卒業式だけは
普段はほとんどテレビを見ないのだけど
ここ数日はニュース番組や
朝のワイドショーをチェックする日々が続いている。
このままでは会社が倒産するなどの
経済関連のニュースに青ざめ
卒業式が中止になるとの報道に心を痛める。
「なんとかそれぞれの卒業と旅立ちを
どんな形でもいいから祝って欲しい」
みなさんも同じだと思うけど
毎日祈るような気持ちだ。
ブラスもこの時期
学生生活を終えると共に
ブラスのPJ(アルバイト)を卒業するメンバーの
送る会を開催している。
「月末には実施できますように」
これも祈るような気持ちだ。
「人生は想い出づくり」
と言ったのは誰だったか。
そして想い出は
少しぐらい美化してもいいと思う。
「いやいや、年を取るにつれて
もの凄い武勇伝にする人もいますよ〜」(笑)
一筋縄ではいかない人生を
乗り切っていくにはそれも生きる知恵かもしれない。
で、先日東京に住む娘が
学生時代にアルバイトをしていた
とんかつ屋さんに二人で行ってきた。
場所は南阿佐ヶ谷という駅の近くにある
「とんかつ成蔵(なりくら)」
娘がアルバイトをしていたのは
南阿佐ヶ谷に移転する前のお店。
そのお店は高田馬場に今もある
(弟子に任せている)のだが
とにかく人気がありすぎて
一時間以上並ばないと食べられないのだ。
「ウチのとんかつは日本一だよ」
と、当時から娘は自慢気に言っていた。
(実際に食べログでは日本一のとんかつ屋さんです)
移転して完全予約制になったから
晴れてお店に行けることになったのだ。
その上予約した日が休業日だったのに
店主は僕と娘を迎え入れてくださった!
もちろんお店の看板メニューである
「シャ豚ブリアンかつ定食」を食べる。
とんでもなく、美味い!
娘が学生時代にお世話になった
店主とも話しができて
多少のリップサービスはあると思うけど
働きぶりをとても褒めてくださった。
「いい想い出をつくったナ」
目が回るほどの忙しいお店だったから
この経験が自信になっているとのこと。
そしてこうして卒業しても
訪れる関係を築くことも大切だ。
「PJたちが、堂々と戻って来る環境をつくろう」
改めて、そう誓ったのだった。