
そんな空間とサービスマンのお陰だ。
そして以前は当たり前だったことが
三年間も当たり前でなくなったことを
ここ欧州ではすっかり取り戻している。
「マスクがない世界は、こんなにも楽しいぞ〜」
日本でもマスクを堂々と外せる日が
少しでも早く来ることを願うばかりだ。
そんなこんなでフィレンツェの駅から列車に乗り
ボローニャという街に向かう。
スマホが普及する以前は欧州で
列車に乗ることも一苦労だったのだが
今ではネットで切符が買えて
焦ることなく駅のホームへ行ける。
「ところで、なんでボローニャへ・・・」
「特に理由はないです。
カッコつけて言うなら、光を観るのが観光ですから」
ボローニャはイタリアで7番目に大きい都市で
ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェの中間にある。
いつも同じポーズで恐縮だが
街の中心にある広場に来たなら
こんな写真を撮りたくなるでしょ。
中央に広場があり
そこから放射線状に道が広がるのが
イタリアの街の特徴。
ここボローニャも「マッジョーレ広場」があり
その周辺は中世の街並みが美しい。
「とりあえず、有名な斜塔へ登ろうぜ」
こんな感じで、木製の階段をひたすら登る。
「心臓があぶって、息も絶え絶えです・・・」
日本語ではそんなことを言ってる下野くん。
しかし、共に登る外国のみなさんへは
「I CAN DO IT」と呪文のように繰り返していて
なぜだがウケている。
これが斜塔の上からの景色。
ビルの建設は郊外で中心地は規制をして
中世の街並みを残していることが分かる。
「この知恵が日本にもあったなら
京都あたりはもっともっと魅力ある観光地にとして
世界に君臨できたのにな」
そう思わずにはいられない。
そしてボローニャといえば、これを食べなければ。
「ボロネーゼ!!」
日本で言えば「ミートソース・スパゲッティ」かな。
年季の入ったサービスマンが
僕たち日本のおじさんを気遣って二皿に取り分け
たっぷりとパルメザンチーズをふりかけてくれる。
「いいレストランに入ったね、下野くん」
ネットで評判を調べることも大切だが
そのお店の佇まいで入るか入らないかを決める。
ここも僕らが来た時は誰もいなかったのだが
次第に地元の人々で一杯になる。
「みんな、食事を楽しんでるな〜」
ウチの会場もゲストが到着した瞬間に
「いい感じの式場だね〜」
そう感じてもらえる空間を作らないとね。