札幌にて 2020 2
札幌のホテルから会議をする場所へ向かう道すがら
「コメダ珈琲店」があり、思わず中に入った。
コメダには深い思い出がある。
今となっては名古屋の喫茶店文化を
日本中に広めることに成功したコメダ。
創業は1968年だからかなりの歴史があり
現在は全国に800店舗以上を展開していて
まだまだ成長している。
僕は喫茶店が人口比率でダントツに多い
愛知県育ちで父親が喫茶店好きなこともあり
若い頃から「自称喫茶店マニア」だった。
「カフェめぐりが好きです」
という女性は多いが
「喫茶めぐりが趣味です」
と誰も言わないのが
寂しい今日この頃だ。
ここで思い出したのだが10年ほど前に
「喫茶店が好き」というブログをやっぱりアップしていた。
「喫茶たつあき」をオープンするなどという
アホなことを真剣に書いているし(笑)
で、僕とコメダの思い出話なのだが
故郷の愛知県一宮市でのこと。
どうしても、どうしても
ハウスウェディング事業をしたかった僕は
なんの当てもないのに一宮市に会場をつくろうと決めて
ウロウロしていた。
「結婚式ができる、大きな家はないかな・・・・」
当たり前だが、もしでっかい家があったとしても
人が住んでるから貸してくれるはずがない(笑)
それでも探すあたり
自分でいうのもなんだがアホな行為なんだけど
もしかしたら何かに導かれたような気もする。
で、探し疲れてふらっとコメダに入って
ひとりコーヒーを飲んでいたその時だ!
窓越しに二棟向かい合って建っている
モダンな家を発見した。
どうやら地元の工務店が建てた
住宅展示場らしい。
そこが一号店のルージュブランになったのだから
あそこにコメダがあって、コメダがとにかくゆっくりと
くつろげるお店だったからこそ出会ったのだ。
そして現在に至るまで
コメダのコンセプトは一切ブレていない。
「お客様にくつろいでいただくために
どうすればいいのか」
お店作りもメニュー構成も
これを実現するためにすべてを注ぎ込んでいる。
「名古屋流モーニングも健在だ〜」
久しぶりにコメダでモーニングをして
それが札幌のお店で
コメダが自身のビジネスモデルを磨きぬいている姿勢を
実感することができた。
まさに戦略ストーリーが一貫しているのだ。
ということで札幌から東京に向かいます。