2019.12
ユニークな経営戦略とは
「独自性のある優れた戦略を実行している
日本の企業を表彰する」
それがポーター賞。
「これは、ウチにピッタリだ!」
数年前から思っていて
マザーズ上場を機に4年前からチャレンジし始めた。
ところが毎年落選し続け
今年はとうとう応募しなかった。
「ブラスは競合他社と差別化した
独自の顧客価値をつくりだし
一貫した戦略を持って成長しているのにな〜」
それを自負しているけど
評価をするのは顧客であり評価機関だから
結果がすべてだと思う。
それでも思い余って素直に
ポーター賞の事務局に問い合わせた。
「どうして、一次審査すら通らないのですか」
「それは結果として業界において
高い収益性を達成していないからです」
これも謙虚に受け入れるしかない。
今年は授賞式を見に行った。
そして幸運にも、この賞の名称の由来であり
競争戦略の世界的権威である
マイケル・ポーター先生の講演を聞くことができた。
「他社に比べてユニークで
しびれる戦略を持つ会社」
今年の受賞企業四社の戦略は
聞いていてワクワクするほど刺激的だった。
特に「ワークマン」
戦略ストーリーの奥深さに膝を叩いた!
とてもとても今から同業他社が
マネをできるレベルではないし
マネをすればするほど大やけどするだろう。
優れた戦略は一朝一夕にできるものではない。
ワークマンさんにしても
優れた戦略の原石を磨きに磨き続けたからこそ
今日の繁栄があるはず。
時間がかかるからこそ
他社の追随を許さない強い感謝になる。
そう思うのです。