2006.6
ドイツより愛をこめてvol.8 決戦の地 カイザースラウステルン
日本代表初戦の場所は
フランクフルトから特急で1時間半
人口約10万人の小都市
カイザースラウテルンだ。
朝7時半。
フランクフルトに駅は
日本代表サムライブルーと
オージーイエローに
占拠されている。
超満員のサポーターを
乗せた列車は
森の中を進んでいく。
カイザー駅から続く
メインストリートと
街の中心地は
早くもジャパニーズと
オージーで一杯だ!
しかも数と勢いで
完全に負けているではないか!
試合開始まで
まだ5時間以上あるのに
すさまじい熱気である。
開場の12時が近づくと
待ちきれないサポーターは
移動を始めた。
駅から坂道をあがっていくと
そこには素晴らしい
ホントに素晴らしいスタジアムが
そびえたっている。
これがスタジアムからの眺めだ!
僕が住む愛知県稲沢市と同じ規模の街に
ブンデスリーガのプロサッカーチームがある。
そして中に入ると
さらに感動は深まった!
観客席とグラウンドが一体となった
サッカー専用スタジアム。
緑の芝生に手が届きそうだ!
これだけで
僕は泣きたくなる。
さすがは100年の歴史を誇る
欧州のフットボール文化だ。
試合開始一時間前。
この興奮をどう表現していいか
わからない。
やや大げさだが
「生きててよかったー」
だろうか。
生きててよかった
と思える瞬間を
一度でも多く味わうこと。
それが充実した人生であり
人間の幸福かもしれない。
選手入場、そして君が代。
照れくさいとか
恥ずかしい気持ちはみじんもない。
すべての観客が
選手と共に歌い
大声で叫ぶ。
体中に
アドレナリンが湧き出てきた時
試合が始まった!
中村俊輔の先制弾で
興奮は頂点に達した!
周りのサポーターと抱き合ってよろこぶ!
そして
あっという間に前半終了。
早い、時の流れがあまりに早すぎる。
これがきっと
全世界の人々を魅了する
サッカーの魔力であり
ワールドカップなのだ!
後半、はっきりと選手の足が重くなる。
「どうした、暑さには強いはずなのに」
オージーは次々と選手を投入してくる。
さらに最高の動きを示していた
坪井選手にアクシデントが起きた。
もう、ただただ声援を送り続けるしかない。
同点ゴール。
逆転ゴール。
追加点。
悲劇は次々と目の前で起きた。
呆然としかいいようにない・・・。
歓喜を爆発させるオージーサポーター。
うなだれて
本当に泣き崩れる日本サポーター。
スタジアムに足を踏み入れた時
感動で泣き
その3時間後に負けて泣いた・・・。
ゆっくり、ゆっくりとスタジアムを後にし
カイザーの街へ歩いた。
言うまでもないが
オージーたちは大騒ぎだ!
負けたジャパンは
ただ見守るのみ。
勝利の美酒に酔う予定だった。
だから帰りの列車は遅い時間を予約した。
苦い敗戦は、人に多くのことを考えさせる。
ただ考えるしかない。
22時、超満員の列車は
フランクフルトの駅に着いた。
僕たちの旅も、もうすぐ終わりです。
明日、日本に帰る。
フランクフルトから特急で1時間半
人口約10万人の小都市
カイザースラウテルンだ。
朝7時半。
フランクフルトに駅は
日本代表サムライブルーと
オージーイエローに
占拠されている。
超満員のサポーターを
乗せた列車は
森の中を進んでいく。
カイザー駅から続く
メインストリートと
街の中心地は
早くもジャパニーズと
オージーで一杯だ!
しかも数と勢いで
完全に負けているではないか!
試合開始まで
まだ5時間以上あるのに
すさまじい熱気である。
開場の12時が近づくと
待ちきれないサポーターは
移動を始めた。
駅から坂道をあがっていくと
そこには素晴らしい
ホントに素晴らしいスタジアムが
そびえたっている。
これがスタジアムからの眺めだ!
僕が住む愛知県稲沢市と同じ規模の街に
ブンデスリーガのプロサッカーチームがある。
そして中に入ると
さらに感動は深まった!
観客席とグラウンドが一体となった
サッカー専用スタジアム。
緑の芝生に手が届きそうだ!
これだけで
僕は泣きたくなる。
さすがは100年の歴史を誇る
欧州のフットボール文化だ。
試合開始一時間前。
この興奮をどう表現していいか
わからない。
やや大げさだが
「生きててよかったー」
だろうか。
生きててよかった
と思える瞬間を
一度でも多く味わうこと。
それが充実した人生であり
人間の幸福かもしれない。
選手入場、そして君が代。
照れくさいとか
恥ずかしい気持ちはみじんもない。
すべての観客が
選手と共に歌い
大声で叫ぶ。
体中に
アドレナリンが湧き出てきた時
試合が始まった!
中村俊輔の先制弾で
興奮は頂点に達した!
周りのサポーターと抱き合ってよろこぶ!
そして
あっという間に前半終了。
早い、時の流れがあまりに早すぎる。
これがきっと
全世界の人々を魅了する
サッカーの魔力であり
ワールドカップなのだ!
後半、はっきりと選手の足が重くなる。
「どうした、暑さには強いはずなのに」
オージーは次々と選手を投入してくる。
さらに最高の動きを示していた
坪井選手にアクシデントが起きた。
もう、ただただ声援を送り続けるしかない。
同点ゴール。
逆転ゴール。
追加点。
悲劇は次々と目の前で起きた。
呆然としかいいようにない・・・。
歓喜を爆発させるオージーサポーター。
うなだれて
本当に泣き崩れる日本サポーター。
スタジアムに足を踏み入れた時
感動で泣き
その3時間後に負けて泣いた・・・。
ゆっくり、ゆっくりとスタジアムを後にし
カイザーの街へ歩いた。
言うまでもないが
オージーたちは大騒ぎだ!
負けたジャパンは
ただ見守るのみ。
勝利の美酒に酔う予定だった。
だから帰りの列車は遅い時間を予約した。
苦い敗戦は、人に多くのことを考えさせる。
ただ考えるしかない。
22時、超満員の列車は
フランクフルトの駅に着いた。
僕たちの旅も、もうすぐ終わりです。
明日、日本に帰る。
コメント一覧 (7)
-
- 2006年06月13日 10:54
- 残念な結果ですね。
あまりにガッカリして仕事が手につきませんよ。トホホ・・・
帰国後の報告を心待ちにしています。
-
- 2006年06月13日 12:26
- 応援お疲れ様でした。
残念です。確かに、後半の動きは
何ともいえませんでした。
もう少し、攻めの姿勢がほしかったです。
しかし、まだ2試合あります。
今回の反省を胸に、頑張ってほしいです!!
-
- 2006年06月13日 14:05
- 応援お疲れさまでした。
臨場感のある文章で、自分もスタンドにいるみたいです。
残念な結果でしたが、開き直って大金星
をあげてほしいですね。
この虚しさを埋めるには勝利あるのみ!
帰国されましたら連絡ください。
お待ちしています。
-
- 2006年06月13日 15:36
- これは筋書きとおりですよ!ジーコジャパン!
最初に勝つと調子に乗るから負けたほうが良いのさ!WBCを思い出せ!1勝1敗1分けで良い。でもクロちゃんもつおいんだよね。
-
- 2006年06月14日 02:49
- 応援、そして長いフライト、お疲れ様でした!!
みんなで前を向いて次も応援しましょう!!!
今できる事はそれしかないですから。。。
-
- 2006年06月14日 22:30
- ドイツ観戦お疲れ様でした。
よしひろさんとやすこさんの結婚式以来、毎日楽しく拝見させて頂いております。 初めてTBさせて頂きます。
あの感動〜悲劇にいられるなんて、
なんて貴重なんでしょう…うまやらしい!!
でもこの戦いで、ジーコや指導者たちが、何を教え、何を教えなかったが良く分かったような気がします。
つまりつらいときに支えとなる、河合社長のようなサポーターまで意気消沈させたことは、やっぱり事前の雰囲気作りがまずいかな〜と、OZファンと比較して思いました。
神様が、何でマジシャンに負けるんだ!!
ブラジルに勝て!!
とても残念です・・・。
でもジャパンは暑さの中プレーして頑張ったんじゃないかと思います。
ただ、勝負の世界は『勝ちか負け』。
結果がすべてです。
今、日本ではどのTV局も負けの試合を放送しています。しかも、
もうワールドカップが終わったように・・・。
まだ2試合”も”ある。
予選通過は他力本願ではなくここでジーコジャパン4年間の集大成を最大限出し切って欲しい。
では、気をつけて帰国下さいね!