メルボルンより愛をこめて 2020 その3
全豪オープンシングルス二回戦で
日比野菜緒は激闘の末に敗れた。
世界ランキング20位の選手を相手に
一歩もひかずに激しく打ち合った。
「技術も心も、確実に成長しているぞ!」
負けはしたが得るものも大きかったと
コーチも本人も言った。
テニスプレーヤーは
25歳からが心身ともに脂がのる時。
ここから共に夢を見られるとしたら
テニスファンとしてもスポンサーとしても
これほど幸せなことはない。
そしてもっと強くなれば
いろんな夢が広がる。
あっ、そうなると大阪なおみちゃんのように
大手企業(日清食品やANAなど)が
スポンサーに名乗りを上げて
「ブラスさん、さようなら」
と、なるかもしれないぞ・・・。
「バカ、ブラスも負けずに成長すればいいんだ!」
そんなこんなで今回は幸運に恵まれて
いろんな試合を見て楽しんでいる。
テレビでは主にシングルスしか放映しないが
テニスプレーヤーなら
ダブルスを観戦することも楽しみの一つ。
特に日本のテニススクールや
草テニストーナメントはダブルスが主流だから。
日比野菜緒も二宮マコ選手と組んで
全豪オープンに出ている。
「プレイを楽しんでるね、菜緒ちゃん」
ダブルスをプレイするのが好きだし
得意だと本人も言っているので
是非ともオリンピックに
シングルスとダブルス両方出て欲しいナ。
そうなれば、僕もオリンピック観戦できるし(笑)
王者ジョコビッチに日本人二人が続けて挑んだ。
「二人とも、ボコボコにやられたな・・・」
しかしだ。
ここで錦織以外の男子プレーヤーが
三人も二回戦に進むなんて快挙だと思う。
それに明らかに体格で劣る日本人男子が
技術と戦術を駆使して
大きな相手に挑む姿は感動する。
大坂なおみの敗戦はショックだが
試練はどんなプレーヤーにもあること。
彼女の活躍で日本人の応援ツアーが
格段に増えたし
ナイトマッチ(強い人しか出られません)の
楽しみがあるのも彼女のお陰。
まだまだこれからの選手なのだから
僕らは感謝しつつ応援するのみだ。
そして愛するロジャーフェデラーの三回戦が
ウルトラ幸運にも
なおみちゃんのあとの試合に組まれた!
「ダメだ、さすがのフェデラーも、ここまでか」
時間は深夜1時。
4時間近い激闘の幕切れは
フルセットのスーパータイブレーク
(このあたりの詳しい説明は省きますが)
4−8から逆転しての勝利だ。
伝説になるであろう試合を
間近で見た幸運に感謝しホテルへ帰ったのだった。
PS.
テニスコートの隣を流れる「ヤラ川」
メルボルンの中心地を流れていて
都心にもかかわらず緑が豊かだ。
ブラスのお客様へ。
「冬の新婚旅行の選択肢の中に
ぜひメルボルンを入れてください!」
「Bear Brassという店名で
リバーサイドにレストランを出店してますから!」
というのは嘘ですが
毎年訪れるいいお店ですよ〜。